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LIFESTYLE 雑学

2023.02.13

「どん底から這い上がる」の意味とは? 特徴やピンチを乗り越える方法、言い換え表現を紹介

 

2:環境を変える

せっかく気持ちを立て直しても、周囲の環境が悪いままだとまた元に戻ってしまう可能性も。今の状況を変えたいと強く思っているなら、思い切って引っ越したり、職場を変えるなどを検討してみるのも一つの方法です。

環境を変えることで気持ちに踏ん切りがついたり、人間関係が変わることで新しい価値観や生き方に触れるたりすることもできるはず。自分自身がよい方向に変わるきっかけになるかもしれません。

3:周囲の人の力を借りる

どん底の状態から一人で抜け出すのは至難の技。解決策が見つからずどうしようもないときは、周囲の人に相談してみましょう。身近な人の方が第三者目線で状況を冷静にみられるため、具体的なアドバイスがもらえることもあるでしょう。周りからの応援で「また頑張ろう」と前向きになれるかもしれません。

どん底から這い上がるの言い換え表現は?

「どん底から這い上がる」のように、最悪な状況を切り抜けるというような意味を持つ言葉はいくつかあります。ここでは、3つの四字熟語について紹介します。

ノートの上に置かれた「CHANGE」と書かれた木製ブロック

1:起死回生

「起死回生(きしかいせい)」とは、「滅びかけているものや、絶望的な状態のものを立ち直らせること」。例えば、廃業寸前の会社を救うために一大プロジェクトを立ち上げるなど、寸前のところで思い切って勝負に出るときなどに使われます。悪い状態からよい状態に回復させる点は、「どん底から這い上がる」と共通しています。

〈例文〉
・社長は生き残りをかけて、起死回生の策を講じた
・○○選手は、起死回生の逆転ホームランを打った

2:捲土重来

「捲土重来」は、「けんどちょうらい」または、「けんどじゅうらい」と読みます。意味は、「物事に一度失敗した者が、非常な勢いで盛り返すこと」。「捲土」は土煙をあげるほど激しい様子、「重来」は、一度去った者が再びやってくることを意味します。次は必ず成功してみせる! というような、猛烈な意気込みが感じられる四字熟語です。

〈例文〉
・猛練習を積んで捲土重来を期する
・前回の失敗を踏まえ、今回は捲土重来を果たすことができた

3:臥薪嘗胆

「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」とは、「目的を遂げるために苦心し、努力を重ねること」。中国の歴史書『史記』に由来のある故事成語です。中国の春秋時代、呉の国の王 夫差(ふさ)は父の仇である匂践(こうせん)を打とうとして、いつも薪の上に寝て身を苦しめていたというエピソードが記されています。

辛い状況にあっても、自分の身に鞭を打って乗り越えようとするさまが似ています。

〈例文〉
・兄は臥薪嘗胆の末に司法試験に合格した
・彼は臥薪嘗胆5年の末に研究を成功させた

最後に

「どん底から這い上がる」とは、最悪な状況を乗り越えるということ。恋人や仕事など、大切な何かを失うのは辛いもの。しかし、何もかも失った状況だからこそ、自分にとって何が必要なのか見えてくることもあるはず。「今が一番最悪な状況だから、あとは上に上がるだけ」と考えて、一歩ずつ前に進んで行けたらよいですね。

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