5.試し撃ち
銃身の先端から発射棒に、1本の輪ゴム(赤)をかけます。グリップを握って、トリガーを指で引くと、輪ゴムが前に飛び出します。
ポイント:撃つときの注意
人や動物に向けて撃ってはいけません。なにもない方向に向けて撃つようにします。2人以上で遊ぶ場合は、撃つ時間と、撃った輪ゴムを拾いに行く時間を分けると、混乱しません。
ポイント:調整
うまく飛ばないときは、次の点を確認してください。
■トリガーの位置
トリガーとグリップの位置が近すぎると、傾きが弱く、発射されません。手が小さい子供によくあるので、トリガーの位置は離して、両手で構えるとよいでしょう。または、トリガーの長さを短く切ってもOK。
■輪ゴムをかける場所を間違えている
発射棒より後ろのグリップ部分に輪ゴムをかけてしまうと、飛ばないので注意です。
連射式への発展
単射式が飛ぶようになったら、次は連射式へ発展させます。
1.トリガーの調整
トリガーを一旦はずし、銃身に対して直角になるように固定し直します。
単射式は輪ゴムを前方部分にセットしましたが、連射式は前後共にゴムがかかります。真っ直ぐに固定して、輪ゴムをセットできるように調整します。
2.連射用輪ゴムをセットする
輪ゴムの1本目(赤)は、通常通りセットします。
2本目(緑)は、トリガーから後方に向かい、グリップの下部にかけてください。これが、ストッパーの役目を担います。
3本目(赤)は前から、4本目(緑)は後ろへと、順番にセットします。最後に前方から(赤)の輪ゴムをセットし、(緑)のストッパーで止めて、完了です。
慣れてくると、ゴムを増やすこともできるので、チャレンジしてください。
3.試し打ち
(緑)のストッパーを外したら、これまで通りトリガーを指で引いて輪ゴム(赤)を飛ばします。その次の(緑)もストッパーなので外し、その次の(赤)の発射準備に入ります。
輪ゴムが全部なくなるまで、続けて連射してください。
ポイント:調整
連射式の難しい点は、トリガーの角度です。輪ゴムが前方に向かってうまく飛ぶか、外れてしまうかを左右します。「どうしたら、うまく飛ばせるのか? 」が命題になるので、工夫を凝らしてください。何度でも作り直せるので、答えを探しながら工作の醍醐味を味わってください。
工作こそ、大胆な失敗ができる場面
単射式、連射式の割り箸鉄砲は、うまく飛ばすことができたでしょうか。小さな子供のたどたどしい手の動きには、思わず手伝いたくなりますが、工作こそ失敗ができる場面です。大胆に失敗することを、おおいに励ましてあげてください。繰り返すうちに、立派な割り箸鉄砲が仕上がるでしょう。
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