今気になる! イタリア生まれの“アート系教育法”
“美術を通し、想像力を磨いて自己表現力を高める”。イタリア北部のとある都市で誕生した、「今世界で最も前衛的な教育方法」とも呼ばれるレッジョ・エミリア・アプローチ。その教育方針が指す通り、主軸として考えられているのはアートとの関わり。近年では、Googleやディズニーなどの世界的な有名企業の企業内幼稚園などで導入されたことでも話題になっていますが、先日この教育理念を取り入れた子ども向けアートワークショップに4歳の娘と参加しました。
原宿のワークスペースで不定期で行われるw.a.y.sさんのワークショップテーマは、ずばり「“遊び”に間違いはない」。よっぽどの危ないことでない限りは子ども自身の感性に任せた遊び方で楽しむのが大事、という方針が印象的で、以前から気になっていました。
今回のテーマは“秋”。木切れや松ぼっくり、絵の具などの画材がずらりと並び、子ども達はこれらを自由に使って遊ぶことが出来ます。
「スタート!」の声とともに、一斉に思い思いの気になるアイテムで遊び始める子ども達。汚れてもよい服装で参加するルールなので、普段は出来ないような大胆な遊びも今日限りは解禁! 思う存分押し出した絵の具を素手で触って感触を楽しんだり、全身で転がってみたり。どの子ものびのびと楽しそうです。
肝心の我が子はというと、普段から手足が汚れるのを嫌がるタイプだからか最初はなかなか絵の具遊びに参戦せず…。でも“遊び”は自由!プロジェクターに投影された葉っぱの影を動かしたり、ペンでなぞってみたりと、マイペースに黙々と楽しんでいる様子でした。
最後はついに絵の具でペタリ!
毎回テーマも扱う材料も異なるこちらのワークショップ。実際にこの教育法が取り入れられている保育園や幼稚園は日本にはまだ少ないようですので、一度体験してみたい!という方は足を運んでみてもよいかもしれませんね。
Domanist
杉本緑
1児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:https://www.instagram.com/green_sgmt/
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