Contents
【目次】
おきあがりこぼしとは?効果や選び方も紹介
おなじみのおもちゃである「おきあがりこぼし」。おきあがりこぼしの特徴を踏まえ、赤ちゃんの成長に期待できる効果や選び方を解説します。
新生児から使える昔ながらのおもちゃ
おきあがりこぼしは、だるまやボールのような形をした昔ながらのおもちゃです。底面部分に重りがあるため、どの方向から力を加えても、一度倒れた後に起き上がります。
倒して起き上がる動きや音を楽しむおもちゃなので、大人が揺らしてあげれば、新生児でも楽しめるはずです。おきあがりこぼしの種類は幅広く、ラトル・プロペラ・歯固めといった、赤ちゃんの興味を引き出す仕掛けつきのアイテムも販売されています。
なお、「起き上がり小法師」は福島県会津地方に伝わる伝統的な工芸品でもあります。失敗しても立ち上がる「七転び八起き」などの意味が込められた縁起物で、棚などに飾る小さな置物です。
赤ちゃんの成長へのよい影響が期待できる
おきあがりこぼしは、赤ちゃんの成長への影響が期待される「知育おもちゃ」としても遊べるといわれています。特に0歳頃の時期における聴覚や追視(ものを目で追うこと)・手の動き・寝返りといった運動面の成長にも、役立つと考えられます。
生後0~2か月頃の赤ちゃんには、親が揺らしてあげて、おきあがりこぼしの音・動きに触れさせるとよいでしょう。赤ちゃんの耳は、妊娠後期頃から少しずつ聞こえるようになるといわれるので、新生児の耳にも少なからず、おきあがりこぼしの音色が届いていると考えられるからです。
また、ゆらゆらと揺れる動きは、生後2〜3か月頃から始まる追視のトレーニングにも適しているといえます。個人差はありますが、生後3〜4か月頃はものをつかみ始める時期なので、押す・つかむといった手の動きを学ぶ機会となり得るでしょう。
生後7か月頃からは、おきあがりこぼしを少し遠くに置き、寝返り・はいはいを促してみるのもおすすめです。
選ぶポイントは素材・音の種類・デザイン
おもちゃとして使われるおきあがりこぼしの主な素材は、プラスチック・布の2種類です。プラスチック製は丈夫で水にも強く、汚れても拭き取りやすいのが特徴です。一方で、布製はやわらかいため、落としたときの本体・床などへの衝撃も少なく済みます。また、洗濯可能なアイテムが多いのもメリット。
揺らすことで鳴る音の種類は、鈴やチャイムといったやさしい音色がおすすめです。大きい音は赤ちゃんが驚いたり不快に感じたりする可能性があるからです。
より赤ちゃんの興味を引くためには、色のコントラストや、動物・人気キャラクターが施されたデザインも欠かせません。まだ0.02ほどの視力しかないとされる新生児でも、ブラック・レッドのようなはっきりとした色は認識しやすい傾向にあるといわれています。
新生児から使えるおきあがりこぼし
シンプルな仕組みのおきあがりこぼしは、新生児とのコミュニケーションに役立つアイテムです。まずは、新生児から使えるおきあがりこぼしをピックアップして紹介します。
ムーミンベビー「おきあがり・ムックリ」
高さ約20cmのおきあがりこぼしは、赤ちゃんが揺らしやすいたまご型の設計です。やさしい音色が特徴で、ひとつずつ職人が手づくりした日本製。ムーミンのキャラクターが描かれた柄は「りんごの森」「ピクニック」の2種類から選べます。
りんごの森はイエローを基調とし、果物・木・ハンモックなどが描かれたデザインです。一方でピクニックはピンクを使ったやさしい色合いながら、花・雲・レジャーシートがくっきりと浮かび上がります。下部にはダイヤ形の凹凸があり、触り心地からも赤ちゃんの好奇心を刺激してくれます。
樹脂でつくられているため、汚れたら水拭きできるのもポイントです。
商品名:ムーミンベビー「おきあがり・ムックリ」
トイローヤル「くまのヒーリングポロン」
揺らすとやさしいチャイムの音色が鳴る商品の上部には、くまの人形がついています。取り外せる人形は、ラトルとしても使える上に、手洗いも可能です。
透明の球体はもちろん、内部の筒型部分にも猿や蝶々などかわいらしいイラストが描かれています。本体を動かすと、音色と同時にイラストがキラキラと光ります。
軽量で好きな場所へ持ち運んで使えるのもポイント。本体はABS樹脂が使われており、水に強いのも特徴です。赤ちゃんの汗・よだれで汚れた場合も、水を含ませた布などで手入れできます。
商品名:トイローヤル「くまのヒーリングポロン」
生後3か月以上から使えるおきあがりこぼし
赤ちゃんの興味が広がりやすい生後3か月以上からは、機能性のあるおきあがりこぼしがぴったりです。揺らして遊ぶ以外の機能がついた、おきあがりこぼしを2点紹介します。
コンビ「くるくるゆらリン2」
くまの形のかわいいデザインが特徴的。くまのおなか部分にプロペラがあり、揺らすと同時にくるくると回転します。やさしい音色とプロペラの動きを楽しめるため、おもちゃに興味を持ち始めた赤ちゃんにもぴったりです。
全体的に丸いフォルムで角が少なく、赤ちゃんがけがをしにくい設計。プロペラへの興味をきっかけに、寝返りへと促してみるのもおすすめです。ライトブラウンとホワイト、イエローに、カラフルなラインと星のデザインもキュート。
商品名:コンビ「くるくるゆらリン2」
タイガートライブ「おきあがりこぼし ころりんコアラちゃん」
オーストラリア発の、グレーを基調としたコアラ型のおきあがりこぼしです。揺らすと同時に「コロンコロン」とやさしい音色が響きます。音色に合わせてうなずくコアラの動きが、赤ちゃんの好奇心をくすぐるでしょう。
耳の部分にはやわらかな素材が使われているので、歯固めとしても。約13×11cmのおきあがりこぼしは、圧迫感が少なく、赤ちゃんでも扱いやすいサイズになっています。
商品名:タイガートライブ「おきあがりこぼし ころりんコアラちゃん」
生後6か月以上から使えるおきあがりこぼし
生後6か月以上からは、浴室・リビング・寝室など、使う場所を選ばないおきあがりこぼしもおすすめです。見た目もかわいいおきあがりこぼしは、赤ちゃんのひとり遊びにも向いています。
ジョイパレット「それいけ!アンパンマン おへやでもおふろでも!ゆらぷかミニローリーセット」
部屋と浴室の両方で遊べる、2WAYタイプのおきあがりこぼしです。子供に人気のキャラクター、アンパンマンとばいきんまんの2体が入っているので、親子で人形遊びも楽しめそう。湯船ではぷかぷかと浮くため、電池を使わなくても楽しい時間を過ごせます。
高さ約8cmで、赤ちゃんの手でもつかみやすく、安全性に配慮された角の少ないデザインが特徴です。コントラストの効いた配色もポイント。
商品名:ジョイパレット「それいけ!アンパンマン おへやでもおふろでも!ゆらぷかミニローリーセット」
RODY「スイングロディ」
馬をモチーフにしたロディのシックなグレーのおきあがりこぼし。どのような部屋にもなじむ、シンプルなおきあがりこぼしです。揺らすと聞こえる「ポロンポロン」というオルゴール音には、職人の技が詰まっています。
ABS樹脂・綿・ポリエステルを使用した本体は、手入れがしやすいのも特徴です。カバーは取り外し・手洗いに対応しているので、清潔さを保てます。また、ファスナーのつまみ部分をポケットに収納することができるのもポイントです。
商品名:RODY「スイングロディ」
ハペ「おきあがりペンギン」
水色を基調にしたペンギンのおきあがりこぼしは、赤ちゃんがつかみやすいひょうたん型です。羽部分も丸みがあり、赤ちゃんがつかんでも、けがをしにくいよう配慮されています。高さは約12.5cmと、大きすぎず小さすぎることのないサイズ感。
下部分は木を生かしたデザインで、「Hape」とブランドロゴがプリントされているのもポイント。カラフルながらコントラストの効いたデザインは、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれそうです。
商品名:ハペ「おきあがりペンギン」
やわらかな布製のおきあがりこぼし
布製のおきあがりこぼしは、ボールのような丸いフォルムや、やわらかな手触りが特徴的です。手入れがしやすく、おしゃれな雰囲気の布製おきあがりこぼしを紹介します。
アナノカフェ「ベビーおきあがりこぼし」
日本のアーティストがイラスト・デザインなどを手がけている、ナチュラルな雰囲気のおきあがりこぼしです。上部についたマスコットはくま・うさぎの2種類があり、揺らすと同時に鈴の音色がやさしく響きます。ドット・ストライプ・無地を組み合わせたパッチワークのようなデザインがおしゃれです。
綿・ポリエステルを組み合わせた素材が使われ、水洗い(手洗い)が可能。赤ちゃんが心地よく遊べるよう、やわらかな素材で肌当たりにも配慮しています。中央部分に入ったロゴマークがおしゃれで、こだわりの詰まった日本製です。
商品名:アナノカフェ「ベビーおきあがりこぼし」
アンパサンド「ベビー布製おきあがりこぼし」
カップケーキのようなデザインがかわいいおきあがりこぼしは、アイボリー・ピンクの2色から選べます。高さ約12cmで赤ちゃんの手にもなじみやすく、揺らすとやさしい鈴の音色が聞こえます。
トイズファー・ポリエステルを組み合わせた布素材はやわらかく、落としたときの衝撃が少なく済むのもポイントです。また、赤ちゃんの手が触れやすい上部は、もこもこのあたたかい雰囲気をまとっています。
上部についたマスコットの動物は、アイボリーがくま、ピンクはうさぎです。丸みのあるマスコットは赤ちゃんがつかみやすく、おきあがりこぼしを動かす際にも役立ちます。おしゃれなおきあがりこぼしなので、赤ちゃんが成長した後に、インテリアとして飾るのも素敵。
商品名:アンパサンド「ベビー布製おきあがりこぼし」
フェーン「ローリーポリー・ラビット」
1949年に誕生したドイツのフェーン社は、幼い子供向けのぬいぐるみを手がけるブランドです。安全性にも力を入れており、製品はすべてスリランカの自社工場でつくっています。
淡いグレー・ピンクが特徴的なうさぎのおきあがりこぼしは、高さが約20cmと赤ちゃんが抱っこしやすいサイズになっています。丸みのあるデザインなので、ぬいぐるみのように持ち運べるのもポイントです。揺らすと鈴の音色がかわいらしく響き、比較的長く愛用できるアイテムです。
商品名:フェーン「ローリーポリー・ラビット」
▼あわせて読みたい