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2023.05.21

簡単にできる割り箸工作テクニック|子供の「作りたい!」を形にする方法【専門家監修】

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板状にして組み立てる

割り箸を並べて固定し、必要な大きさの板を作ります。割り箸の細い方、太い方を交互に組み合わせるのがポイントです。

固定には水性ボンドを使います。その際はクリアファイルなどを下に敷いておくと、机がベタベタにならず、移動もスムーズにできるので便利。きれいな仕上がりにもつながります。ラップを利用してもOK。

重りをのせて一晩しっかりと乾かせば、家の壁や、屋根などに使える材料ができ上がります。

クリアファイルの上に、並べた割り箸、ハサミ、ボンドが置いてある写真

板同士を組み立てる際には、グルーガンを使用します。火傷にはくれぐれも気をつけながら、創意工夫の時間を楽しんでください。

割り箸を並べて作った板、設計図が描かれた紙、ボンド・定規・ハサミが並んでいる写真

低学年向け:割り箸工作2種類

ここまで紹介したテクニックを使い、低学年の子供でもひとりで作れる工作を2つ挙げます。未就学の子供は、大人が手伝ってあげてください。

ブランコ

ブランコの動く機構は、材料と工夫次第でさまざまな作り方ができます。ここでは、子供だけの手で作れるよう、モールを使って作る方法を紹介。割り箸にあらかじめマスキングテープを巻いておくと、かわいい仕上がりになります。

割り箸で作ったブランコに紙でできた人形が乗っている写真

材料と道具

・割り箸 2膳
・輪ゴム 2本
・モールまたは針金 1本
・はさみ
・水性ボンド
・マスキングテープ

作り方

【1】割ってから半分の長さにカットした割り箸を、5本用意します。マスキングテープで飾る場合は、ここで巻いてください。

【2】ブランコの脚になる部分を作ります。割り箸を輪ゴムで連結して、2脚作ります。

半分に折った割り箸2本の端を交差させ、ピンクの輪ゴムで固定したものが2セット並んだ写真

【3】脚の上部を、残りの割り箸でつなぎ、立ち上げます。ブランコの枠ができました。

先ほどつくった2本の脚の交差させた方を上にして立たせ、交差させた間の部分に半分に折った割り箸を乗せて2つの脚をつなげた写真

【4】次にブランコをつるす部分を、モールで作ります。作った枠にぶら下がるようにモールの長さを調節し、折り曲げてください。

【5】続いて、ブランコに使う板を作ります。割ってから3.5㎝にカットした割り箸を3本用意し、板状にボンドで貼り合わせて乾かします。乾いたら、マスキングテープを使ってモールに固定してください。

先ほど2本の脚の間に固定した割り箸に、モールと割り箸で作ったブランコを吊り下げた写真

【6】最後に、モールの上部を曲げて【2】の枠につり下げれば完成です。

割り箸で作るかご

次はかごです。短く切った割り箸を、順番に重ねていくだけで、かごに仕上がります。少々重なりがズレていても、達成感がある工作です。

割り箸4本で作った四角形を積み重ねて作ったカゴの写真 1番下は四角形の向き、その次はダイヤ型の向きに置き、それを交互に重ねている

材料と道具

・割り箸 2~5膳程
・厚紙または段ボール
・はさみ
・水性ボンド

作り方

【1】厚紙を直径6~7cmの円形に切り抜いて、底板を作ります。

【2】割ってから3cmにカットした割り箸をたくさん用意して、順番に積み上げていきます。ひとつずつボンドで固定してください。

4本の割り箸で作った四角形を重ねてカゴを作っている途中の写真 上から見た図

【3】最後に、薄めの絵の具で染めるように色をつけるとかわいい仕上がりに。

最後に

割り箸工作に役立つ道具や、簡単なテクニックを紹介しました。基本の動作を教えてあげると、子供自身が作りたいものを進んで作ることができます。小さなものから始め、大きなものへ進むとスムーズです。楽しい工作の時間を、見守ってあげてください。

平安装束を着たプロフィールイラスト

執筆

もぱ

美大で彫刻を専攻後、色彩心理を学ぶ。長年、子ども向け造形教室にスタッフとして従事しながら、現在はオーダーメイドの訪問指導も。伝承玩具の工作に詳しい。ライター所属:京都メディアライン

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