板状にして組み立てる
割り箸を並べて固定し、必要な大きさの板を作ります。割り箸の細い方、太い方を交互に組み合わせるのがポイントです。
固定には水性ボンドを使います。その際はクリアファイルなどを下に敷いておくと、机がベタベタにならず、移動もスムーズにできるので便利。きれいな仕上がりにもつながります。ラップを利用してもOK。
重りをのせて一晩しっかりと乾かせば、家の壁や、屋根などに使える材料ができ上がります。
板同士を組み立てる際には、グルーガンを使用します。火傷にはくれぐれも気をつけながら、創意工夫の時間を楽しんでください。
低学年向け:割り箸工作2種類
ここまで紹介したテクニックを使い、低学年の子供でもひとりで作れる工作を2つ挙げます。未就学の子供は、大人が手伝ってあげてください。
ブランコ
ブランコの動く機構は、材料と工夫次第でさまざまな作り方ができます。ここでは、子供だけの手で作れるよう、モールを使って作る方法を紹介。割り箸にあらかじめマスキングテープを巻いておくと、かわいい仕上がりになります。
材料と道具
・割り箸 2膳
・輪ゴム 2本
・モールまたは針金 1本
・はさみ
・水性ボンド
・マスキングテープ
作り方
【1】割ってから半分の長さにカットした割り箸を、5本用意します。マスキングテープで飾る場合は、ここで巻いてください。
【2】ブランコの脚になる部分を作ります。割り箸を輪ゴムで連結して、2脚作ります。
【3】脚の上部を、残りの割り箸でつなぎ、立ち上げます。ブランコの枠ができました。
【4】次にブランコをつるす部分を、モールで作ります。作った枠にぶら下がるようにモールの長さを調節し、折り曲げてください。
【5】続いて、ブランコに使う板を作ります。割ってから3.5㎝にカットした割り箸を3本用意し、板状にボンドで貼り合わせて乾かします。乾いたら、マスキングテープを使ってモールに固定してください。
【6】最後に、モールの上部を曲げて【2】の枠につり下げれば完成です。
割り箸で作るかご
次はかごです。短く切った割り箸を、順番に重ねていくだけで、かごに仕上がります。少々重なりがズレていても、達成感がある工作です。
材料と道具
・割り箸 2~5膳程
・厚紙または段ボール
・はさみ
・水性ボンド
作り方
【1】厚紙を直径6~7cmの円形に切り抜いて、底板を作ります。
【2】割ってから3cmにカットした割り箸をたくさん用意して、順番に積み上げていきます。ひとつずつボンドで固定してください。
【3】最後に、薄めの絵の具で染めるように色をつけるとかわいい仕上がりに。
最後に
割り箸工作に役立つ道具や、簡単なテクニックを紹介しました。基本の動作を教えてあげると、子供自身が作りたいものを進んで作ることができます。小さなものから始め、大きなものへ進むとスムーズです。楽しい工作の時間を、見守ってあげてください。
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