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2023.05.01

粘土遊びに期待できる効果は?種類や年齢別の遊び方のアイデアも紹介

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手を使って好きな形をつくる粘土は、子供の力でも楽しく遊べるアイテムです。手先の感覚を鍛えたり、集中力を身につけたりと、粘土遊びにはさまざまなメリットも。素材ごとの粘土の特徴やおすすめのアイテム、年齢ごとに適した遊び方を解説します。

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粘土遊びに期待できる効果って?

粘土をこねて好きな形をつくる粘土遊びは、小さな子供でもチャレンジできる遊びのひとつです。子供に粘土遊びをさせるメリットや、期待できる効果を紹介します。

赤やオレンジ、緑、青、黄緑、黄色の粘土を丸めて遊ぶ子供の手元のイメージ写真

手指を使う練習になる

粘土にはある程度の固さがあるため、両手の全体を使ってこねる必要があります。ほかにも丸めたりちぎったりと、粘土を好きな形に成形しながら、さまざまな手の動きをするのが特徴です。

力加減に気をつけながら指先を動かすことで、手を上手に動かすコツをつかむ練習になるのがメリット。粘土遊びに熱中しているうちに、自然と手先の器用さを育めるでしょう。

粘土の独特な感触を楽しみながら、細かい部分をつまんだり、細く薄く伸ばしたりすることで、指先の感覚を養えるといえます。

創造性・発想力を高めてくれる

粘土の塊から、子供の自由な発想で好きな形を生み出せるのも、粘土遊びの魅力です。粘土は子供でも扱いやすい素材なので、頭に浮かんだイメージをすぐに反映させられます。

「次は何をつくろうかな」と考えているうちに、子供の創造性が育まれるのもポイント。自分がイメージするものを形として表現できるため、発想力を深めることにもつながります。

上達してくると、次々と新しい作品をつくりたくなるかもしれません。完成した作品について、親子で「これは何かな?」と話し合ってみるのもおすすめです。

集中力の向上にも役立つ

丸い粘土をこねて、自分が思った通りの形をつくるまでには時間がかかります。一生懸命没頭して作業をしているうちに、自然と集中力が鍛えられるのも大きなメリットです。

粘土は簡単に形を変えられるので、つくっているうちに「ここはこうしよう」と新しい発想が出てくることも珍しくありません。作品を仕上げようと、夢中になって長時間粘土をこねていることもあるでしょう。

粘土遊びに没頭することで、目の前の作業に集中する力の向上と、作品を完成させる達成感を味わえます。子供によっては、粘土をこねるのに没頭しているうちに、気持ちを落ち着かせることが期待できるとも考えられています。

選択肢が豊富にある粘土の種類

ひと口に子供用の粘土といっても、使われている素材は多岐にわたっています。軽さや安全性など、素材ごとの特徴を見ていきましょう。

四角いカラフルな粘土が一面にならんでいるイメージ写真

小麦・米など食品由来の粘土

小麦や米、寒天といった食品由来の素材からつくられた粘土の、それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。

小麦粉を使った粘土

《メリット》
・やわらかく、小さな子供でも扱いやすい
・こねるのが簡単なので、色付きの粘土を混色しやすい

《デメリット》
・乾燥しやすく、密閉容器に入れて保管する必要がある

米を使った粘土

《メリット》
・アレルギーの心配が少ない
・乾きにくいため保管しやすい

《デメリット》
・小麦に比べ値段が高い傾向にある

寒天を使った粘土

《メリット》
・やわらかい手触りで伸びがよく、こねやすい
・べたつきにくく、周りのものにくっつきにくい

ただし、食品由来といっても食べものではないため、子供が粘土を口に入れないよう注意しましょう。

参考:よくあるご質問:かんてんネンドについて ボーネルンド オンラインショップ。世界中の知育玩具など、あそび道具がたくさん。0歳からのお子様へのプレゼントにも。

定番から使い勝手がよい素材の粘土まで

ポピュラーな粘土の素材といえば、油粘土や紙粘土などが一般的です。ミツロウやシリコンなど、使い勝手のよいアイテムもあわせて紹介します。

紙粘土

《メリット》
・軽量で子供でも扱いやすい
・入手しやすい

《デメリット》
・乾燥すると小さくなる

油粘土

《メリット》
・乾燥しにくいので繰り返し使える

《デメリット》
・においが気になる場合がある
・こねていると油で手がべたつきやすい

ミツロウ粘土

《メリット》
・独特の透明感を持つ
・香りがよく、べたつきにくい

《デメリット》
・比較的固めでこねにくい

シリコン粘土

《メリット》
・アレルギーの心配が少ない
・オーブンなどで焼くと固まる

思い切り遊べるおすすめ粘土4選

子供用の粘土には、色を塗って遊べる単色のものと、もとから色が付いたものがあります。さまざまな素材でできた、おすすめのアイテムを4つ紹介します。

青い粘土を丸めている子供の手元のイメージ写真

アガツマ「ねんDo!ねんどパステル12色セット」

スイーツのような淡い色味がかわいらしい12色セットの粘土です。やわらかい小麦粘土なので、小さな子供の力でも無理なくこねられます。

各色約30gずつ入っており、1度で使い切りやすいサイズなのもうれしいポイント。1本ずつ袋に分けて密閉されているため、粘土の表面が乾きにくくなっています。

対象年齢は3歳からとなっており、初めてチャレンジする粘土としてもぴったりです。ケーキやスイーツをつくったり、動物をつくったりと、色を組み合わせながら遊ぶのに適しています。

アガツマ ねんDo!ねんどパステル12色セット パッケージ写真

商品名:アガツマ「ねんDo!ねんどパステル12色セット」

ボーネルンド「かんてんネンドStudio 8色セット」

寒天素材を使用した、鮮やかな色味が目を引く8色セットの粘土。寒天粘土は固めの感触ですが、こねているうちに手から体温が伝わり、次第にやわらかくなっていくのが特徴です。

保水性に優れており、長時間遊んでいても、なめらかな状態をキープしやすくなっています。手やテーブルにくっつきにくいため、粘土板などを敷かなくても汚れにくいのがメリットです。

寒天ならではの、もちもちとした感触も楽しめます。対象年齢は2歳頃からで、触り心地を楽しんだり色を混ぜたりして遊ぶのもおすすめです。

ボーネルンド かんてんネンドStudio 8色セット 商品写真

商品名:ボーネルンド「かんてんネンドStudio 8色セット」

エジソンママ「シリコンねんど4色+1」

ベビー用品の素材としてもよく利用される、シリコンからつくられた粘土です。乾燥しにくいのがメリットで、繰り返し遊べるだけでなく、長時間放置しても固まりにい仕様となっています。

水に強いため、できあがった作品をお風呂やプールに入れて遊ぶことも可能。ケース付きの粘土4色に加えて、黒い粘土がセットになっており、バリエーション豊かなモチーフがつくれます。

完成した作品をオーブンで焼くことで、しっかりと固まるのもシリコン粘土の特徴です。付属の粘土焼きシートを利用すれば、お気に入りの作品をきれいな形で保存できます。対象年齢は3歳頃からです。

エジソンママ シリコンねんど4色+1セット パッケージ正面写真

商品名:エジソンママ「シリコンねんど4色+1」

昭和教材「[森のともだち]ケース入り・ヘラ付き」

たっぷり使える約750gの油粘土に、ケースとヘラが付いています。森の風景と動物たちがプリントされた粘土ケースは、丈夫な樹脂製なので落としても割れにくく、子供でも扱いやすい仕様です。

ほどよい固さで、できあがった作品にはコシが出るように工夫されているのもポイント。ヘラで粘土を切ったり、整えたりすることで、細かい部分もきれいに仕上げられます。

保存しやすいケース付きなので、長く使えるアイテムがほしい人にも適しています。

森のともだち ケース入り・ヘラ付き 商品写真

商品名:昭和教材「[森のともだち]ケース入り・ヘラ付き」

「年齢別」粘土遊びのアイデアを紹介

子供の年齢によっても、粘土での遊び方は異なります。子供が無理なく楽しめるよう、年齢に合った遊び方をそれぞれ紹介します。

紙粘土でつくった魚を割り箸で釣って遊ぶ手元のイメージ写真

「1歳」初めての粘土遊びは感触を楽しむ

1歳頃の小さな子供は、まだ指先を上手に動かすことが難しく、作品をつくるというよりも、直接粘土に触って感触を味わうだけでも十分楽しめます。

粘土を手でこねたり、指先でちぎったりと、形が変わるだけでも満足感を得られるはずです。また、粘土に手を置いて手形を取ったり、型抜きなどを用いて丸や三角の形をつくったりすれば、「ものの形をつくる」という楽しさを感じられるかもしれません。

小さなうちは粘土を飲み込まないよう、保護者が見守りながら遊ばせる必要があります。見守るだけでなく、一緒に粘土に触って、丸めたりこねたりと遊び方の見本を見せてあげると、より一層楽しんでくれるでしょう。

「2歳・3歳」ごっこ遊びに挑戦

2~3歳頃になると、次第に自分の好きな形で粘土遊びができるようになります。何をつくるかなかなか決まらないときには、大人が「これをつくってみたらどうかな?」と提案するのもひとつの方法です。

作品が完成したら、子供がつくったものを使って一緒に遊ぶのもおすすめです。おままごとをしたり、お店屋さんごっこをしたりと、遊びを通して親子の絆も深まります。

まだ形を上手につくるのが難しいと感じたら、型付きの粘土板や抜き型が便利です。色付きの粘土を混ぜて遊ぶことも、自然に色や形について学べる機会となります。

「4歳・5歳」粘土で作品をつくる

4~5歳頃になると、一般的にヘラなどの道具を使えるようになってきます。ヘラや棒を使って粘土遊びをすることで、それまでよりも本格的な作品をつくれるようになります。

子供が成長するとともに、指先も器用になってくるもの。道具を使うだけでなく、粘土に色を塗ったり混色したりと、遊び方も広がります。

「実際にあるものをつくってみたい」という創作意欲が湧いてくるケースもあるので、家にある車のおもちゃや、実際のフルーツなど、モデルとなりそうなものを提案してあげるのもおすすめです。

粘土遊びをするときの注意点

子供に粘土遊びをさせるときは、見守り方にも注意が必要です。後片づけも含めて、粘土遊びで気をつけたいポイントについて解説します。

ヘラを使って粘土遊びをする子供の手元のイメージ写真

横から口を出しすぎないよう見守りに徹する

粘土遊びに限りませんが、子供が遊んでいるところに干渉しすぎるのはNGです。「こうした方がいいよ」「ここはこうしなきゃ」と口を出したくなるものですが、子供の自由な発想を伸ばすためにも、のびのびと自由につくらせるのがおすすめです。

最初のうちはきれいな形ができなかったとしても、子供のつくりたいように遊ばせましょう。口を挟みすぎてしまうと、子供の集中力や創作意欲などの妨げになる可能性があるからです。

ただし、小さな子供の場合、小さく丸めた粘土を誤飲してしまう危険性があります。子供が粘土遊びをするときは、好きなように遊ばせつつも、しっかりと見守ってあげることが大切です。商品の対象年齢なども確認しましょう。

参考:STOP!子どもの「窒息・誤飲」|東京消防庁救急相談センター

汚れても後片づけしやすい環境を用意する

粘土遊びをしていると、手が汚れやすいだけでなく、テーブルや床など周囲にも粘土がついてしまう恐れがあります。遊び終わったらスムーズに掃除できるよう、粘土板を用意するのがおすすめです。

また、粘土板の下や机の下にビニールや新聞紙などを敷いておくと、より片づけやすくなります。遊ぶ前に環境を整えておくことで、掃除の手間も省けます。

粘土はやわらかいので、床に落ちて踏んでしまうと取れにくくなってしまいます。また、子供の爪の間に粘土が残ってしまう場合もあるので、遊び終わった後は指先までしっかり洗うようにしましょう。

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