赤ちゃんの手形を取るタイミング
赤ちゃんの生誕記念や成長の記録に、手形を残しておきたいと考えているパパやママは多いでしょう。手形を取るタイミングとしては、成長の節目となる記念日がおすすめです。記念日ごとに手形を残しておけば、大きくなったときに大きさを比べて成長を感じることができます。
おすすめは命名式から複数回
はじめて赤ちゃんの手形を取る記念日として多く選ばれるのは、家族や親戚に名前をお披露目する命名式の日。命名式は、生後7日目を無事に迎えられたことに感謝し、これからの健やかな成長を願う「お七夜」のイベントのひとつです。
その後は、「お食い初め」や6カ月目の「ハーフバースデー」「生後100日目」、1歳を迎える「誕生日」などにも手形を取りお祝いするケースが多く見られます。節目となる記念日は家族が集まり皆でお祝いできるため、記憶にも残りやすくより思い出深い1日となるでしょう。手形を取る時期に大きな決まりはありません。家庭内で特別な記念日がある場合は、その日に取るのもおすすめです。
赤ちゃんがご機嫌・眠っているとき
手形を取る際は、赤ちゃんの機嫌がよいときが狙い目です。寝起きや食後・おやつの後は赤ちゃんの満足感がありご機嫌なことが多いため、成功しやすくなります。起きているときに取るのが難しい場合は、眠っている間もおすすめです。眠っているときは赤ちゃんが体の力を抜いているため、手を広げやすくなります。誤ってインクを舐めてしまう心配もありません。
あらかじめこの時間に手形を取ろうと決めていても、その時間に赤ちゃんの機嫌がよいとは限りません。うまく手形が取れないときは、赤ちゃんの負担にならないよう時間を置き、日を改めるなどの工夫も大切です。
スタンダードな「インクタイプ」3選
手形キットの中でもスタンダードなのが、手にインクを付けて手形を取るタイプです。手にインクを付けるので難しそうに感じますが、透明の発色液を使用していたり、インクが塗りやすいよう工夫されていたりとさまざまです。使いやすさや好みのデザインで選ぶとよいでしょう。
パイロット「おたんじょうきろく はらぺこあおむし」
子どもから大人まで長年愛されている、絵本「はらぺこあおむし」がデザインされた手形記録です。透明の発色液を使用するため、手を汚さずにカラーの手形を取ることができます。用紙はつけ置きして洗うと再利用が可能。1回できれいな手形を取るのは難しいので、やり直しができるのはうれしいポイントです。
手形だけでなく写真や出生記録も一緒に残すことができ、赤ちゃんの成長をさまざまな形で感じることができます。はらぺこあおむしの絵本が好きな人や、かわいらしいデザインのものを探している人におすすめの手形キットです。
商品名:パイロット「おたんじょうきろく はらぺこあおむし」
マイファースト「手形キット」
0~1歳の動物好きな赤ちゃんには、マイファーストの「手形キット」がおすすめです。押した手形や足形が動物の体の一部になるユニークなデザインになっており、楽しく記録を残すことができます。絵の具には安全基準にて許認可された誤飲防止の苦味成分が含まれていたり、皮膚に浸透しない成分で作られていたりと、小さな赤ちゃんにも安心して使うことができる仕様です。
カンガルー・ゾウ・クマの3種類から表紙を選ぶことができ、カンガルーには黄色い動物、ゾウには青い動物・クマには赤い動物がそれぞれにデザインされています。畳んだ状態で保管できる本型タイプなので、場所を取らない点もポイントです。
商品名:マイファースト「手形キット」
シヤチハタ「First Art(ファーストアート)布用 スタイ」
赤ちゃんの手形を使って、世界にひとつだけのオリジナルスタイを作ってみるのはいかがでしょうか。耐水性・耐光性・耐洗濯性に優れた水性顔料系インキを使用しており、制作中は水洗いやウェットティッシュで簡単に落とすことが可能です。デリケートな赤ちゃんの肌に安心して使うことができるでしょう。オリジナルのスタイを状態よく、長く楽しむことができる点が魅力のアイテムです。デザインは、ペガサス・はくちょう・きょうりゅうの3種類。実際に赤ちゃんが使うグッズに、かわいく思い出を残しましょう。
商品名:シヤチハタ「First Art 布用 スタイ」
汚れないのが魅力「粘土タイプ」2選
粘土タイプのものは手を汚さずに素早く形を取ることができるため、クズりやすい赤ちゃんにもおすすめのアイテムです。保管するだけでなく、飾ってもおしゃれな手形キットを2点紹介します。
モクモ「おしばなし文庫 手がた足がたのはなし。」
モクモの「おしばなし文庫 手がた足がたのはなし。」は、桐製の本に赤ちゃんの成長物語を残しておける、ユニークなデザインの手形キットです。本の形をした木箱を開くと粘土に押した手形が保管できるようになっており、ほこりや汚れなどから守れるのもメリット。職人の手によって一つひとつ丁寧に磨かれた温もりある木箱で、本やアルバムのように本棚に並べて大切にしまっておくことができます。粘土は軽くてふんわりとした手触り。力のない赤ちゃんでも簡単に手形を残せます。「本」の表紙には名入れも可能です。1冊の本のように成長を記録してみてはいかがでしょうか。
商品名:モクモ「おしばなし文庫 手がた足がたのはなし。」
pearhead「ベビープリント DX」
ニューヨークのブルックリンにあるpearhead(ペアヘッド)からは、シンプルでモダンなデザインの卓上フォトフレームが登場しています。写真とともに手形や足形を飾れる仕様になっており、おしゃれでコンパクトなサイズ感も魅力です。
粘土をこね直せば何度でも手形を取り直せるため、機嫌が変わりやすい赤ちゃんでも、気持ちに余裕を持って作業することができるでしょう。フレームは、ホワイトとグレーの2種類。ホワイトは、台紙がブルーとピンクのリバーシブル仕様になっているため、男の子と女の子で色を変えることができます。グレーは、台紙もシックなグレーカラーです。
商品名:pearhead「ベビープリント DX」
仕上げはプロにお任せ「オーダータイプ」3選
仕上げをプロに任せることのできるオーダータイプであれば、家庭ではなかなか作ることのできない形で成長を残すことができます。
メモリアルショップforyou「そのまんまオブジェ」
手形をそのまま飾りたいという人は、オブジェを選んでみてはいかがでしょうか。重厚感のある5mm厚の国産ガラス色アクリルを手の形に切り抜いた立体的なオブジェは、コンパクトながらも存在感のある記念品になるでしょう。誕生月のスワロフスキークリスタルが指先にさりげなく入り、シンプルで高級感のあるデザインが魅力です。土台には名前・生年月日・出生時刻・身長・体重などを記録しておけます。オブジェは土台から外すことができるので、成長とともに手足を合わせて大きさの違いを感じてみてはいかがでしょうか。
商品名:メモリアルショップforyou「そのまんまオブジェ」
ちあき工房「ムーンフォトスタンド」
赤ちゃんの誕生の奇跡を残しておきたい人には、ちあき工房の「ムーンフォトスタンド」がおすすめです。三日月形が目を引く木製のフォトスタンドは美しく、アクリル板に体重・身長・手形とともに生まれた月のシルエットが刻めます。水で洗い流すことでやり直しができる発色紙を使用しているため、手形取りに失敗しても安心。注文すると申し込みキッドが届くので、仕立券に必要事項を記入し、手形を取ってポストに投函しましょう。投函後2~4週間程度で商品が手元に届きます。
商品名:ちあき工房「ムーンフォトスタンド」
レターズ「手形足形 キーホルダー」
赤ちゃんの成長をいつでも身近に感じたいという人は、キーホルダータイプを選んでみてはいかがでしょうか。ガラスのような高級感のある国産アクリル素材を使用しており、5mm厚のしっかりとした作りで衝撃にも強いデザインが魅力。レーザーによって刻印するため、経年劣化により手形が薄れないのもうれしいポイントです。
お好みで誕生石カラーのスワロフスキーをワンポイントに付けられるほか、キーホルダーの金具は、シルバーワイヤー・シルバーワンタッチ・ゴールドリング・ゴールドハートの4種類から選ぶことができます。孫の誕生を喜んでいるおじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントにもおすすめです。
商品名:レターズ「手形足形 キーホルダー」
機嫌よく上手に手形を取るコツ
グズりやすい赤ちゃんの手形を上手に取るためには、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。上手に取れないときには時間を空けて再チャレンジするなど、気持ちに余裕を持って挑戦してみましょう。
しっかりと準備をしておく
手形を取る際に必要なのは、インクや粘土の準備だけではありません。素早く汚れを落とせるよう、濡らしたタオルやコットンなども手の届く場所に用意しておきましょう。
忘れやすいのが、赤ちゃんの爪切りです。爪が伸びているとインクや粘土が爪の間に入ってしまうため、必ず指先を確認してから手形を取りましょう。
また、赤ちゃんは不意に手足をばたつかせることもあるため、周囲が汚れないように新聞紙やビニールシートを敷いておくと安心です。
インクを使う場合はまんべんなく塗る
インクを使用する場合は、赤ちゃんが手を口の中に入れてしまわないように注意しながら、手のひらにまんべんなく塗りましょう。そうすることで、手形をきれいに取ることができます。赤ちゃんは手を握りしめてしまうことが多いため、手首の方から指先に向かって手を広げるように塗布するのがコツです。手形を取る際も、手首から手のひら、指先に向かって指を1本1本しっかりと開いてあげましょう。
赤ちゃんがなかなか手を広げてくれないときは、指の付け根をやさしくさすってあげます。自然に手を開きやすくする効果が期待できるでしょう。きれいなパーの形で手形を取るのが理想です。
手早く済ませるのがポイント
手形を取るのに時間がかかるとせっかく塗ったインクが乾いてしまうだけでなく、赤ちゃんが機嫌を損ねてしまい、失敗する可能性も高くなってしまいます。手早く、短時間で済ませるのがコツです。
大人1人で手形を取るのは難しいため、家族で協力し役割分担を決めておくとよいでしょう。1人が抱っこをし、もう1人が手形を押す係になるとスムーズに作業できます。
せっかくなら記念日に手形を取りたいと考える人も多いですが、うまくいかない場合は、無理をせずに別の日に再チャレンジを。一度に何度もやろうとすると、赤ちゃんも疲れてしまいます。
うまくいかなかったことが逆に思い出になることもあります。大きくなって手形を取った日を振り返り、「あの日は大変だったんだよ」と家族で笑い合うのも素敵ではないでしょうか。
▼こちらの記事もおすすめ!