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2023.07.11

「モブ」とはアニメやゲームから日常へ使用範囲が広がった言葉|意味や例文を解説

 

モブとはアニメやゲームなどでよく使われている語句で、「その他大勢の無個性なキャラクター」との意味があります。「mob」という英語が語源の語句で、「モブ顔」や「モブキャラ」など日常会話でも使用されるようになりました。モブの意味や例文を解説します。

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モブの意味

モブとは、「その他大勢のキャラクター」「どこにでもいそうな特徴のないキャラクター」という意味の言葉です。映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどの物語に登場するキャラクターなどを表す言葉で、主要キャラクターとは違って、物語の進行に直接関与しない、背景のような存在と定義することもできるでしょう。

人型のペーペークラフト

また、「目立たない存在」「個性がない」という意味で、日常会話でも使われています。

■英語の「mob」が語源

モブの語源は英語の「mob」です。もともとmobには「野次馬」「無秩序な大衆」「暴徒」などの意味があります。英語のmobは「理性的ではない人たち」「過激な人たち」という意味を含むこともありますが、カタカナのモブは「過激」というニュアンスはほぼありません。

映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどの物語でモブという言葉が出てくる場合には、「その他大勢の登場人物」という意味で使われることが多いといえるでしょう。モブは1人だけに対しても、複数の人に対しても使われる言葉です。

■広まったきっかけはアニメとゲーム

モブという言葉が広まったきっかけはアニメとゲームです。さまざまなアニメやゲームの中でモブと形容されるキャラクターが登場しています。ただし、それぞれのアニメやゲームによって、モブという言葉の意味やニュアンスは微妙に違うことがあるため、注意が必要です。

モブはSNSなどでもよく使われるようになりました。目立たない発言、その他大勢の意見などもモブという言葉で表現されるケースも増えています。

モブの例文

モブはアニメやゲームで使われることの多い言葉でしたが、近年は日常会話でも登場します。

人々

 

【例文】

・友達のA子は成績優秀でルックスも良くクラスの中で女王様のように扱われていますが、彼女のそばにいる私はモブの1人としてしか見られたことがありません。

・演劇部の裏方の仕事が好きなので、モブとして、主役の子をサポートすることにはなんら抵抗がありません。

・高校時代の彼の口癖は「モブにはなりたくない」でしたが、大人になった彼はまったく目立たない存在になってしまいました。

 

モブの関連語3つ

モブという言葉から派生した関連語がいくつかあります。おもなものは以下の3つです。

・モブキャラクター
・モブシーン
・モブ顔

3体の人型のシルエット

いずれも「モブ」という語句が頭につくため、おおよその意味は予想がつくでしょう。モブキャラクターもモブシーンも、モブと同様に、映画・ドラマ・ゲーム・アニメなどで使われる言葉です。モブ顔は日常会話にも登場する言葉といえるでしょう。それぞれくわしく解説します。

1.モブキャラクター

モブキャラクターとは、おもにゲームやアニメなどのエンターテイメント作品で使用される用語で、背景や一般的なキャラクターを指します。基本的には、モブキャラクターとモブと同じ意味の言葉といっていいでしょう。

モブキャラクターは「モブキャラ」と略して使われることもあります。ちなみに「雑魚キャラ」「群衆キャラ」「背景キャラ」も同じ意味です。

2.モブシーン

モブシーンとは、映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどのエンターテイメント作品において、大勢のモブキャラクターが登場するシーンを指します。物語の進行にとって、重要なシーンというよりも、補完的なシーンという位置づけが一般的です。

お祭りやイベント、コンサート、テーマパークの中など、その他大勢のキャラクターが数多く登場するため、シーンの雰囲気をにぎやかにする効果があります。

3.モブ顔

モブ顔とは、あまり特徴のない目立たない顔立ちのことです。モブ顔の人は、個性がなくて、他の人々の中に埋もれてしまう存在と認識されているという特徴があります。

しかし、ゲームやアニメの中でモブ顔の役割がないわけではありません。あえて目立たない存在として、モブ顔のキャラクターを登場させることがあるからです。ちなみに、モブ顔から派生した言葉として、「モブかわ」があります。目立たない顔立ちだけれど、よく見るとかわいいキャラクターに使われる言葉です。

モブの対義語と類義語

モブにはいくつかの対義語と類義語が存在します。モブの対義語は、「メイン」「メインキャラクター」「主役」などです。また、モブの類義語は「サブ」「サブキャラクター」「エキストラ」「NPC」などがあります。

これらの言葉の多くは、映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどで使われている言葉です。ここではとくに使われることの多い対義語のメインと類義語のサブについて解説します。

【対義語】メイン

メインとは、主要な、中心的な、主役のという意味を持つ言葉です。ゲームにおいてメインは、物語の主人公やプレイヤーが操作する主要なキャラクターを指します。

イベントやショーなどにおいては、重要な役や演技の担当者を指すのが一般的です。メインという言葉は、他の登場人物や参加者と対比して、主導的な役割を果たすことを表しているといえるでしょう。

【類義語】サブ

サブとは英語の「substitute」の略語で、もともとの意味は「下位」「補欠」などの意味があります。映画・ドラマ・アニメ・ゲームなどのエンターテイメントでは、主要なキャラクターを補完する役割を意味する言葉です。

つまりメインの対義語がサブという位置づけになるでしょう。サブとモブの意味は似ていますが、サブがメインに対する補完的な存在であるのに対して、モブはあくまでもその他大勢であるため、ストーリー展開においては、サブのほうが重要な役割を担っている点がことなります。

モブという言葉の意味を知って上手に使いこなそう

行き交う人々

モブとは「その他大勢のキャラクター」「特徴のないキャラクター」という意味の言葉です。もともとアニメやゲームなどで多く使われているところから広まって、日常的にも使われるようになりました。

目立たない人、はっきりとした個性が見えない人などを形容する言葉として、使われています。モブから派生して、「モブ顔」「モブかわ」などの言葉も生まれました。モブという言葉の意味を知って、上手に使いこなしてください。

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