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2024.01.28

【大喜利】とは? 読み方や意味、内容、関連する言葉について紹介

 

「大喜利」は「おおぎり」と読み、江戸時代から現代に至るまで、多くの人を楽しませ、多くの人から愛され続けています。この記事では「大喜利」の歴史や種類、関連する言葉などを紹介します。一緒に見ていきましょう。

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「大喜利」読み方と意味

「大喜利」は、テレビのお笑い番組で見るほど人気がありますが、何を指す言葉か知っていますか? 「大喜利」は知っていても、いつの時代から存在しているのかなどは、あまり知られていないかもしれません。

実は「大喜利」は、江戸時代の歌舞伎演目にあったとされています。時代を超えて受け継がれて来た「大喜利」について、一緒に見ていきましょう。

辞書の意味は

【大切(り)】
読み方:おおぎり

1:大きく切り分けること。また、その切り身。
2(縁起をかついで「大喜利」とも書く)
ア:芝居で、その日の最終の幕。
イ:江戸時代の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最終幕。幕末以後の歌舞伎では、二番目狂言のあとにつける一幕物。切(きり)狂言。
ウ:寄席で、とりの終わったあとにする演芸。大ぜいで珍芸・謎(なぞ)掛け・言葉遊びなどをするものが多い。追い出し。
3:物事の終わり。結末。「誰の恋でもこれが—だよ」〈独歩・牛肉と馬鈴薯〉
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「大喜利」のもともとの表記は、「大切り」であったとされています。「切り」は、歌舞伎や文楽の世界では「切れ目」や「一区切り」を示す言葉。文楽において、物語の中で特に重要なラストの部分を「切り場」「切り」と表しますが、これが歌舞伎でも使われるようになり、誕生したのが「大切り」だと言われています。

歌舞伎における「大切り」については後述しますが、縁起をかついで「大喜利」と表記するようになり、それが定着して現代に受け継がれているのですね。

歌舞伎役者

(c)Adobe Stock

江戸時代に「大喜利」はあった!

ここからは、歌舞伎の「大切り(大喜利)」について紹介します。

江戸時代の「大喜利」

江戸時代の歌舞伎では、その日に上演される演目のうち、2つめの芝居の終わりのシーンを「大切り」というようになったようです。

この2つめの芝居は「世話物(せわもの)」と呼ばれ、江戸時代の町人社会を取材し、義理や人情、恋愛などにおけるさまざまな葛藤を主題にした内容。それを引き継いだ踊りが「大喜利」で上演されていたようです。

「大切り」の「大」は「最後の」という意味があり、「大切り」は「最後の切りの場面」を意味します。

江戸末期以降の「大喜利」

江戸末期以降は、がらりとさまを変え、それまでの内容とは関連があまりない1幕が上演されるようになりました。

大正期に入り、「大喜利」「大喜利所作事」などの表記が使われるようになったようです。その日の芝居を明るいシーンで終わらせるために、縁起をかついで「切」の字を「喜利」と書くようになったのではないかとする説があります。

現代歌舞伎の「大喜利」

現代の歌舞伎でも、「大喜利」は上演されています。「大喜利所作事」として、数年に1回のペースで上演されており、長い演目の最後に、その内容の続きを踊りにするという形式が多いでしょう。江戸末期以降ではなく、江戸時代の形式が取り入れられているようですね。

参照:ことばの研究|NHK放送文化研究所
ことば・言葉・コトバ ● 大喜利 (nhk.or.jp)

「大喜利」に関連する言葉をチェック

ここからは、「大喜利」に関連する言葉を見ていきましょう。

「寄席」

読み方は「よせ」。落語・講談・漫才・浪曲・奇術・音曲などの大衆芸能を興行する演芸場のことを指します。首都圏や関西を中心に点在しており、今も足を運ぶ人が絶えません。「よせば」「よせせき」と呼ばれることもあります。

「お題」

落語の三題噺(さんだいばなし)、謎掛けなどで出される「題」の美化語。詩歌や川柳、最近ではクイズなどでも用いられていますよね。

「大喜利」は、出された「お題」に対して、思わず笑ってしまうような面白い答えを考えます。「お題」は「大喜利」を楽しむために欠かせないものと言えるでしょう。

「寄席文字」

寄席に掲げる看板や、高座のめくりなどに使われる書体のこと。読み方は「よせもじ」。太い筆で書かれ、余白が少なく右肩上がりであることが特徴です。客の大入りや興行成功の願いを込め、縁起をかつぐ意味で書かれます。

「高座」

寄席などで、芸人が芸を演じるための一段高い所のこと。劇場の舞台に相当すると考えてください。読み方は「こうざ」。高座に出ることを「高座にのぼる」、寄席で演芸などを披露することを「高座をつとめる」のように表現します。

「出囃子」

寄席で、芸人などが高座へ上がるときに演奏する音楽のこと。気分を出すために演奏され、拍手をとります。打楽器や管楽器を用いて演奏されますが、内容によっては唄や三味線が加わることも。「でばやし」と読み、寄席以外に長唄や歌舞伎などでも演奏されます。

拍手する人々

(c)Adobe Stock

寄席の「大喜利」、種類は?

寄席の「大喜利」では、どのようなことが行なわれるのでしょうか? いくつかピックアップして紹介します。

謎掛け

読み方は「なぞかけ」。言葉遊びの一つで、相手が出したお題に対し、臨機応変に他の言葉を挙げ、次いでそれらの共通点を説くというものです。「(お題)とかけて〇〇と解く。その心は…」のような言い回しをすることもあります。奈良時代末期には、謎掛けを織り込んだ歌が見られ、江戸時代になると宴会などで披露することが流行りました。

あいうえお作文

言葉遊びの一つで、五十音の各行や物の名など、一音ずつ順に使って文を作ることや、その文のことを指します。辞書に掲載されている例を紹介しましょう。

お題「大辞泉(だいじせん)」
「だ」れにでも使いやすい
「い」ちどくの価値がある
「じ」ゅうじつのコンテンツ
「せん」どが命の更新データ
『デジタル大辞泉』(小学館)【あいうえお作文】の項より引用

上記以外に演奏や芝居などを上演することもあり、「大喜利」の内容は多岐にわたります。

落語部屋

(c)Adobe Stock

「大喜利」は日常でも楽しまれている

「大喜利」は、一般人の間でも楽しまれていますよね。親しい人同士の会話で「大喜利」をしたり、結婚披露宴などで「大喜利大会」をしたりすることもあるでしょう。

「大喜利」の中の「謎掛け」などは、発想の転換を楽しむ要素が含まれます。「大喜利」をすることで、コミュニケーションをさらに楽しめるようになるかもしれませんね。興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

最後に

「大喜利」について紹介しました。江戸時代からある「大喜利」は、そのスタイルを変えながら現代に受け継がれています。人を楽しませるための「大喜利」は、これからも形式を変えながらさらに親しまれていくでしょう。会話力やコミュニケーション力をアップさせる要素がある「大喜利」、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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