こんにちは、editor_kaoです。
この記事がアップされるときには、すでにオリンピックは閉幕していますが、スポーツ観戦にあまり興味がない私でも、ちょこちょこと楽しむことができました。開催地がパリというのも、観ていて面白かった!開幕式で映し出された街の風景や、ヴェルサイユ宮殿で行われた総合馬術などを観ていると、こういった環境の中で競技できるなんて、選手としても感慨深いだろうと想像してみたり……。“ディオール”の衣装や“ショーメ”のメダル、“ルイ・ヴィトン”のメダルトレーなど、そうそうたるブランドの共演も、ファッションに携わる者としては、見応えありありで!パラリンピックも楽しみにしています。
ストリートカルチャーが競技になるという現象について
さらに、いわゆるアーバンスポーツと呼ばれる、スケードボードやブレイキンといった新しめな競技!スポーツの概念が大きく変化していると、私でも実感しました。正直、ルールを解説されたところで見方や判定は、まだよくわかりませんが、私が興味深かったのは「ストリートカルチャーがオリンピック競技へと変化していく」という現象です。これまで街で騒がれていたボーダーやダンサーという存在が、ある時点から“アスリート”になる。これが良い/悪いということではなく、選手にとってアイデンティティが問われる出来事でしょうし、この先自分がどう生きていくか迷うこともあるだろうと、感じたんです。
カルチャーはおしゃれとも強い結びつきが
さて、前置きが非常に長くなってしまったのですが、本題はここから(えっ!)。
スポーツとカルチャーに密接な関係があるように、おしゃれとカルチャーも切り離せないものがあります。少し前に話題になっていた「大人のロックTシャツ論争」も、そのひとつ。Tシャツって、自分の興味があることが、そのまま反映される代表アイテムですが、個人的な意見としては、この連載のタイトルが『今日からは、自分のために服を着たい』とあるように、「着たかったら着ればいいのでは」というスタンスです。私自身はアーティストTシャツを着ることはないのですが(というのは、その予算をチケット代に回したいので)、5月にサカナクションの仙台公演に行った際、老若男女がおそろいのライブTシャツを着ている姿には感動しました。このライブを、いろんな人がすごく楽しみにしていたんだなという気持ちが表れているようで。
せっかくなら、自分の思いが詰まったものを身につけたい
意味のあるプリントTシャツ(っていうの?)に、憧れはあるんです。たとえば漫画やアニメとのコラボとか。“ユニクロ”などでもよく見ますが、デザインもかわいいし、もし自分がすごく好きな作品があったら着てみたい!最近は芸人さんのTシャツも、おしゃれなデザインが多いです。師匠方といわれるベテラン芸人さんを、それこそロックTシャツ風にしているものがあって、それを後輩芸人の方が着ているのを見ると、洒落が効いててかっこいいなぁって。
特定のアーティストやキャラクターをモチーフにしたものには、やはりカルチャーを感じるので、それなりの思いをもって着たい。カンバセーションピースにもなりますし、周囲の人に「それ好きなの?」と聞かれたときに、きちんと語れる自分でいたいんです。そういう意味でも、やはりファッションって生き方そのもの。つまりは年齢や似合う/似合わないの話の前に、「自分のマインドにフィットしたものを選ぶ」ことが、大切なのではないでしょうか。
【今日のひと手間】
美容に詳しい知り合いから教えてもらい、愛用している「無印良品」の薬用ブライトニングUV乳液。乳液と日焼け止めが一体化してるから、忙しい朝に、ものすごーく助かっています。
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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