Q:結婚しましたが、子どもはいりません
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:10年後のプランを話し合ってみよう
私もずっとそう思っていました。子どもを望まない理由は人それぞれですし、人によってはとても繊細な理由だったりもします。ただ、どのような理由であれ、子どもの計画は、夫婦で認識を合わせておくほうがいいと思います。
私の場合は、「子どもは特に好きなわけでもなく、ちゃんと育てられる自信がない」「仕事をもっとバリバリしたい」という理由でした。そこで夫にはきちんと理由を伝え、「今は、まだいらない」と、常に話し合いをしていました。夫とは「このまま子どもが居ない場合は、どういう生活をするか?」もよく話していました。でも、あるとき「やっぱり欲しいな」と思うことがあり、そこから出産を経験します。それが35歳のときです。
まずは、「夫婦として10年後どうなっていたい?」とパートナーに聞いてみてはどうでしょうか。その上で「自分は今、子どもを望んでいないが、その場合はどんな夫婦でいる?」と、相手を信頼して、本音で向き合ってみてください。もし相手が子どもを望んでいる場合は、夫婦間で議論やぶつかることもあるかもしれませんが、そのような話し合いも含めて、夫婦でいることの意味があると思います。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。Domani2/3月号78ページからのロングインタビューも必見です。
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