Q:副業をしたいけど、会社の規則がNGです
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:今は準備期間ととらえて、できる活動を!
副業をしたいという方はおそらく2つの目的があるのではないかと思います。 ひとつ目はお金を増やすこと。ふたつ目は、自分のスキルを高めたり視野を広げたりしたい、ということです。
ひとつ目に関しては、現時点で会社の規則がNGであれば、今すぐ副業によってどんどん稼ぐことは難しいかもしれません。ただ、副業の内容によっては一部認めてもらえるものもあるかもしれませんので、いきなり全てをあきらめるのではなく、まずは上司と相談してみるのもよいかもしれないですね。たとえば、単発でイベントを開催する、お料理を誰かに教える、などは認められるケースもあるようです。 ふたつ目は、今は色々な方法があります。たとえばビザスクやストアカというサービスでは、自分の知見やスキルを手軽に誰かに教えることができます(ビザスクでは、副業禁止の方向けに、得た対価を寄付することもできます)。
また、2枚目の名刺やママボランなどの団体は、社会貢献活動をしているNPO/NGOなどの団体とマッチングしてくれて、インターンが経験できるサービスです。対価を得なくとも、たくさんの経験を得ることができます。 また、たとえ今すぐお金に替えることはできなくても、この2つ目の「経験・スキル・視野を広げること」を、今のうちに積み重ねておけば、いつかあなたが副業OKの会社に転職したり起業したりしたときに、とても役に立つと思います。 副業を全てあきらめてしまうのではなく、どのような目的で、どのような経験をしたいかな? いづれ副業がOKになったら、月どのくらい稼げるスキルを今のうちに身に付けたいか? などの観点で考えてみると、もっと選択肢が広がるかもしれませんね。
最後に、副業を試してみるときにおすすめのサービスをまとめてご紹介しておきます。
https://www.street-academy.com(ストアカ/誰でも先生になれる)
https://visasq.co.jp(ビザスク/自分の知識を誰かにコンサルできる)
https://thebase.in(BASE/簡単にネット販売できるサイト)
https://www.lancers.jp(Lancers/クラウドソーシングで仕事を受注)
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。