Q.10年以上続いている上司との不倫。今のままでも不満はないけど、やっぱり別れるべきでしょうか。
上司との不倫。結婚願望がないので、奥さんと別れてくれなくていいし、彼にもその気はない。むしろ都合のいいときだけ会える、お互いにとってWin-Winな関係です。でも、世間的には許されないんですよね…。(41歳・広告・独身)
A.許されない、ということはわかってて聞いてますよね(笑)
編集部:今回は恋愛ネタ、しかも不倫です。 かつては「不倫は文化」なんて言葉もありましたが…。
登坂さん:不倫って、究極は当人同士の話だと話だとは思いますけど…。基本、世間的に不倫がいいか悪いかでいったら許されないじゃないですか。そんなのは言わなくてもわかりますよね、っていうことであって(笑)。そんなことわかったうえでしているんでしょうから。
編集部:そうですよね(苦笑)。わかっちゃいるけど…ってやつですね。
登坂さん:この相談者の方、今の不倫中という状況を「私はこういう生き方してるけど、これでいいんだ」って自分に言い聞かせて納得させようとしてるんじゃないのかな。もしそうなのであれば、「ちょっと自分と向き合ってみれば」という気になりますけどね。「断ち切るべきですか?」って聞いてるのは「断ち切りたいんだろうな~」ということの裏返しだと思いますから。まだ41歳でしょう? これからまだまだ人生展開できますし、断ち切って人生をいい方向へ転がすほうがいいんじゃないんですか。仕事と同じで、今までやってきたことを変えたり、安全なところから飛び出すって難しいんですよ。でも、自分の人生を後悔なく前に進めていこうってなったときには、今までと方向転換するか、考え方を変えるしかないと思います。
編集部:こういう女性って、男性から見たらどうなんですか? それこそ都合がいい女なんでしょうか。
登坂さん:やっぱり、何かしらの魅力がある人なんですよ。不倫とか、そういう感じになりそうなタイプの人はいますからね。あとは相手が年上だとすると、男性側に余裕があるでしょうから、女性としては一緒にいてラクなんでしょうね。だからお互い寄りかかってしまう。まあ、ケースバイケースですけど、都合がいいのはお互い様だと思います。…ただ、このへん(胸のあたりを指さして)レントゲン撮ったら、変な影が映るというか(笑)。健康診断をしたら「ここなんか黒いな、健康状態よくないな」って状態なんじゃないですか。
編集部:うまい例えですね(笑)。
登坂さん:影が見つかって「ここちょっと治療しましょうか」って感じで、キレイにしていくのがいいのでは?
取材・文/佐々木 恵(スタッフ・オン)
フリーアナウンサー
登坂淳一
1971年生まれ。NHK入局後、和歌山放送局を経て2003年に東京放送局へ異動。「おはよう日本」や正午のニュースなどを担当した。2018年にNHKを退局後は、フリーアナウンサーとしてTOKYO MX「TOKYO LOVE SPORTS」、BSフジ「BSフジニュース」などを担当するほか、バラエティ番組でも活躍中。