【目次】
食の新しい扉が開く
noma(ノーマ)をご存知でしょうか?
料理界に革命を起こし、世界のベストレストラン1位に4度も輝いたコペンハーゲンのレストランです。今回は、そのnomaで研究開発部門トップを10年間務めたトーマスを迎えて、2018年飯田橋にオープンした”INUA”(イヌア)をご紹介します。
INUA
北欧のミッドセンチュリー期のデザインで統一された空間にある席数は、その広さに対してゆったり配置されている。グレーのテーブル・チェアはINUAのためのカスタムメイドで、多皿のコースを楽しむための心地良い設計。
スタッフは世界各国から集まっているので、空間全体がまさにインターナショナル。料理とペアリングの飲み物をサーブするスタッフがフレンドリーで、活気に満ちた楽しい雰囲気です。
INUAの世界
<約13皿のコースから抜粋>
海藻で作られた葉っぱの形のサクサクパイに島バナナと味噌をサンド
馴染みがある食材なのに、見た目の独創性と酸味や甘味が複雑に混ざる初めての味覚に感動。
大きな舞茸の株を5日間の冷蔵熟成と3日間燻製した後に、松の出汁と味噌にいれてオーブンで煮込むというとても手の込んだ逸品
切り分ける前の舞茸を各テーブルにお披露目してまわり、最後に出汁をかける演出で魅せます。
えのきのステーキ 卵黄ソースがけ
脇役のイメージが強いえのきが、旨味が凝縮されてメインのような存在感。
最後は炊きたてのご飯
中央にはたっぷりの「蜂の子」と、周りはハマナスなどの色鮮やかな食用花で彩られていました。春のお花畑を連想させる贅沢なご飯で締め括り。
シェフが日本各地に足を運んで出会った食材とハーブ・スパイスを使ったINUAの皿は、どれも斬新なのに滋味深くとても繊細。これが世界最高峰。
【INUA】HP
住所 東京都千代田区富士見2丁目13-12 KADOKAWA富士見ビル9F