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LIFESTYLE 夫婦

2020.02.16

共働きなのに、家事・育児をすべて妻任せにする非協力的な夫に腹が立つ!【桃山商事・清田隆之の男心のトリセツ】

恋バナユニット「桃山商事」の代表として活動する清田さん。これまで、1200人以上の女性から恋愛相談をはじめとしたお悩み相談を受けてきた清田さんが、ワーキングマザーが抱える「男の人ってどうしてそうなの?」という疑問に答えます。第1回は、共働きなのに妻の家事・育児負担が多すぎる、というワーママあるあるの悩み。夫に分担してもらうためにはどうしたらよいでしょう。

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<お悩み>共働きなのに、家事・育児の99%を私がやっているのが不満!

夫は、全く家事をしません。管理職で忙しく疲れているのはわかっていますが、私もフルタイムで働く正社員。キャリアアップもしたいけど、家事・育児をするために残業せずに、後ろ髪をひかれながら帰ってくる日々にモヤモヤを感じます…。喧嘩になることが目に見えているので、夫に不満を伝えたことはないですが、私の苦労や努力を少しでもわかってもらうためにはどうしたらいいですか?(40歳・既婚・子あり/10歳、8歳・会社員)

<お答え>〝家庭内ストライキ〟で、今の生活があたりまえでないことを夫に気づかせる!

これはモヤモヤして当然ですよね…。いまだに家事・育児に対して「それって妻がやることでしょ?」と、根底で思っている男性は、残念ながら数多く存在するように感じます。仮に相談者の夫さんがそういう意識だとしたら、妻が感じている負担の〝アンバランスさ〟に全く気付いていない可能性も…。本来ならば、夫さんが自覚的に気づくべきですが、現状はやはり話し合うことが必要かもしれません。話し合いを切り出すこと自体、とても気が重く相当な労力を要するアクションになりますが、まずは彼自身も〝家庭の共同運営者〟であるという自覚をもってもらわないことには話が進みません。

その上、相談者さんが今どこに不満を感じているのかを伝えていく。その際に「ここは私がやるけど、ここはあなたにやってほしい」などと、役割分担や責任の所在を明確に提示しておくと、話し合いがスムーズに進むかもしれません。話し合いで彼が家事・育児のアンバランスに気づいてくれたら、ベストですが…。

もし、それでも改善されないようなら、子どもにしわ寄せがいかない程度の家事放棄はやってもいいんじゃないかと、わりと本気で思っています。今のあたりまえが実はあたりまえじゃなかったと気づくのはすごく大事なこと。その〝あたりまえ〟が誰の労力によってキープされているのかを夫さんにわかってもらうためには、ときに強硬手段をとるのも手だと思います。

ちなみに…もしも夫さんが「管理職で仕事が忙しい」などエクスキューズ(言い訳)を言ってきたら、「管理職は仕事の都合であって、家庭の中では一切、関係ありません」とガツンと言っていいと思います! 家庭内では、妻も夫も家庭を運営するパートナーという点で同じ立場だと思うので。

取材・文/島田七瀬(スタッフ・オン) 写真/黒石あみ

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「桃山商事」代表

清田隆之(KIYOTA TAKAYUKI)

1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信し、幅広いメディアに寄稿。桃山商事としての著書に『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(ともにイースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)など。

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