Q:仕事など失敗して落ち込むと、リカバーに時間がかかります
答える人/霜田里絵(銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士)
A:肯定型の人間関係をもっておきましょう
リカバーする方法は人それぞれですが、そのための引き出しは、多ければ多いほど、精神状態にはいいと言われています。ひとつ・ふたつくらいの方法ではなく、「もうダメだ~」って思ったとき、趣味でも運動でも、食べ物でも、いろんな引き出しがたくさんあることが、理想です。私自身は、お酒を飲むのも、運動するのも好き。音楽を聴くのも、映画を観るのも大好きです。
気をつけたいのは、友達や家族にいる否定型の人。悩んだとき、「それダメだよ」というタイプで、それに対して「いいんじゃない?」と言ってくれるのが肯定型の人。日常では、自分が弱ったときに自信をもたせてくれる肯定型の人との関係性を保っておくと、自分自身も楽になります。
最後に、きれいごとになってしまうかもしれませんが、失敗したときほど冷静に次の仕事に向けて努力することが大事だと私は思います。そういう人のほうが評価も高いし、その後伸びていく。失敗したときをチャンスだと思って、活用してみてください。
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銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士
霜田里絵(しもだ さとえ)
医師・医学博士。銀座内科・神経内科クリニック院長。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。『絶対ボケない頭をつくる!:脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法』(学研パブリッシング刊)、『一流の画家はなぜ長寿なのか』(サンマーク出版)ほか著書多数。
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