Contents
会社を辞めるときは、スムーズに行くもの?
アラサー、アラフォーになると、一度や二度は転職を経験済みの人が多くなるもの。「会社を辞める」という一大決心は、そのプロセスや周囲への対応次第で、あなたへの評価も上がったり下がったり。スムーズに辞めた人・トラブった人、それぞれの体験コメントから、円満退社の秘訣を探ります。
・はい(スムーズにいった)…75%
・いいえ(スムーズにいかなかった)…25%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名。
【体験談】スムーズに退職できなかったその原因は?
「辞めたいのに、辞めさせてもらえない」という声がトップで、人員不足の職場では、激しい引き止めも依然として存在している模様。体験者の現場の生の声を聞いてみましょう。
やめさせてもらえない
・上司に言っても、辞めさせてくれませんでした(30代・新潟県・子ども2人)
・退社を告げたとたん、部署内の仕事の責任を押し付けられた!(30代・東京都・子ども2人)
・保険会社に勤めていたとき(拠点ごとの人数で勢力が決まる業界であるため)、引き止めや誹謗中傷に近いこと、退職を認めないなどの態度をとられた (30代・東京都・子ども2人)
・有給休暇を利用して辞めたいと言ったが、会社は聞いてくれず、役所に相談に行ったりと、本当に大変な思いをしました (30代・群馬県・子ども2人)
)
退職理由が認められなかった
・「一身上の都合」ではなかなか認められませんでした (40代・奈良県・子ども2人)
・退職希望を出してもなかなか認めてくれなかった (30代・大分県・子ども3人)
引き止められた
・会社から引き留められて、なかなか辞められなかった (30代・東京都・子ども2人)
・派遣元に辞めたいと訴えても、派遣先に引き止められ辞められない (40代・東京都・子ども1人)
妊娠したから
・急に妊娠してつわりもひどく、出社できなくなって、周囲にも迷惑をかけてしまった (30代・大阪府・子ども1人)
トラブルを起こした
・仕事でトラブルを起こしてしまったから (40代・滋賀県・子ども3人)
引き継ぎがうまくできなかった
・仕事の引き継ぎ期間が短く、後任者も入りたてで、いろいろうまくいかなかった。あとから上司にメールでネチネチ言われました (30代・宮城県・子ども2人)
体調不良で突然辞めることになった
・体調を崩し、突然辞めることになってしまったため (30代・神奈川県・子ども1人)
「突然退職を聞かされた上司にしてみたら、なんでだ!何が不満なんだ!? となるのも仕方ないこと。長く付き合った彼氏に別れ話を切り出したようなものですからね」と言うのは、キャリアコンサルタントの新井千晶さん(イー・ウーマン所属)。
上司に逆ギレされたり、嫌な思いをしたりすることがなく、そしてトラブルに発展させずに、上手に退社にもっていく方法を見ていきましょう。
会社を辞めるときの上手な切り出し方とは?
では、いざ辞めるとなったとき、波風少なく、そして応援してもらえるような辞め方・伝え方の実例を。体験者や転職のプロの体験談には、上手に周囲を味方につけるヒントがたくさん!
【体験談】円満に退職できた人からその秘訣を聞こう
退職や転職は人生の一大事だからこそ、慎重に。「退職を切り出すときは、ふわふわした気持ちではなく、十分に悩み、考えた上でアクションを起こして」(キャリアコンサルタントの新井千晶さん)とアドバイスしています。
早い段階から辞めることを伝える
・目安は3カ月。できるだけ早く会社に伝えて引き継ぎをする(30代・福岡県・子ども2人)
・早めに意思を伝えて、引継ぎを念入りに行うこと(40代・東京都・子ども2人)
・急にではなく、何ヶ月か前に辞めることを会社に伝えたのがよかったと思います(40代・茨城県・子ども2人)
・半年以上前から辞める旨伝えていた (30代・北海道・子ども2人)
・辞めると決めた2か月前に申し出て、1か月前からは有給消化に入ると宣言してしまう(40代・埼玉県・子ども3人)