【目次】
・食洗機用洗剤を選ぶポイントって?
・粉末タイプのおすすめ洗剤
・ジェルタイプのおすすめ洗剤
・タブレットタイプのおすすめ洗剤
・洗剤の正しい入れ方
・食洗機の悩みを解決しよう
食洗機用洗剤を選ぶポイントって?
食洗機を購入すると、「もう入れたら完了!」と思ってしまいがち。しかし、「食洗機に変えてよかった」という満足感をさらに得るには、適切な食洗機用洗剤を選ぶことがポイント。食洗機用洗剤を選ぶときはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
形状別の特徴をチェック
食洗機用洗剤の形状は、「粉末タイプ」「ジェルタイプ」「タブレットタイプ」の三つに大別されます。まず粉末タイプは、大容量・低価格が魅力です。食器の量や汚れに合わせて調整しやすく、使い勝手もよいといえます。「コスパ重視」な人にぴったりです。
一方ジェルタイプは溶け残りがないよう作られています。量の調整も容易なうえ、水アカが付きにくいという利点も。価格は粉末タイプよりは高い傾向があります。タブレットタイプは、計量不要の手軽さが魅力。ただし量の調整ができないため、コスパがよいとはいえません。「食器洗いにかける時間を少しでも短縮したい」というママにおすすめです。
酸性・中性・アルカリ性の違い
一般的に、洗剤の液性は「弱酸性」「中性」「弱アルカリ性」の3種類。このうち、食器用洗剤に最も多いのは中性洗剤。肌や環境に配慮されているのが魅力で、エコに気を遣うママにもおすすめ。ただし油汚れなどがあるときは、予洗いが必須です。
一方、弱アルカリ性は洗浄力が高いのがポイント。油汚れもしっかり落としてくれますが、ものによって食器の色柄まで落としてしまうことがあります。大切な食器には使わないほうが良さそうです。酸性はハンドソープやボディソープでおなじみ。肌への優しさが3種類の中で一番ではあるものの、洗浄力は高くありません。食洗機用洗剤として使うなら、汚れが少ないものを洗うときにおすすめです。
粉末タイプのおすすめ食洗機用洗剤
計量の手間はあるものの使いやすいのが粉末タイプの食洗機用洗剤。容量・機能などはさまざまなので、食器の量や汚れの種類によって選びましょう。粉末タイプの食洗機用洗剤からおすすめの2点を紹介します。
食器やグラスのくすみを落とす「花王 食器洗い乾燥機専用キュキュット」
くすんだグラスや食器も、使い続けるうちにクリアな輝きを取り戻します。オレンジの香りも爽やかでキッチンをフレッシュな空間にしてくれる食洗機用洗剤。除菌効果に加えて除渋効果もあるので、茶渋やコーヒー渋もきれいに。加えて洗剤に配合された「ダブル酵素」「漂白成分」が汚れのこびりつきや嫌な臭いをしっかり防いでくれます。庫内の水アカまで落としてくれるので、食洗機を清潔に保てるのも魅力的。
商品名:花王 食器洗い乾燥機専用キュキュット クエン酸効果 オレンジオイル配合
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油汚れもすっきり「シャボン玉石けん シャボン玉食器洗い機専用」
弱アルカリ性ながら、油汚れもすっきり落とす強い洗浄力。合成界面活性剤は不使用なので、環境への影響を考える人にもぴったり。ただし口紅汚れやグラタン皿など頑固な汚れを落とすときは、予洗いが推奨されています。人や環境への優しさにこだわった商品は、エコな食器用洗剤を探しているママにおすすめです。
商品名:シャボン玉石けん シャボン玉食器洗い機専用
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ジェルタイプのおすすめ食洗機用洗剤
ジェルタイプはキャップで計量できるものが多く、洗剤を投入するときの手間が省けます。いつもの台所用洗剤や洗濯洗剤と同様の気軽さがあり、使い勝手は良好。ジェルタイプの食洗機用洗剤のおすすめを紹介します。
庫内も清潔に「ライオン チャーミークリスタ クリアジェル 」
ガラスの曇りをすっきり取り除く強い洗浄力。食器類だけではなく庫内まで洗い上げてくれるので、食洗機の中はいつもピカピカです。除菌成分も配合されており、食洗機のコンディションを良好な状態へと促してくれます。卵やご飯のこびりつきなど落ちにくい汚れには、ダブル酵素が活躍。洗浄効果はスピードコースでも変わらないので、忙しいときの強い味方になりそうですね。ジェルタイプなので溶け残りや飛び散りの心配が少なく、ストレスフリーで使える食洗機用洗剤です。
商品名:ライオン チャーミークリスタ クリアジェル
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100%食品成分の優しい洗剤「サラヤ ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェル 」
原材料に天然洗浄成分「ソホロ」と重曹、クエン酸ナトリウムなどを配合。これらは100%食品由来のため、排水後も環境に大きな負担をかけません。容器に「バイオマスプラスチック」を使用するなど徹底した環境への配慮が見られ、これからの時代にマッチした食洗機用洗剤といえます。液性は弱アルカリ性で、油汚れからグラスの曇りまでしっかり取り除いてくれます。合成界面活性剤・漂白剤・着色料・合成香料は配合しておらず、子ども用の食器を洗うときも安心です。
商品名:サラヤ ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェル
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タブレットタイプのおすすめ食洗機用洗剤
「食器洗いが楽になる」という食洗機のメリットを最大限生かせるのが、庫内に入れるだけのタブレットタイプ。近年は種類も多様になってきたので、効果やコスパなど考慮して選びましょう。
しつこい汚れもしっかり洗浄「フィニッシュ タブレット パワーキューブ」
効果の異なる青と白の2層の洗浄成分で作られたタブレット。このうち汚れをすっきり落としてくれるのが青層の分解酵素です。デンプン汚れ・タンパク質汚れ・油汚れといったあらゆる汚れに対応します。また、白層に配合された除菌成分は99.9%除菌を実現します。見えない汚れまですっきり落としてくれるので、洗い上がりはピカピカに。食洗機に入れるときは、キューブをじかに手でつまんで入れるだけです。洗剤は溶けるフィルムでコーティングされており、手が汚れる心配もありません。
商品名:フィニッシュ タブレット パワーキューブジェル
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粉末とジェルが一体に「P&G 食器洗い乾燥機専用洗剤 ジョイ ジェルタブ 」
ジェルと粉末が2層に配合され、洗浄力の最適化を実現した食洗機用洗剤。まず下に配された白い粉末が、食器にこびりついた汚れを分解して落とします。上部の青と緑色のジェルは、しつこい油汚れに有効。それぞれの成分は洗浄の瞬間に混じり合い、あらゆる汚れに対して効果を発揮します。肉料理などの油汚れやご飯のこびりつき、さらにはカップに付着した茶渋などもきれいに落ちるので、洗い直しの手間も省きます。
商品名:P&G ジョイジェルタイプ 21P
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食洗機用洗剤の正しい入れ方
洗浄力の高い食洗機用洗剤を使っているにもかかわらず汚れ落ちが悪いと感じたら、入れ方が間違っているのかもしれません。食洗機用洗剤は形状によって入れるべき場所が異なります。正しい入れ方を確認しておきましょう。
洗剤投入口に適量を入れる
食洗機に洗剤投入口が付いている場合は、そこに適量の粉末洗剤やジェル洗剤を入れます。目分量にした場合、少ない量だと十分な洗浄効果を得られないため注意が必要です。
食洗機の洗剤投入口に洗剤を入れると、その下の空洞に水やお湯がたまり洗浄液を作ります。このとき十分な量の洗剤が投入されていなければ、洗浄液の濃度が低くなることも。せっかく食洗機を稼働させても、満足のいく洗い上がりとはならないかもしれません。ただしタブレット洗剤は、機種にかかわらず「残さいフィルター」の上に置くことが推奨されています。使い方を混同しないよう気を付けましょう。
洗剤投入口がない場合
洗剤投入口がない食洗機なら、小物カゴやヒーターから近い位置に。ただしこのとき、残さいフィルターに近い場所に洗剤を投入するのは避けましょう。食洗機の初めの工程で洗剤が水と共に排出されてしまう恐れがあります。洗剤の溶け残りを避けるため、食器の天面部分に洗剤がかからないように入れることも大切です。しかし、上記のような一般的な使い方が全ての食洗機にマッチするとは限りません。洗剤の投入は食洗機の説明書の指示に従いましょう。
食洗機の悩みを解決しよう
食洗機は食器洗いの手間を大幅に省いてくれます。手洗いよりもメリットが大きいようにみえますが、使い続けるうちに食洗機ならではの悩みを感じるようになるかもしれません。食洗機派の人が感じがちな悩みとその対処方法を紹介します。
洗剤が残るのはなぜ?
使用後、食洗機に投入した洗剤が残っている場合は、食器が正しくセットされていない可能性があります。食洗機に食器をセットする際は、次のポイントに気をつけましょう。
・食器同士が重ならないようにする
・汚れた面を内向きに設置する
・食器は下向きに置く
・上棚の下に大きな食器を置かない
食洗機は、ノズルから洗浄水を噴射して汚れを落とします。食器をセットするときは、洗浄水が当たりやすい位置に。置き方を変えても溶け残りが改善されない場合は、ノズルが詰まっている恐れがあるため、汚れていたりつまりがないか確認してみましょう。全て試したのに改善されない場合は、食洗機の不具合かもしれません。あれこれ触らず、専門業者にみてもらうことをおすすめします。
食洗機用洗剤の代用品はある?
食洗機を使うときは、必ず食洗機用洗剤を使用しなければなりません。一般的な台所用洗剤は泡で食器の汚れを落とすため、ほとんどの台所用洗剤は泡立ちがよくなるように作られています。これを食洗機に入れれば大量の泡が発生し、すすぎきれないだけではなく、故障に繋がるかもしれません。これに対し食洗機用洗剤は、泡立ちは控えめに作られています。食洗機用洗剤がないときは食洗機の使用は控え、手洗いすることをおすすめします。
食洗機の臭いの原因とは?
食洗機が臭う原因はさまざまですが、洗剤が関係していることも。例えば、必要量以上の洗剤を投入して溶け残りが発生すると、石けんかすに変わります。食べかすなどと共に雑菌の温床となり、不快な臭いを発するもとになりかねません。一方、食洗機用洗剤の量が足りない場合は、油汚れが庫内に残ってしまうことも。これもぬめりや臭いの原因となるので要注意です。食洗機に洗剤を投入する際は、必ず適量を守りましょう。
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