タラソテラピーと圧でほぐす美点マッサージの相乗効果でなんとふくらはぎがマイナス2cm!
リモートワークが特別なことでなくなった今、自宅や近所のカフェなど遠出することなく仕事をしている人も少なくありません。休日も外出を控えたり、できるだけ人と接触したりして過ごす…そうすると動かなくなりますよね。体重が増加して、座りっぱなしだからむくみも出てきて、体が固まってコリコリ。いわゆる「在宅太り」です。これってプロの手で(楽して)どうにかならない?、ということで、東京・下北沢で40年以上前から開業されている「レイ・ビューティースタジオ」の田中玲子先生をたずねました。
やせスイッチ(美点)は生活様式の変化とともに変わっている
40年にわたるサロンワークで、多くの人の体を見てきた田中先生。「昔はもっと歩く生活だったんですよね。それがパソコンやスマホの時代になり、歩かない・動かない・しゃべらないという生活になった。で、そこに新型コロナですよ。自粛生活で本当に動かなくなっちゃってる。リモートになると『通勤するのに意外と動いていたんだな』ってわかるでしょ? 人間て動物なんですよ。動く物って書くの。動かなくなったら植物になっちゃうわよ!」とパワフルに解説。
確かに、歩かないし、仕事は椅子に座ったままパソコンをパチパチ。お茶やお手洗いに立ち上がるくらいです。座りっぱなし+クーラーの冷気で足のむくみがひどいのなんの…。
「動脈は心臓でどんどん押し出すんですけど、静脈やリンパは筋肉の動きがポンプの役割になって戻ってくるんです。筋肉を動かさないと静脈やリンパの流れが悪くなって、むくみにつながるの。昔は、そのポンプ役がふくらはぎだったのでそこをマッサージするだけでけっこう流れがよくなった。でも今は座りっぱなしの生活だから、太ももに負荷がかかっていてそこで流れをストップしてしまう。今は太ももにまでアプローチをしないと、やせスイッチが入らないんです」(田中先生)
やせスイッチとなっている所を田中先生は「美点」と呼んでいます。美点は全身にあるので、そこを力任せにゴリゴリではなく、深部に圧をかけるようにマッサージするのだとか。
「サロンは、その人のリンパの流れをちゃんと整えてあげて、やせやすい体にしてあげるのが役目。人間て、少しキレイになると、もう少しがんばろうかなという気になるじゃないですか。その背中を押してあげるのが私たちなんだと思っています」(田中先生)
海藻エキス入りのジェットバス、海藻と泥のパック、美点マッサージ。90分フルコースを体験
取材をしていると、「なんか聞いたことのある声だなと思って…」と顔をのぞかせたのは、なんと美容エディターの門司紀子さん。美容業界の先輩の紹介による取材で訪れて以来、プライペートで通っているそう。
「今日は5回目が終わってスッキリしたところ。リーズナブルなのに内容が本当に濃くて、自分の体調や願望に合わせてメニューを選べるところも気に入っています。最初にジェットバスに入るんだけど、見た目が”昭和”なの。なのに威力がものすごくて(笑)」
門司さんが通っているならますます信頼できる…! 施術が俄然楽しみになったわけです。
■まずは至る所を計測
体重、耳から耳までのフェイスライン、バスト、ウエスト、ヒップ、二の腕、太もも、ふくらはぎ、足首…とにかく至る所を計測。カルテに記載していきます。見たくないものばかりで目を背けていた自分のサイズが丸裸に…。現実を突きつけられかなりダメージ大でした。
■”昭和”なジェットバス+海藻と泥で全身ミイラパック
門司さんもイチオシのジェットバス。海藻エキスをたっぷり入れて、ジェット水流と超音波でむくみと脂肪にアプローチします。入るとかなりのタラソ臭。ラッコになったような気分のまま17分。
シャワーで流してからベッドへ。6種類の海藻や泥エキスの中から体に合わせて選んだものを全身にたっぷり塗られ、ビニールとタオルでぐるぐるとミイラ巻きにされたまま17分。ちなみに私は、背中は死海の泥、前面はブルターニュの海藻、脚はブルターニュの海藻と泥のミックスを使ったそうです。
■顔も海藻でパック
顔のむくみを取るために海藻パックをしてしばし待つ。そして剥がすと…このあとデスマスクのような状態になりました。肌がひんやりして心地よかったです。
■田中先生渾身の美点マッサージ
温まった体に、手の圧が気持ちいい! ゴリゴリ流す感じではなく、手のひら全体を使って深部に圧をかけていくマッサージなので、痛みはほぼありません。強くないんだけど効いてる、って感じ。「現代の美点のひとつ」と教えてくれた太ももは特に念入りにマッサージ。
■全てが終わって計測すると…
施術前と同じ箇所を計測。なんとびっくり、ふくらはぎがマイナス2cmになったのをはじめ、太ももと足首もウエストもフェイスラインも、オールサイズダウン! 上の画像はサロンの資料をお借りしたものですが、リアルにこのくらい減りました。むくみが取れてスッキリした感じ。「リンパを流す」という施術だととても痛いイメージがありますが、痛みを感じない流れるようなマッサージで、ここまで効果を感じたのに驚きです!
サロンでやせスイッチを押したら、自宅でスクワット。これでやせる!
せっかく、やせやすいようにせき止めていた所を解放したのだから、また元の生活に戻るのはもったいない!「家でスクワットをやってほしいんです。軽めのスクワットと重めのスクワット。軽めのものは毎日100〜200回。これは有酸素運動になります。歩くことが少なくなってもリカバリーできるのがこれ。重めのものは週に2回、30〜40回。自分の体重で負荷をかけて筋肉をつける動きです」(田中さん)
サロン+自宅スクワットで、PR担当の女性は7.5kgもやせたのだとか!
今回私が体験したのは「究極のリラクゼーションコース 計90分 ¥13,500」。今、サロンではコロナ太り解消のスペシャルメニューとして、通常¥7,560〜¥4,320の単品メニューが3つ選べて¥8,800の特別なものを提供しています。効果を即座に実感できてこんなにリーズナブルなら、通いたくなりました! 運動不足やデスクワークによるむくみに悩んでいる方に、激オシしたいサロンです。
レイ・ビューティースタジオ主宰
田中玲子先生
1974年より美容コンサルタントとして活動後、1979年に東京・下北沢にエステティックサロン「レイ・ビューティースタジオ」を設立。東洋医学の経路・ツボ、西洋医学のリンパドレナージュの技術を習得し、1982年には従来のエステティックマッサージと東洋医学を融合したオリジナルな美点マッサージを考案。日本初のタラソテラピー導入サロンとして、41年も前から注目を浴び続けている。
▶︎レイ・ビューティースタジオ 公式サイト
構成/斉藤裕子
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