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LIFESTYLE 夫婦

2020.08.12

男女1200人調査で分かった「新・名もなき家事」の負担とは

名もなき家事とは……はっきりと名前が付けられない作業。例えばゴミ出しにしても、「ゴミをまとめる」「新しいゴミ袋を設置する」といった、ゴミ出し以外の名前の付けられない家事が必要です。名もなき家事は日常をスムーズに過ごすためにも重要な役割を要しています。

Text:
美泉菜月

コロナ禍による新・名もなき家事問題とは?

家で過ごす時間が多くなり、その分家事も増えたという人も多いのではないでしょうか。大和ハウス工業株式会社がコロナ禍による家事について、男女1200人にアンケートをとったところ、7割の女性に「新・名もなき家事」によるストレスを感じていることが判明。

今回は、その「新・名もなき家事」の内容と、夫が積極的に家事を手伝ってくれるようになるパートナーシップ論をご紹介していきます。 

7割の女性が「新・名もなき家事」が増えたと感じている!

コロナ禍で自分や夫がテレワークになることで食事の用意などの家事が増えるというストレス、だけでなく、新しい名もなき家事が増えたと感じているようです。

その第一位に「手洗い・うがいの呼びかけ」、第二位、第三位に「マスクや消毒液、ペーパー類の残量確認・購入」があげられました。今まで気にしていなかった言動、そして心にも気を配らなければならなくなった新・名もなき家事へのストレスは、日々募っているようです。

家事シェアを実感しているのは夫だけ?

夫婦の家事シェアの割合は、緊急事態宣言前は、<妻は8割以上家事をしている>と考える夫は52.7%だったのに対し、宣言後は、39.5%と低くなっています。これは夫が「自分は家事をするようになった」と捉えていることになります。しかし妻側は、宣言前は73.0%、宣言後は65.3%と大差はなく、残念ながら夫が手伝ってくれているという実感はあまりないようです。

夫が「家事を手伝っている」という意識は妻には届かず、妻は「新・名もなき家事が増えた」と負担を感じているのですから、これが続くと、ストレスやすれ違いは大きくなる一方ですよね。お互いが家事を協力し合っている実感を持つためには、家事シェアの仕方にヒントがありそうです。 

家事シェアの仕方のヒントとは?

1:男性のモノタスクを理解して家事シェアを

女性は、料理をしながらカウンターテーブル越しに子どもを見たり、電話をしながら洗濯物を干したり、同時に複数のことをこなすことができるマルチタスク型の人が多いようです。一方で、男性は、一つのことに一生懸命になれる……言い換えれば一つのことしかできないモノタスク型の方が多いよう。もちろん、逆のパターンもありますが、割合的はこのパターンが多いのではないでしょうか。ゆえ、妻が「コレとソレとアレをお願いね」と家事を頼んだところで、夫はその中で記憶に残った一つしか取り掛からず、喧嘩に発展というケースもよくある話です。

これを踏まえ、夫に家事を頼むときは、たくさん頼み過ぎないこと、そして「お風呂掃除をお願いね」というように、たった一つに絞り込んで伝えることもポイントです。頼まれた一つを、一生懸命するので、自分がお風呂掃除をするよりもピッカピカ!なんてことも。

POINT▶︎一つの家事で底力を発揮してもらおう!

2:名もなき家事は習慣化することもカギ

名もなき家事は、夫婦それぞれ意識をして習慣に取り入れてしまうことも一つの方法です。しかし、いきなりは難しいもの。まずは、「リビングに入る前に手洗いうがい、消毒をする」など、名もなき家事の内容をボードに書き、目の付く場所に貼っておくなどし、「あ、やらなきゃ!」を減らしていくことです。お互いの意識が向上されていくことが、名もなき家事の負担が軽減されていくのではないでしょうか。

POINT▶︎面倒な名もなき家事こそ、習慣化してしまおう!

3:夫の承認欲求を満たせば家庭に反映される

夫が名もなき家事をしたら<気付いてお礼を伝える>ことに意識をしてみるのもいいでしょう。夫が手伝ってくれた気がしないということは、ある意味、妻が夫の行動を見ていないということ。

男性は承認欲求が満たされるとそのまま家庭に尽くすようになるという話もよく耳にします。夫が取り組んだ家事に対して感謝を伝えることで、「些細なことでもよろこんでもらえるんだ」と承認欲求が満たされ、今後、率先して家事に取り組むようになっていくケースが多いですようです。

POINT▶︎々の「ありがとう」がとても大事

コロナ禍に合せて新たな夫婦関係を

コロナ禍で生活スタイルは今後も大きく変化していくでしょう。現時点で、妻の7割が負担を感じているとなれば今後も割合は増え続けていくことは目に見えています。だからこそ、妻だけにしわ寄せがいかぬよう、これらを参考にお互いの家事に対する想いが平等に近づけるようになるといいですね。

トップ・アイキャッチ画像/(C)Shutterstock.com

夫婦アドバイザー/美脚家

美泉菜月

夫婦14年目二児の母。フランスで美容を学び170cm46kg体型を活かした美脚論と、夫婦関係を円満に導くパートナーシップ論を発信。母になっても恋愛(パートナーシップ)も美容も仕事もすべて楽しめる女性を増やしていくことをモットーにカウンセリングやセミナー講師、東京MX「5時に夢中!」等、番組出演や女性誌で連載中。

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