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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2020.08.19

我慢をするなら離婚を選ぶ!30歳でバツ2になったシングルマザーの話〜カンナさんの場合vol.1【バツイチわらしべ長者】

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。30歳でバツ2になったシングルマザー、カンナさんのお話、第一回。

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(取材データ)カンナさん(仮名)、37歳。30歳の時点でバツ2になった、生き急ぐ女。現在は飲食店経営をしながら、中学1年生の娘を育てるシングルマザー。2度の離婚理由は「我慢が嫌いだから」と分析。

30歳ですでにバツ2に。その理由とは?

今時珍しくもないバツイチですが、バツ2になるとまた話は別。どういう経緯でバツ2になったのか、気になってしまう人も多いのではないでしょうか。

今回取材したのは、30歳ですでにバツ2になっていたという、生き急ぐ女、カンナさん。現在は中学1年になる娘も一緒に、交際中のアーティスト男性と同棲中のシングルマザーです。

カンナさん:最初の結婚は23歳のとき。某音楽フェスで知り合ったアーティストの方でした。交際して半年くらいで妊娠したので、結婚しか選択肢がなくてした、という感じ。

四国出身のカンナさんですが、結婚相手の仕事の関係で大阪に引っ越し。知り合いが誰もいない土地で出産しました。

自宅出産を選んだカンナさんは、担当してくれた助産婦さんの紹介で地元のママたちと知り合い、産後まもなくして、そのママたちを対象にした料理教室とケータリングサービスをスタート。最初は家にみんなを招いてお茶会を開いていたら、そのうちに仕事が入ってきたというから、彼女のお料理の腕とセンスはかなりのものだったとお見受けします。

そんな中、夫に対しては、産後に一気に母親モードのスイッチが入ってしまったためもあり、一緒にいてもイライラする気持ちしか湧いて来ず、愛情を感じなくなってしまいました。

さかい:出産後2年くらいはホルモンバランスで夫のことが生理的に受け付けなくなると聞きますが、それとはまた違ったんですか?

カンナさん:う〜〜〜ん。嫌っていうか、好きだと思えなくなっちゃった。それに、彼と一緒になってから、パソコンが壊れたり車をぶつけたり、何だか良くないことばかり起こったんですよね。そういうのもあって、これは別れた方がいいという「サイン」なんじゃないかと。でも今思えば、若かったし、たぶん最初から彼のことを、そこまで好きじゃなかったんでしょうねえ。

若いときの授かり婚だったから好きじゃなかったのかも

「一生この人と一緒にいるのかな」と考えたら嫌になってしまい、娘が1歳半になって保育園に預けられるようになったとき、「これなら働いてシングルマザーとしてやっていけるかも」と思えたため、離婚を決意。

カンナさん:私、自立したいという気持ちがとても強くて。経済的に自立さえしていれば、お金にこだわらずに好きな相手と一緒になれると思うんですよね。逆に、お金だけが理由で、好きでもない人と一緒に居るのは嫌だなと思ったんです。

これは本当に正しいと思う。人生何が起こるかわからないから、いつでも自分が本当に望む選択肢を選べるようにするために、たとえ専業主婦であっても、いざというときに経済的自立できるようにしておくこと。これはすべての女性に覚えておいて欲しいことだなと、職業柄、「夫と離婚したいけどお金がないから難しい」という相談を良く受ける、私は心から思います。

さかい:それにしても、お子さんがまだ小さい状態で、夫はよく離婚を承諾してくれましたね。

カンナさん:俳優の高倉健みたいに、無口で優しい相手だったんです。だから私が離婚を切り出したら、「カンナちゃんがそういうなら仕方ない」って。他の人には「いつか俺のところに帰ってきてくれると思う」って言ってたみたいですけどね。

結婚わずか一年半、25歳のときに離婚が成立。さらに3年後の28歳で2度目の結婚をしたというから、普通の人に比べると、かなりのスピードで人生駆け抜けてますよね。

そんな彼女がどうしてバツ2になったのか。その理由は、次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

 

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