どんな時にイライラする?
たとえば職場なら、仕事をせずにしゃべってばかりいる同僚にイライラしたり、家庭ではパートナーや子どもの生活態度にイライラしたり…、1日を振り返ったとき「今日は1日中イライラしていた」という人は意外と多いのではないでしょうか。しかしどんな人も、イライラしたくてしているわけではないはずです。イライラをどうにかしたいと思ったら、「どんなときに自分はイライラしがちなのかな?」と振り返ってみてはいかがでしょうか。多くの人がイライラを感じやすい状況について紹介します。
スムーズに物事が進まない
物事が思った通りに進まないときや、予定通りにいかないときなどは人間だれしもイライラするもの。とくに自分が準備万端で整えていた場合はなおさらです。
たとえば、すぐに取りかかろうと思っていた仕事の資料がまだ手元に届いていなかったり、有給を取って備えた保育園や幼稚園の行事が雨天で延期になったときなど、予想外の出来事が突然発生するとなかなか穏やかにはいられません。その人の頭の中では、「資料が届いていること」「行事が行われること」は大前提です。これをもとに仕事の進め方や1日の流れを考えているため、前提が狂うと次にやらなければならない作業や準備などの進行にも影響が出てくるため、仕方がないと思いつつもイライラしてしまいます。
相手を理解できない・許せない
指導をしている後輩が仕事を覚えようとしない態度や、いつもは普通にコミュニケーションを取るのに裏で人の噂を広めて歩くママ友がいれば、なぜそういった態度・行動をとるのか「理解できない」「許せない」と感じてしまうものです。そして、そう考えているときは、無意識のうちにイライラがどんどんこみ上げてきます。
誰かに対してイライラを感じるときは、「相手がルールやマナーに反することをしているから」という点が共通しやすいポイントではないでしょうか。「自分だったらそんなことはしない」「あり得ない」と相手と自分を比較して、苛立ちを覚えてしまうのです。あまりに同じ事が続くと、その人を見ただけでイライラするようになるかもしれません。
ストレスがたまっている
ストレスがたまってくると柔軟な思考や寛容さが失われやすくなります。普段なら気にならないようなことでさえも、余裕のなさから敏感になり、イライラしてしまうかもしれません。ワーママとして働いていれば、職場や家庭、子ども関連の付き合いなど、さまざまな場面でストレスを感じることも多いはず。これをうまく解消できずにため込むと、心が疲弊するのは避けられません。次第に思考そのものがネガティブに偏りがちになり、ささいなことでイライラしやすくなってしまいます。
今の自分の生活に「リラックスできる時間」はありますか?もしも「ない」と感じたら、1日10分だけでもいいので、自分が心からくつろげる時間を設けるようにしてみましょう。ストレスが軽減されればイライラを感じる回数も減少するかもしれません。
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イライラしやすい人の特徴
いつもニコニコ穏やかな人がいる一方、常にイライラが出てしまっている険しい顔の人もいます。同じような状況にあっても、穏やかに過ごせる人とそうでない人との差はどのような点にあるのでしょうか。一般的に「イライラしやすい」といわれる人の特徴を見ていましょう。
せっかちな性格
せっかちな性格の人は、結論を急ぎがちです。「○○ならこうなるはず」と自分の頭の中ではすでに結論のイメージが出ているため、思い通りにいかないときにイライラしやすくなります。また、せっかちな人ほど、輪をかけて忙しく動くのを好む印象です。どんなことも「早く取りかかりたい」「早く終わらせたい」と考えがちなため、「自分が何かをしたいと思ったときにすぐできる状況」になっていないとイライラしてしまうのでしょう。何ごとにもどんと構えていられる人と比べると、イライラする回数は格段に多いはずです。
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完璧主義者
完璧主義者は、マイルールをたくさん持っているものです。常に「~しなければ」というルールに縛られているため、それが思い通りにいかなかったときにイライラしやすくなります。どんな人にも、少なからずマイルールが存在するものですが、こだわりが強すぎると他人への寛容さや状況への柔軟性が失われるのは避けられません。イライラを感じる回数は自然に増え、周囲には「常にイライラしている人」という印象を与えやすくなります。
イライラしたときの対処法
何かにつけてイライラしているとストレスがたまり、精神的に疲れてしまいます。なるべく穏やかな心で過ごしたいものですが、そのためにはどのようなことを心掛けるべきなのでしょうか。イライラを感じたとき試したい対処法を見ていきましょう。