【目次】
デリケートゾーンにも専用アイテムを使おう
女性にとっては大事な器官であるデリケートゾーンは常に下着に覆われていて、ムレやすかったり、もちろん汚れや垢も出る、皮膚も薄くとても繊細な部分です。顔や体と同じように、デリケートゾーンもケアすることが必要です。
お湯でしっかり流しているとか、ボディソープでちゃんと洗っているから大丈夫! なんて人もいるかもしれませんが、人の肌表面は弱酸性、膣内は酸性です。アルカリ性の石鹸や弱酸性のボディソープもデリケートゾーンには向いていないのです。膣の自浄作用を守りながら洗える、デリケートゾーン専用ソープを使うのがおすすめです。
初めて手にしたデリケートゾーン専用アイテムはソープ
私はここ10年ほどオーガニックコスメにハマりっぱなしなので、デリケートゾーン専用商品に接する機会も多かったように思います。欧米ではデリケートゾーンケアは当たり前の習慣で、オーガニックのデリケートゾーン専用アイテムにはじめて触れたのも海外製品でした。
夏のムレる時期なんかはちょっとニオイが気になったり、かゆみが出ることもあったので、まずは基本のソープから試してみました。もちろん医薬品ではないので、即効性とか、これといった劇的な変化を感じられるわけではないのですが、使いはじめる前と後で、変化がある感じ。
ソープを使う前は、仕方がないと思っていた不快感が軽減したと思います。以来、デリケートゾーン用のソープは欠かせないものになりました。いくつかのデリケートゾーン専用ソープを使用して、今は泡で出てくるタイプを愛用中です。
泡で出てくるのは楽だな〜というのが使用のきっかけだったのですが、今は1才の娘も泡タイプなら自分で洗えるので良いかも、と思っているところです。娘にも「おまたと体は別のソープで洗うのよ〜」と教えているので、今ではお風呂に入るとピュビケアのソープを指差して、コレでおまた洗う! とアピールしてきます(笑)。デリケートゾーンケアの英才教育、始まっています!
専用ソープを使うことはもちろん、乳酸菌由来の洗浄料だと、なお良いとのこと。膣は腸とつながっているため、腸内細菌にもいる乳酸菌由来のものは相性が良いそう。泡タイプやジェル、オイルタイプなどテクスチャーもさまざまあるので、使用感で選ぶのもあり!
【おすすめデリケートゾーン専用ソープ5選】
1:ピュビケア フェミニン シフォン ソープ
(左からビターオレンジ&レモン、ローズ&イランイラン、ジャスミン&ネロリ)
▲各220ml/¥2,310(たかくら新産業)
2:アルジタル デリケートハイジーンソープ
▲250ml/¥2,860(石澤研究所)
3:ビオトゥルム フェミニンウォッシュジェル
▲250ml/¥2,750(おもちゃ箱)
4:Waphyto インティメイト ウォッシュ
▲120ml¥2,750(コスメキッチン)※ECサイトのみ取り扱い
5:イブ オイルウォッシュ
▲200ml/¥2,700(New Stand Tokyo)
洗ったあとの保湿も大事
出産のときに会陰が裂けないために、会陰マッサージをしたほうがいいという話を耳にした人や、実際に試したママもいるかもしれません。でも出産のときだけでなく、日常から保湿やマッサージをして柔らかい状態に保ってあげるのがベストだそう。
ハリとうるおいのある肌がトラブル知らずのように、デリケートゾーンも同じようです。デリケートゾーン用の保湿ローションやクリームもあるので、試して欲しいです。
私も出産前はせっせと保湿ローションでマッサージをしていました。でも実際は帝王切開による出産になり…。残念ながら体験談は語れませんが、デリケートゾーンのことをより意識してケアできたということで、無駄にはならなかった!と思っています(笑)。
【おすすめの保湿アイテム5選】
1:ピュビケア フェミニンスポットクリーム
▲15ml/¥1,980(たかくら新産業)
2:ピュビケア オーガニック フェミニンマッサージミルク
▲125ml/¥2,530(たかくら新産業)
3:Waphyto インティメイト オイル
▲30ml/¥8,800(コスメキッチン)※ECサイトのみ取り扱い
4:アルジタル デリケートハイジーン ニアウリクリーム
▲75ml/¥3,850(石澤研究所)
・粘膜部分には使用しないでください。
・妊娠中や妊娠の可能性がある場合はご使用をお控えください。
5:ビオトゥルム フェミニンクリーム
▲75ml/¥4,070(おもちゃ箱)
顔のスキンケアをする前にやれば、忘れることもなく、そこまで手間だと思わずに習慣づけられるようになります。デリケートゾーン用のスプレーやウエットティッシュも生理中やムレが気になるときなどに、トイレでサッと使えるケアアイテムもあります。
外出先や日中、ムレやニオイが気になるときに使用すればすっきりさっぱり! リフレッシュできます。手を汚さずに使うことができますし、とにかく手軽。まずは、このあたりから取り入れてみるのも良いかもしれません。
【おすすめのケアができるシート&スプレー】
■ナトラケア オータニックフェミニン ウェットシート
▲12枚入り/¥638
■ピュビケア オーガニック フェミニンコットンシート(無香料)
▲20枚入り/¥1,650(たかくら新産業)
■Rael ナチュラルリフレッシュシート
▲10枚入り/¥880(New Stand Tokyo)
■THE AROMATHERAPY COMPANY フェミニンリフレッシュスプレー
▲60ml/¥2,585(コスメキッチン)※ECサイトのみ
■ビオドゥルム フェミニンデュオスプレー
▲50ml/¥2,750(おもちゃ箱)
最後に
とは言え、現実はお風呂上がりの子どものスキンケアや着替えに追われ、自分は顔のスキンケアで手一杯という感じです。現状、デリケートゾーンケアはソープだけなのですが、それだけでも、やるとやらないでは大きな違いがあります。将来の自分への投資だと思って、肌と同じく、デリケートゾーンケアも大切にしていきたいと思います。
日本でもデリケートゾーン専用商品が多く展開されるようになり、ネットでも簡単に手に入るようになりました。興味を持っていただけた人は、ひとつずつでもいいので、早速はじめてみて欲しいです!
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com
取材・文/Mio Tsuchiya イラスト/腹肉ツヤ子
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美容ライター
土屋美緒
個性派のファッション誌から美容ライターのキャリアをスタートしたためか、少しニッチな商品や情報が多め。ナチュラル、オーガニックが好きな都内在住、令和元年生まれの女児の母。最近の関心ごとは菌活、フェムテックなど。