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2021.05.10

【文句ばかり言う人】が理解できない!どういう心理?上手な対処法をご紹介

「文句ばかり言う人」はどこにでもいますよね。「よく文句も尽きないものだな……ある意味ひとつの才能」と感心するほど。本記事では、文句や不満を言うことのメリットや「文句ばかり言う」人の心理、上手に付き合う方法まで詳しくご紹介します。

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「文句や不満」を言うことのメリットは

文句や不満を言うことはデメリットばかりと思いがちですが、実は得られるメリットもあるのです。ここでは、2つのメリットをご紹介します。

文句ばかり言う人 心理

(C)Shutterstock.com

■ほどよい文句はストレス発散になる

ほどよい文句はストレス発散になります。普段の生活を送るうえで、ストレスの溜まらない人はいないでしょう。発散せずにいると、突然爆発したり、反対に非常に落ち込んでしまったり……、その反動が大きくなりがちです。

文句や不満を言って、少しずつストレスを発散し溜めないように心がけることも大切。小さなストレスの段階であれば、解決もより簡単になるでしょう。「こんな小さなことで悩むなんてバカバカしい」「こうすれば解決できるかも」と、ストレスを解消するための建設的な対処法も見つかります。

■周りとの関係が良好になることも

文句や不満を言うことで、周りとの関係が良好になることもあります。なぜなら、人は同じ悩みを抱えている人と仲良くなる傾向があるからです。

たとえば、子育てで悩んでいるママは、ママ同志で話すことでかなりストレスを発散することができます。「私たち、頑張っているよね!」と仲間意識が芽生え、ストレスもぐっと減るでしょう。何より、悩んでいるのは自分だけじゃないと安心できます。

また仕事内容がきつい職場であれば、同僚同志で愚痴を言い合うことで気持ちが晴れるといったことはよくあること。文句や愚痴、不満は、周りからの共感や仲間意識を得るきっかけとなりえるのです。

「文句ばかり言う人」のおもな心理とは

文句ばかり言う人は、どのような心理で文句を言うのでしょうか?いつも文句や愚痴に付き合っている人は、きっと彼らの心理に関心があることでしょう。ここでは、文句ばかり言う人のおもな心理を6つご紹介します。

文句ばかり言う人 心理

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■「自分は他人より優れている」と思っている

文句ばかり言う人は、自分は他人より優れていると思っている傾向が。自分の思考や考えがいつも正解であれば、他の人の違う意見は不正解となります。自分と違う考えの人は間違いとなり、愚痴や不満の対象になってしまうのです。「あの人は、またこういう意見を言っている、本当に常識がないんだから……」と、延々に続く文句の原因となるでしょう。

当然ですが、「自分はいつも正しい、他人より優れている」という考え方は間違いです。世間には多様な考え方があり、またバックグランドの異なる人が大勢いるものですが、文句ばかり言う人はその点が理解できません。そのため、どうしても文句が多くなってしまうのです。

■他人の言うことが信用できない

文句ばかり言う人は、他人の言うことが信用できません。素直に人の言うことを聞くことができないため、「どうして、あの人はあんなことを言うのだろう?何か裏があるのかも」と不満になってしまいがち。

他人の言うことが信用できないと、何か言われてもその内容を本来とは異なる意味に解釈してしまうため、文句や愚痴が多くなるのです。

■文句を言うことで友達を作りたい

文句ばかり言う人は、文句を言うことで友達を作りたいと考えています。これはメリットでもあるのですが、文句や不満を共有することは、他人と連帯意識を持つことにつながります。

たとえば新しい職場では、職場の良いところを共有し合うよりも、ダメな点や足りない点を言い合って仲良くなりがちです。文句や不満は、人間関係における潤滑油の役目があることは否めないでしょう。

しかし、それも程度次第です。いつまでも文句や不満ばかりだと、せっかく仲良くなった友達も「また同じ不満ばかり……」と離れていってしまいます。

■自分の言うことを聞いてもらいたい

自分の言うことを聞いてもらいたくて、文句を言う人も多いようです。文句を言う人の声は大きく、他人の注目を集めます。何も言わない人よりも、意見を聞いてもらえる機会が多くなるのは事実です。

文句や不満には、「自分のことを認めてもらいたい、褒められたい」といった心理が隠れているもの。周りの人も「文句や不満の原因を探って解決しなれば」と考えてしまいますよね。とくに職場では、そのような傾向が強いようです。

自分の言うことや要望を通すために、文句を言う人は多いのではないでしょうか。

■自信のなさを隠したい

自信のなさを隠したくて、文句を言う人もいます。このような人は、自分より弱い立場の人に文句を言う傾向にあります。たとえば、夫が妻に文句を言うのは、自信のなさの現れでもあるのです。妻に文句を言うことで、自分は格上だと相手に思わせ、自分も自信をつけたいのでしょう。

また反対に、自分よりも出来る人に対して文句を言うというパターンもあります。たとえば同僚が先に昇進した場合、「彼が先に昇進したのは、たまたまついていただけだ」と愚痴を言って、自分のプライドを守るといった具合です。

いずれにしても自信のある人は、他人の動向や意見をあまり気にしません。「自分は自分」と割り切れる潔さがあるからです。そのため、文句を言うよりも自分のやるべきことに集中します。

自信のない人は、自分の立ち位置を他人と比較して決めてしまうため、どうしても文句や不満が多くなってしまうのでしょう。

■相手のレベルアップを図りたい

相手のレベルアップを図りたいときも文句が多くなってしまいます。

職場に、小言の多い上司がいる人もなかにはいることでしょう。これは、期待の裏返しということもありえます。厳しい上司だと、言われるほうは、その度にイライラしたり落ち込んだり。しかし厳しくするのは「言えば分かるはず」と上司が思っているからです。

そもそも、無能な部下に厳しくすることはないでしょう。人を教育する、育てるというのは、非常に時間や手間がかかるもの。「文句を言う、小言を言う」時間や手間をかけてでも育てたいという気持ちがあるから文句を言うのです。

期待の裏返しで、文句が多くなるときもあるということを念頭に置いておきましょう。

文句ばかり言うとどうなる?

文句ばかり言っていると、最後はどうなるのでしょうか。文句は言うのは自由ですが、その先のことを想像すると、文句を言うことはメリットよりデメリットのほうが大きいと理解できるでしょう。

文句ばかり言う人 心理

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■周りの人との人間関係が悪くなる

文句を言うことで、周りの人との人間関係が悪くなります。先ほども述べましたが、文句や不満は人と仲良くなるきっかけとなりえます。しかし、あまりにも多すぎる文句は周りの人を不快にしてしまうのです。

その場にいない人の文句や不満は、必ずと言っていいほど本人に伝わるものです。自分の知らないところで自分への文句を言われたとしたら、良好な関係を維持することはほぼ不可能でしょう。

また、兄弟姉妹や夫婦間では「家族だから許してもらえるだろう」という甘えがあり、ついつい余計に文句を言ってしまう傾向に。たとえ家族であっても「親しき仲にも礼儀あり」です。とくに夫婦間では、もとは他人、自分とはバックグランドが異なるということを理解しておくことが、長く良い関係を保つ秘訣といえます。

相手に何かを伝えたいときは文句ではなく、相手に直接、冷静に伝えるようにしましょう。人間同士ですから、いつも仲良しというわけにはいきません。時として諍いは生じることもありますが、多すぎる文句から建設的な関係が築かれることはないということを理解しましょう。

■自分が文句を言われるようになる

周りの人に文句ばかり言っている人は、自分が文句を言われるようになります。世の中は、因果応報です。やったらやり返されるもの。文句を言えば、文句を言い返されるのは当然です。

平気で文句を言う人でも、自分が言われる側になると嫌な思いをするもの。「自分が言われて嫌なことは人にも言わない」ということを理解する良い機会かもしれません。

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