現在の台湾の新型コロナウイルスの感染状況は?
新型コロナウイルス対策の「優等生」とされてきた台湾ですが、5月14日に34人の感染者が確認されてから一気に増えたため、新規感染者が多い台北市や新北市では感染状況警戒レベルを第3級に引き上げ、現在感染措置を強化しています。
それに伴い、スーパーや飲食店、商業施設へ入店する際には名前や電話番号の登録が必要となっています。
こちらはマクドナルドへ入店する際の写真なのですが、お店の前にスタッフが立っており、バーコードを読み取ってから名前と電話番号の登録を行います。体温測定、消毒を行ってからやっと入店可能!(注:5月19日から個人情報を提供しなくてもいい新しいシステムがオードリータンIT大臣により発表され、どのお店も統一でバーコードを読み取るだけに変更されました)
台湾全域において映画館やレジャー施設は今月28日まで閉鎖される事が周知され、一度に集まれる人数も、屋内で5人、屋外で10人までとされました。
マスク着用は義務化。違反者は罰金も
また、屋外でのマスク着用は義務化されており、従わない場合は罰金3,000~15,000台湾元(約12,000~60,000円)が科せられます。1歳以上の子供もマスク着用が必要なようです。
そして、19日から28日まで全土で幼稚園から大学までの一斉休校が決定し、原則オンライン授業に切り替えられています。
こういった対応を見て、私が感じたのは「早い!!対応が早すぎる!!(追いついていくのに必死です)」ということ。
お店の入店方法は感染者数が10人を超えた頃くらいから、すぐに変更された所が多く、休校に関しては前日午後に周知され翌日から台湾全土で休校スタート!のんびりしているとついていけなくなるくらいスピーディーです。これこそが、コロナ優等生の国と言われる所以かもしれません。
次回は一時帰国後の隔離期間についてお話しします。
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ライター
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。