【目次】
・口周りが乾燥しやすいのはなぜ?
・口周りの乾燥対策に取り入れたい習慣
・口周りの乾燥を予防するお手入れ方法
・口周りの乾燥におすすめのケア用品
口周りが乾燥しやすいのはなぜ?
口周りの皮ふはデリケートにできているため、刺激を受ける機会が多いと乾燥しやすくなります。唇や口周りをなめる癖がある人も、余計に水分が蒸発しやすくなることに注意が必要です。
・皮ふがデリケート
口周りが乾燥しやすいのは、皮ふの薄さや水分量の少なさが大きな理由です。とてもデリケートな部分のため、わずかな刺激でも乾燥しやすくなります。
皮ふの表面にある角層は、元々非常に薄いものです。口周りや唇の角層はさらに薄く、目元の皮ふと同様に繊細でほんの少しの摩擦でもダメージを受けてしまいます。
口周りは皮ふが動きやすいことも、乾燥してしまう理由のひとつです。繊細な皮ふが口の動きに合わせて動くことで、乾燥や小じわが生じやすくなります。
・受ける刺激が多い
口周りは何かと刺激を受ける機会が多い部分です。デリケートな口周りの皮ふは、刺激を受けるたびに乾燥していきます。
口周りに最も刺激を与えやすい動作が食事です。調味料や食べ残しが口周りに付き、ティッシュやナプキンで拭くたびに皮ふがダメージを受けます。
歯磨き中に歯磨き粉が付く、こするように洗顔をするといった日常的な動きでも、口周りの肌は刺激を受けます。笑ったときや驚いたときに、手を口に持っていく癖がある場合も同様です。
マスクを着用する機会が多くなる時期も、マスクの刺激により口周りが乾燥しやすくなります。口周りは日常のさまざまなシーンで刺激を受けやすい部分です。
・なめることで余計に水分が蒸発する
唇や口周りをなめると、口周りが乾燥しやすくなります。口の乾燥が気になるたびに、なめてしまう癖がある人は注意が必要です。
口をなめて唾液が付くと、なめた後しばらくは水分により唇や口周りの潤いが保たれます。しかし、唾液が蒸発するときに皮ふの水分まで一緒に蒸発するため、口周りの水分が余計に少なくなってしまいます。
なめる前より水分が少なくなり、乾燥を感じてさらになめるという悪循環を引き起こしかねません。口をなめる癖がある人は、過乾燥になりやすいことを意識する必要があります。
口周りの乾燥対策に取り入れたい習慣
口周りの乾燥を防ぐためには、肌に刺激を与えないようにする意識が大事です。肌のバリア機能が高まる食事も、体の内側からアプローチする乾燥対策に役立ちます。
・口周りは優しく拭く
口周りの乾燥は、肌が強い刺激を受けることで起こりやすくなります。皮ふが受ける刺激をできるだけ抑えるために、口周りに付いたものは優しく拭き取るのがポイントです。
食事の際に付いた汚れは拭き取るイメージではなく、ティッシュやナプキンを軽く当てて取り除きましょう。なかなか取れない汚れも、こすらずに水で洗い流す習慣を付ける必要があります。
メイクを落とすときも要注意です。濃いめのメイクは拭き取って落とさずに、クリームまたはゲルのクレンジングを使い摩擦をできるだけ少なくすることが大切です。
クレンジングでメイクを落とす際は、クリームやゲルをたっぷりと使いましょう。量が少なければ摩擦が起きやすくなり、皮ふへのダメージが増加してしまいます。
・バリア機能を高める食事
口周りの乾燥は、角質層のバリア機能が低下することでも起きやすくなります。乾燥にゆらぎやすい肌のケアには、肌のバリア機能を高められる食事を意識するのも効果的です。
タンパク質・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・ミネラルには、皮ふの働きを助ける効果が期待できます。
食物繊維が含まれる食べ物を積極的にとれば、腸内環境を整えることにつながります。食事だけでは十分な量を摂取しにくい栄養素は、サプリメントでの補給がおすすめです。
バリア機能の形成には、皮脂膜が重要な役割を果たしています。皮脂膜を健やかに保つためには、「オメガ3脂肪酸」が含まれる青魚の脂をはじめ、オリーブオイル・亜麻仁油・バージンココナッツオイルなどの「良質な油脂分」を摂取することが大切です。
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口周りの乾燥を予防するお手入れ方法
口周りの乾燥予防には、正しい洗顔が不可欠です。洗った後はしっかりと保湿しましょう。
・正しく洗顔する
洗顔する前には手を洗い、雑菌を洗い流しておきます。高温のお湯で洗顔すると皮脂が流れやすくなり肌に負担がかかるため、ぬるま湯を使うのがポイントです。
洗顔料で弾力のある泡を作り、口周りは洗顔の最後に泡を付けて素早く流します。いつまでも泡を付けていたり、強くこすったりするのはNGです。泡をのせるイメージで転がすように優しく洗います。
ぬるま湯でよくすすいだ後は、タオルで押さえ付けるように水分を吸い取ります。ゴシゴシと拭き取ってはいけません。
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・洗顔後の保湿は十分に
洗顔後のお手入れでは、肌の保湿力が持続するケアを意識することが重要です。アミノ酸やセラミドなど、保湿効果の高い成分が含まれたスキンケア用品を使うのがおすすめです。
口元にコットンパックを使えば、保湿効果をより高められます。コットンに化粧水をたっぷりと含ませ、乾燥しやすい部分に3分程度貼っておくだけで乾燥を予防できます。
マスクを頻繁に着脱する人や小まめな洗顔ができない人は、低刺激の洗顔料に変えたり化粧水入りのコットンで拭き取るケアが効果的です。リップクリームなどを使った、こまめな保湿も心掛けましょう。
口周りの乾燥におすすめのケア用品
唇や口周りの乾燥が気になる場合は、ケア用品にこだわるのも一つの方法です。肌の潤いをしっかりと保ってくれる、おすすめのアイテムを紹介します。
リッチなテクスチャー「クレーム ドゥ・ラ・メール」
高級感のある感触で肌を優しく包み込み、潤い感とハリのある肌に導いてくれます。乾燥といった外部の刺激から、肌をしっかりと保護できるクリームです。
主成分の「ミラクルブロス」は、海藻などを使い独自の製法で作られた美容保湿成分です。キメがなめらかで、みずみずしく透明感のある肌に整えます。
口周りや目元などのデリケートな部分だけでなく、全身に使えるスキンケア用品です。時間帯やスキンタイプに関わらず導入できます。
目元にも使える「クレ・ド・ポー ボーテ セラムコレクチュールリッズ」(医薬部外品)
内側から肌に潤いと弾力を与える部分用美容液です。現在あるシワにアプローチできるだけでなく、繰り返し起こる表情のくせによるシワの定着や悪化も予防できます。
シワへの効果が期待できる「純粋レチノール」を、特別処方で配合しているのが特徴です。肌の上でなめらかにのびて浸透し、弾力のあるハリに導きます。
指先に適量を取り、乾燥が気になりやすい口周りや目元に優しくなじませて使用します。夜のお手入れの最後に使うとより効果的です。
商品名:クレ・ド・ポー ボーテ セラムコレクチュールリッズ
柔らかな唇へ「エスティ ローダー ピュア カラー エンヴィ ナイトタイム リップ オイル セラム」
夜の間に唇の乾燥を防いでくれるオイル状リップ美容液です。コラーゲンやヒアルロン酸の他、ラベンダー油などの花のオイルも配合されています。
寝る前に塗っておくことで、唇をたっぷりと潤してくれるのが特徴です。キメを整えながら健やかな状態を保ち、次の朝には柔らかな印象を与える唇に導きます。
クレンジングや洗顔後、清潔な状態の唇に適量のせれば、お手入れは完了です。寝ている間の唇の乾燥が気になる人や、就寝前でも使えるリップを探している人に向いています。
商品名:エスティ ローダー ピュア カラー エンヴィ ナイトタイム リップ オイル セラム
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