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毎日を元気で過ごせることは、とっても大切なこと。とはいえ忙しい毎日では、なかなか気持ちがついていかないということもありますよね。元気になれない要因を分析し、自分の力で元気になっていくポイントを、キャリアコーチの菊池啓子(きくちひろこ)さんに伺いました。
【元気になりたい】のになれない要因は?
「元気になりたい」のになれない。そんな経験はありませんか? 元気になれない要因にどのようなものがるのかを整理してみましょう。
悩み事や心配事がある時
悩み事や心配事がある時は、元気になろうとしてもなれないものです。
楽観的に考えることで解消できる悩みや心配事もありますが、悩みが深刻な場合は、元気になるまでに時間がかかって当然です。こうした時には、元気になれなくても仕方ないという意識も必要でしょう。
心が疲れている時
仕事でのミスが重なって落ち込んでいる時や、人間関係で傷つくことがあった時、人に対して気を遣い続けた時など。心が疲れていることも、元気になれない要因の1つとなります。心が疲れていると感じた時には、疲れていることを自覚して、さらに疲れるような事態を避けることが大切です。
体が疲れている時
体が疲れていることも元気になれない要因となります。忙しい日々が続いて睡眠時間があまり取れていない、不規則な生活が続いている、バランスのいい食事を摂れていないなどによって、疲労が溜まっていませんか?
過度の疲労が続いて病気になってしまうと、健康を取り戻すのは容易ではありません。日頃から健康管理に対する意識を持っておくことが必要でしょう。
他人の問題に巻き込まれている
他人の悩み相談や、他人が調整するスケジュールなどに振り回されていませんか? 自分で判断や決断ができないことに時間を費やすことは、思っている以上に気力を奪われています。特に他人の悩み相談は、当事者ではないため「何もできない」というのが本当のところ。自分の問題と他人の問題の仕分けをしっかりしていきましょう。
気候がよくない
気温や湿度や気圧は、思いのほか体に影響があります。目に見えないものでもあるので、気候に原因があると気づいていないケースも。自分のコンディションを整えるためにも、気持ちや体調と天気のうつり変わりに注目してみましょう。
悩み事や心配事がある時に元気になる3つの方法
悩み事や心配事がある時に元気になるのは、簡単ではありません。テレビやゲームなどに逃げて、つかの間、悩みを忘れることができたとしても、現実に戻ればまた落ち込んでしまいます。
悩みや心配事を改善するためのポイントを見ていきましょう。
自分の気持ちに正直になる
悩み事や心配事を抱えている時は、無理に元気になろうとしても逆効果になることがあります。元気になろう! と自分で自分を追い詰めてしまい、すぐに元気になれない自分を責めてしまう可能性があるからです。
こういう場合は自分の気持ちに正直になってみましょう。「こんな状況なのだから、元気がなくて当たり前だ」と、認めることも必要。
自分の気持ちに気付けると、心が少し軽くなれます。
悩み事や心配事を整理して対処法を考える
悩みや心配から目をそらしているだけでは、元気になることはできません。最終的には悩みや心配を解消しない限り、根本的な解決にはならないからです。どこかのタイミングでは悩みや心配事を整理して、対峙しなければなりません。
簡単には解決できない悩みや心配事もあるでしょう。現状を認識して、できることをやり、自分の手ではどうにもならないことは受け入れるしかありません。解決するか、もしくは受容するか。それが元気になるための第一歩となるのです。
周囲にサポートを依頼する
悩みや心配事は、ひとりで解決をしようとするとこじらせてしまうもの。「話を聞いてもらう」「アドバイスをしてもらう」「一緒に行動してもらう」など、周りへサポートを依頼してみましょう。自分では思いつかない解決法が見つかったり、思いのほか早く解決ができたりしますよ。
心が疲れている時におすすめの元気になる6つの方法
心が疲れている時は、その要因となった環境から距離を置いたり、まったく違う環境の中に身を委ねたりすることが有効です。元気になるためにはさまざまな方法があります。