Contents
【目次】
そもそも「当事者意識」の意味とは?
自分自身が、その事柄に直接関係すると分かっていること。関係者であるという自覚。(小学館刊・デジタル大辞泉)
【アンケート】あなたの周りで当事者意識が低いと思う人はいる?
周囲に「当事者意識が低い」と思う人がいるか働く女性にアンケートを実施したところ、4人に1人は「いる」という結果になりました。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
【アンケート】当事者意識がない・低い人に見られる特徴とは?
続いて、当事者意識がない人・低い人にどのような印象を抱くか質問しました。回答の中から代表的なものをご紹介します。
無責任・他人事
・管理職であるにも関わらず、人材育成が出来ていない (40代・岩手県・子ども1人)
・自分の責任を負わないようにする人 (40代・岡山県・子ども1人)
・責任感がない。何でも他人事。受け身 (30代・佐賀県・子ども2人)
・無責任 (40代・東京都・子ども1人)
・自分の仕事も他人事。 事の重大さをあまり理解していない (30代・福岡県・子ども1人)
・他人事のように話に入ってこない (40代・愛知県・子ども2人)
・自分が関わったことをみんなで話していても、他のことをしている (30代・北海道・子ども1人)
・自分がトラブルの元になっていることに気づいていない (30代・新潟県・子ども2人)
人任せ
・自分の判断に自信がないため、他人に頼りがち (30代・千葉県・子ども1人)
・面倒なことをやりたがらない (40代・石川県・子ども1人)
・言われないと、決められた仕事だけしかしない。気が付かない (40代・東京都・子ども1人)
自分本位
・自己中 (40代・埼玉県・子ども1人)
・自分のことしか考えてない (40代・埼玉県・子ども1人)
【臨床心理士に聞く】当事者意識が感じられないのはなぜ?
それでは、どうして当事者意識が低い言動をとってしまうのでしょうか。臨床心理士の吉田美智子さんに聞きました。
「当事者意識が低いとは、責任感や主体性の欠如、関係者であるという自覚の欠如、他人任せ、言われたことだけしていればよいという考えです。当事者意識が低い言動や態度を取ってしまう理由としては、次のことが考えられます」(吉田さん)
どこまで自分でやってよいのかわからない
「仕事で上司や先輩は『もっと当事者意識を持ってやりなさい』と言っても、部下・後輩は『どこまで何を、自分で考えてやっていいのかわからないからできない』のです。『当事者意識を持ってやれ』と言われてやってみたら『違う』と責められたり、ダメ出しされたりすると、動けなくなってしまいます。それを『当事者意識がない』と責められると悪循環です」(吉田さん)