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ノロケの意味は『仲の良さを得意げに話す』こと
ノロケとは恋人や夫婦間の仲の良さを第三者に伝えて自慢することを指します。漢字で記載すると「惚気」です。「ノロ」は、動きが鈍いことを意味する「鈍(のろ)い」が由来とされています。
辞書で意味を確認しましょう。
のろ・ける【×惚気る】
[動カ下一]
1 自分の配偶者や恋人などとの仲を人前で得意になって話す。「手放しで—・ける」
2 色情におぼれる。女性にひかれて甘くなる。「豊後の師匠にひどく—・けて、おれに取り持ってくれろと」〈滑・八笑人・二〉
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
ノロケとは恋愛に集中するあまり、周りの空気を読めず自慢してしまうことを意味します。自慢するという意味が含まれているため、世間一般ではネガティブな意味で使われることも。しっかり注意しておきましょう。
【100人に聞いた】人のノロケ話を「嫌だな」と感じたことはある?
ノロケ話をされることをどう思うかは、人それぞれです。相手の幸せを喜ぶ気持ちになる人もいる一方で、中には「ちょっと嫌だな」と感じるという声も少なくありません。
そこで、日本全国100人のワーキングマザーに『ノロケ話が嫌だなと感じたことがありますか?』と質問してみました。
結果は…35.5%が「はい」と回答。全体の4割弱がノロケ話を積極的に聞きたくはないと感じているようです。
※アンケートは30〜49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
ノロケる人の心理5つ
では一体、どのような人がノロケ話をしやすいのでしょうか? どういう心理で話をしているのか、上手に関わる方法なども確認しておきましょう。
まずはノロケる人の心理を5つ紹介します。
1. 好きすぎるゆえに話してしまう
2. 愛されていることを自慢したい
3. 無意識に話している
4. 他人から評価されたい
5. うまくいっていないことを悟られたくない
ノロケる人には心理パターンがあります。相手がなぜノロケたいのかを知っておくと、いざノロケ話をされたとき、鬱陶しいと感じるのを軽減できるかもしれません。それではパターンについて詳しくご説明しましょう。
好きすぎるゆえに話してしまう
ついついノロケてしまう人の心理として、「好きすぎるゆえに話してしまう」ことが挙げられるでしょう。恋人のことが好きすぎて、常に頭は相手のことでいっぱい。そのため、恋人の話ばかりしてしまうのです。
中にはこれにプラスして、恋人を取られないように周りへ牽制の意を込めてノロケ話をする人も。このタイプの人は無意識なため、自分ではノロケている自覚を持っていないケースがほとんどです。
愛されていることを自慢したい
周りに愛されていることを自慢したい心理でノロケる人もいます。自分は幸せの真っ只中にいることを相手に自慢して、優越感に浸りたいと考えている人もいるでしょう。愛されエピソードを周りに話すことで、自分が幸せであることを噛み締めているのです。
とくに恋人と結ばれるまで時間や労力がかかった人ほど、自慢したくなるようです。好きという気持ちより自慢したい気持ちが勝っている場合もあり、聞いている側はもううんざり…なんてことも。
無意識に話している
無意識に恋人のことを考えていた結果、ノロケ話をしているケースもあります。とくに付き合いたてのカップルに多いです。幸せのあまりパートナーのことが常に頭をよぎってしまい、口を開けばノロケ話になるのでしょう。
付き合いたて、というのは恋愛にワクワクしている幸せな時期。そのため無意識のうちにノロケ状態となりがちです。このタイプも自分がノロケているとは気づいていないことが多いのかもしれません。
他人から評価されたい
ノロケ話をする人には、他人から評価されたいと考えているタイプも。パートナーと仲がいいことを自慢して、「恋人を大切にする人」と印象付ける狙いがあります。自己肯定感が低い人に多く、他人から評価されることで満足感を得ようとしています。
また、人間としての株を上げることで、恋人以外で恋愛対象となりうる人からも好意を得ようと考えている場合もあります。このタイプの人は、常に意識してもらいたいためノロケ話を小出しにすることが多いです。