うまくいっていないことを悟られたくない
中には、パートナーとうまくいっていないことを悟られたくないという理由で〝あえてノロケ話をする〟人もいます。実際は別れの危機に瀕していても、自慢話をすることで周囲に「ここのカップルはうまくいっているんだな」と印象づけたい心理が働いています。
これは自分の弱みを見せたくない、と考えている人に多い傾向です。現実から目を背け、詮索されるのを防ぐため、あえてノロケてその場を切り抜けようとしているのではないでしょうか。
【100人に聞いた】ノロケる人の気持ちや特徴にはこんな意見も
ノロケる人の特徴には、前の項目で挙げた「話が好き」や「自慢したい」以外も様々な共通点があるようです。
そこで、「ノロケる人にはどのような心理や特徴があると思うか」についても、先ほどと同様にアンケートを実施しました。それぞれの実体験や意見について確認していきましょう。
自己中心的で思いやりがない
「自己中心的な感じ」(30代・兵庫県)
「自己中心的で自分だけが苦労してると勘違いして、弱い立場の人に傲慢な態度をとる人。」(30代・神奈川県)
人に依存しがち
「依存。 相手の良さを自分のステータスととらえていて、自分を持っていないように感じる。 幸せで周りが見えていない人。 」(40代・東京都)
「人への依存度が高い」(30代・鹿児島県)
自己愛が強い
「自分大好きな面が表に出すぎる」(40代・香川県)
構ってほしい
「自分中心で構ってほしくて、承認欲求が強い人」(40代・兵庫県)
自分の言動を客観視できていない
「頑迷固陋※で自分を客観視できない人。」(40代・熊本県)
※がんこめいろう・考え方に柔軟性がなく、頑固であること
人と比べてしまう
「今まで幸せじゃなかったから他人と比べてしまう」(30代・岐阜県)
ノロケを「うんざり」と感じるのは内容が同じだから
ノロケをうんざり感じてしまうのは、内容が同じだからです。ノロケている本人は違う話をしているつもりでも、周りからすると同じように聞こえてしまうのです。エピソードは違ったとしても、結局は同じ人物についての話…興味がない人のことを延々聞かされるのはしんどいですよね。
また、何度も話を聞いていると、リアクションのバリエーションがなくなってしまい困ることも多いです。誰かと会うたびにノロケている人は、相手に愛想をつかされる場合もあるため注意しましょう。
ノロケをうまく受け流す方法5つ
ノロケ話をうまく受け流す方法としては、以下の5つが有効です。
1. 相槌を打って聞き流す
2. 理由を作って途中で話を中断する
3. 相手が興味ある話にすり替える
4. 距離を置いてみる
5. そっけない態度を取る
あからさまに怒った態度を取っては、相手の心を傷つけてしまうため注意が必要です。5つの方法を詳しくご紹介しますので、うまく受け流すヒントにしてみてください。
適当に相槌を打って聞き流す
まずは、適当に相槌を打って聞き流してみましょう。同僚や知り合い程度の仲の良さの相手にはおすすめの方法です。「なるほど」「そうなんだ」といった相槌を打ちながら聞いておきましょう。
このときのポイントとして、親身になって話を聞かないことが重要です。親身になると、相手は「もっと話してもいいんだ!」と勘違いしてしまいます。軽い雰囲気で話を聞くことで、あまり興味が無いことを程よくアピールできます。
理由を作って話を中断する
理由を作って話を中断する方法もおすすめです。友人のノロケ話に「興味ない」だなんて言いづらい…そんな方は試してみてください。LINEや電話、会話中でも「◯◯をやらなきゃいけないから、また今度、話を聞くね」と理由を付けて話を切るのです。
中断させることで、「ノロケ話を聞ける時間が無いんだな、忙しいんだな」と相手に察してもらいましょう。ノロケの回数が減り、自分のストレスも少なくなりますよ。
相手が興味を持つ話にすり替える
どうしても話を中断できないときの代替案としておすすめなのが、相手が興味持ちそうな話題にすり替える方法。会話の最中に「へー…。あ! そういえば、○○の新作って……」といった流れで切り替えましょう。
この方法のポイントは、できるだけ自然におこなうこと。話している最中に急に切り込むと、相手を傷つけ、自分の印象も悪くなってしまいます。話が切れたタイミングで振るなど配慮をしましょう。
距離を置いてみる
距離を置いてみることも受け流す方法として挙げられます。ノロケ話が続いて聞いているだけでもイライラしてしまう場合は、その場からそっと離れてみましょう。無理に一緒に居続けてしまうと、イライラが募り、喧嘩に発展してしまうこともあり得ます。
物理的に離れることで、冷静さを取り戻せるかもしれません。その上で、ノロケる相手との適切な距離感を掴んでいきましょう。
そっけない態度を取る
上記4つの方法を試してみてもノロケがしつこい場合には、最終手段としてそっけない態度を取ってみましょう。ノロケている人は最早自分しか見えておらず、聞かされる相手の気持ちまで考えられていない可能性があります。
はっきり態度に出して相手に察してもらえば、自然とノロケ話が減っていくでしょう。
【100人に聞いた】あなたなら、どのように接する?
しつこくノロケ話をする人に対して、どのように接するのが良いのかもアンケート回答者に聞いてみました。
上記の対処法以外にも「関係性を保ちながらスルーする」などの意見や体験談を聞くことができたので、ぜひ参考にしてみてください。
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
最初のうちは話を聞いておく
「基本的にノロケを何とも思わないが、言いたいだけ言わせてすっきりしたら言わなくなると思うから色々と引き出す」(30代・岐阜県)
「相手の言うことは否定せず聞いておき、少しずつ距離を取る」(30代・沖縄県)
褒めて話を終わらせる
「褒めておく」(30代・茨城県)
「褒めて終わる。」(30代・愛知県)
相手を傷つけないように茶化す
「『出た出た!まーたその話かよーもう5回は聞いてるで!笑』と笑って言う。笑いにしながらもハッキリと言ってあげる。」(40代・京都府)
ノロケ話をする人の心理を知って上手に対応しよう
ノロケは、パートナーとの仲の良さを他人に自慢する行為で、本人には自覚があることもあれば、無いこともあります。ノロケる心理を理解して、相手に対する鬱陶しい気持ちを少しでも軽減させましょう。
あまりにも辛い場合は、紹介した対処法をぜひ試してみてください。感情を自分でうまくコントロールして、イライラする気持ちを抑えられるようにしましょう。
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