世間知らずとは
経験が浅く社会情勢を知らない人を意味する言葉
小学館『デジタル大辞泉』によると、世間知らずとは「経験が浅く、世の中の事情にうといこと」を意味する言葉です。時事的なトピックに関心がなく、その話題についていけない人は、世間知らずと思われがち。また一般的なマナーを知らず、正しい言葉遣いができない場合も同様です。また、世間知らずという言葉は人生経験が浅いという意味で使われることもあります。
【質問】周囲に「世間知らず」だと思う人はいますか?
みなさんの周りに「世間知らず」だと思う人はいますか?女性約100人にリサーチしてみました。
・いる…19.2%
・いない…80.8%
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
周囲に世間知らずだと思う人が「いる」と答えた人は19.2%でした。みなさんの体験談もご紹介します。
【体験談】その人を「世間知らず」と思ってしまった理由は?
・自分の周りしか目がいかず、「苦労した」とか言っている人(40代・鹿児島県)
・自分の立場をわかっていない(40代・愛媛県)
・話し方が幼稚(30代・千葉県)
・私立のまあまあの大学に合格した自慢ばかりする。うちの子は国立大学に通ってますけどと言うと黙り込む(40代・滋賀県)
世間知らずの人に見られる特徴7つ
ここからは、世間知らずな人に見られる特徴7つをご紹介します。周りの人や自分が当てはまっているかチェックしてみましょう。
自己中心的である
世間知らずな人の特徴の1つ目として、自己中心的であることが挙げられます。一般的に、人は社会生活を送るうちにある程度周りに合わせて行動することを学びます。しかし、世間知らずな人は「今まで周りが自分に合わせてくれた」という経験を持つ人が多いでしょう。そうなると成長していく過程で相手を思いやる気持ちが育ちにくく、自己中心的な性格になりがち。職場で自分の意見が通らない場面でもしつこく主張し続けてしまいます。
人をすぐに信じてしまう
相手が言ったことを何でもかんでも信じて実行するのは、自分で思考していないと思われ、世間知らずと認定されてしまうことがあります。これは他人にひどい嘘をつかれた経験が乏しい人に、よくある傾向です。何でもかんでも疑ってかかる性格もよくありませんが、信じすぎることも危険です。誰でも信じてしまうと、いずれ悪い人に騙されてしまうこともあります。世間についてある程度知った上で、人を信じるのがベストでしょう。
一般常識を理解していない
一般常識とは、社会で円滑にコミュニケーションをとり、生活を営むためのルールです。それらが身についていないと「経験が浅く世間知らずな人」と認識されます。一般的に、人は成長していく過程で周りの人の話を聞いたりして常識を身につけていくもの。しかし、世間知らずな人には学ぼうという気持ちが乏しい傾向にあるようです。一般常識を知らなくても問題ない、恥ずかしくないとさえ考えています。よって、大人になっても、世間知らずのままで過ごしてしまうのです。
目上の人に対して敬語が使えない
世間知らずな人は、正しい敬語が使えない傾向にあります。常識的な人は、相手を尊敬する気持ちを表すために、敬語を上手に使いこなしていきます。そうすることで円滑にコミュニケーションを取れるのです。しかし、誰にでもくだけた言葉を使っていると、受け取り手に「敬語が使えないなんて世間知らずだな」と認識されてしまうでしょう。よって、よい人間関係が築けない、仕事をうまく進められないなどのトラブルが発生しやすくなります。
トレンドや時事ニュースに興味がない
世間知らずな人の特徴として、トレンドや時事ニュースに興味がないことも挙げられます。時事ニュースから社会の動きを読み取ること、人の気持ちを考える力を養うことは、社会人にとって重要な行動です。世間知らずな人は、トレンドや時事ニュースなどはあまり気にとめません。次第に周りの会話にもついていけなくなり、相手の気持ちも分からずどんどん孤立していきます。結果的に世間知らずのレッテルをはられてしまうこともあるでしょう。
責任感に乏しい
責任感に乏しいことも世間知らずな人の特徴です。常識のある人は、責任感を感じて周りと連携しながら、任された仕事は最後までおこないます。しかし世間知らずな人、周りとコミュニケーションを取りながら仕事を完遂させることが苦手なのです。また、苦しい状況になってしまうとすぐに投げ出してしまうため、いつまで経っても仕事ができるようにならないという懸念も。これらは「今まで周りが何でもやってくれていた」という人に多い傾向です。仕事を投げ出してばかりいると周囲に迷惑をかけるだけでなく、周りからは無責任で世間知らずな人と評価されてしまうでしょう。
挨拶ができない
世間知らずな人の特徴7つ目は、挨拶ができないことです。挨拶は社会人として最低限押さえておくべきマナーであり、円滑な人間関係を築く上で欠かせないものでしょう。挨拶が上手にできないまま過ごしてしまうと、悪い印象を与え、コミュニケーションがうまく取れずに仕事が思うように進まないことも。世間知らずであることは、ときに社会人として致命的な欠点になることもあります。
世間知らずになってしまう原因3つ
ここからは、世間知らずになってしまう原因を3つご紹介します。世間知らずになる原因には、周りの影響だけではなく本人の認識力の低さも挙げられます。それぞれ解説していきますので、原因を深く知って、世間知らずを脱却するための知識を得ていきましょう。