周りに怒ってくれる人がいない
原因の1つ目は、周りに怒ってくれる人がいないことです。間違ったことを訂正して、叱ってくれる家庭に育てば自然と常識は身につきます。しかし、何でも受け入れてもらえる環境に育つとわがままになり、相手の気持ちを考えて行動する力が身につきません。言いたいことを言えば周りが合わせてくれるため、自分本位で生きても問題ないと考えてしまいます。環境が与える影響はかなり大きく、中には社会に出ても間違いに気づかず過ごしてしまうことも。周りとの人間関係で苦労する人も多いです。
自己愛が強い
原因の2つ目は、自己愛が強いことです。自己愛は自己肯定感を高めるためには重要です。しかし、あまりにも強すぎると、周りが見えずに自分勝手な振る舞いをしてしまうでしょう。また自己愛が強すぎる人は、向上心が低い傾向にあります。なぜならば、現状の自分のままでも愛せてしまうからです。そのため、積極的にマナーや常識、時事ニュースなどを知ろうとする気持ちが生まれにくいでしょう。その状況が続くとといつまで経っても、世間知らずなままになってしまいます。
物事を客観的に捉えることが苦手
物事を客観的に捉えることが苦手な性格も世間知らずになる原因のひとつです。社会で働く上で、客観的な視点は大切です。しかし、世間知らずな人は、主観でしか物事を捉えていません。「自分だったら」という考え方しかできないので、他人がどのように考えているのか理解しようとしないのです。そのため柔軟性に欠け、他人の考えにも応えようとする意識が少なくなります。その結果、周りともうまく連携が取れず、世間知らずとなってしまうでしょう。
世間知らずを改善する方法4つ
ここからは、世間知らずを改善する方法4つをご紹介します。世間知らずのレッテルをはられたままでは、人間関係に苦労します。比較的簡単に始めやすいものばかりですので、以下で紹介する方法を試して世間知らずを脱却しましょう。以下で詳しくご紹介します。
ニュースを見る習慣を身につける
改善方法の1つ目は、ニュースを見る習慣を身につけることです。世界の情勢に目を向けることで、最低限のトピックを把握できるほか、自分以外に興味を持つ練習にもなります。次第に他人にも興味が湧いてくるでしょう。
情報元は、新聞以外でも構いません。テレビやネットニュースサイトの閲覧などでも大丈夫です。見る時間を作ることが難しい場合は、通勤中に見るのがおすすめ。移動時間が有意義なものになります。習慣づけるためには、継続しておこなうことが必要です。時間を見つけて時事ニュースをチェックしましょう。
相手の立場に立って考えるようにする
2つ目の改善方法は、相手の立場に立って考えるようにすることです。そうすれば、自ずと必要な行動は見えてきます。例えば、
・挨拶をする
・丁寧な言葉遣いをする
・常識的な行動をする
これらはすべて相手を不快にさせないためのルールです。相手はどう思うか考えながら行動することで、自分本意な考え方から脱却できます。さらに相手の立場になって考えることで、相手の気持ちがはかれるようになります。すると、円滑なコミュニケーションを取れるようになり、職場の人間関係も良好に。仕事にもプラスに働くでしょう。
新しいことをやってみる
新しいことをやってみるのも世間知らずを改善する方法のひとつです。新しいことを始めると、知識が増え、新しい人との出会いが生まれます。新たな体験をし続けることで、知見が広がるため、世間知らずを脱却できるのです。
ですが、毎日新しい挑戦をする必要はありません。「知らないことを知ろうとする」だけでも知識を増やすことは可能です。会話の中で分からないことがあったら質問してみましょう。学ぶ姿勢があるだけでも周りからの評価は変わってきます。
周りからの意見を素直に受け入れる
世間知らずを改善する4つ目の方法は、周りからの意見を素直に受け入れることです。自分本位な考えを持った人は、客観的な視点がありません。周りからの指摘を素直に受け入れることで、自分以外の人の考え方を知ることができます。
意見をくれる周りの人は貴重な存在です。なぜなら、改善してほしいと思わなければ、わざわざ意見を言わないためです。自分を見てくれている人の期待に応えることで、周りからの評価も変わってくるでしょう。
▼あわせて読みたい
世間知らずの特徴を知って改善していこう!
世間知らずとは経験が浅く、世の中の事情にうとい人のことを意味する言葉。自己中心的な性格であることや、人をすぐに信じてしまうこと、一般常識を理解していないことなどが、特徴に挙げられます。これらの特徴を理解しておくことで、改善点がはっきりするでしょう。また、世間知らずになってしまうのは、家庭環境や本人の性格に原因があるようです。もし改善したいのであれば、ご紹介した4つの方法を試してみてください。
▼あわせて読みたい