「アカデミックな視点で考える」——というような表現を、ビジネスシーンで聞くことはありませんか? 知識や論理に基づいて冷静に物事を分析する力、それがアカデミックな視点です。本記事では、「アカデミック」の意味や使い方、アカデミックな人に近づく方法などを解説します。
そもそもアカデミックとはどんな意味?
そもそも「アカデミック」とは、どんな意味なのでしょう。辞書には、以下のようにあります。
1 学問の分野で正統的で堅実なさま。学究的。「―な研究書」
2 伝統的、格式的で、新しさや生気に乏しいさま。「―な芸術」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
日常的に使われるのは1で、2は伝統芸能などに使われる言葉のようですが、「生気に乏しいさま」と書かれているように少しマイナスな意味も含まれているようです。大学の教授などは1のアカデミックの代表例といえるでしょう。
アカデミックの使い方
会社の会議などでは、「アカデミックな視点で考えましょう」という表現が使われることがあります。これは、物事を論理的かつ体系的に分析し、学問的な観点から検討しようという意味です。
このような視点は、特に議論や問題解決の場面で役立ちます。ビジネスシーンでは、冷静で客観的な意見が求められる際に「アカデミック」という言葉が用いられることが多いですね。しかし、意見するばかりで行動が伴わないと、他の人から「実務に疎い」「理論ばかりで現実に即していない」といったネガティブな印象を持たれる可能性もあるので気をつけたいところです。
【質問】あなたの周りにアカデミックな人はいる?
ワーママ約100人に、「周囲にアカデミックな人はいますか?」と聞いてみたところ、以下のような結果になりました。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
ママたちの回答によると、アカデミックと感じる人はなんと7.5%しかいない、ちょっと寂しい結果に…。職種などにも違いがあるかもしれないですね。
アカデミックな人の特徴とは
「身近にアカデミックな人がいる」と答えた人たちに、具体的な特徴や理由も聞いてみました。読んでいるうちに、「あの人もアカデミックだ!」などと思い起こすこともきっとあるはずですよ。
インテリジェンス
「文章にセンスがある。言葉の選び方や使い方が、どことなく上品で嫌味のないインテリジェンスを感じる」(30代・静岡県・子ども1人)
「学歴などにはかかわらず知識があり、それをうまく活用できている」(30代・神奈川県・子ども2人)
「物知り」(40代・神奈川県・子ども2人)
「勉強が好き。常に新しい情報を集めている」(40代・岩手県・子ども1人)
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ポジティブ
「ポジティブで周りを気にしない」(40代・千葉県・子ども1人)
熱心
「さまざまなことに熱心」(30代・群馬県・子ども1人)
理屈ぽい
「理屈っぽいところがある」(40代・岡山県・子ども2人)
アカデミックな人に近づく方法を体験談から紹介
アカデミックな人にプラスなイメージを持つ人は多いよう。そこで、自分もアカデミックな人になりたい、近づきたいと思うこともあるでしょう。実践しているママたちに、どのようなことをしているか聞いてみました。