純粋とは?人の性格以外の意味もある?
ひねくれたところのない素直な性格の人を「純粋な人」と表現することがあります。また、「あの頃は純粋だった」と思い出に浸るときに言うことがあるかもしれません。
純粋という語句は人の性格を表現するときに使われますが、他にも意味がある言葉です。純粋という言葉の意味と、その類語と対義語を詳しくチェックしていきましょう。
純粋の意味
純粋という言葉は、人の性格だけを表現しているわけではありません。純粋には2種類の意味があり、1つ目は「私欲や邪念がなく、清らかなこと」「けがれがないこと」という人の精神的な状態を表すものです。この場合は「純粋な気持ちを伝えた」などと使います。
2つ目の意味は「混じり気がなく、異質なものが含まれていないこと」です。例えば、「これは純粋な水です」というように、物に対しても純粋という言葉が使われます。
純粋の類語と対義語
純粋の類語は、「純情」「純真」「無垢」「無雑」です。それぞれの意味は、以下のとおりです。
純情:素直できれいな心のこと、またはそのさま
純真:けがれがないこと
無垢:心身ともに清らかな状態であること、うぶで世間知らずなこと
無雑:混じりけがないこと
対義語は「邪念」「不浄」「悪意」「不純」です。それぞれの意味は以下のとおりです。
邪念:倫理的に正しくない、悪い考え
不浄:心身が汚れていること
悪意:悪い心
不純:純粋ではなく汚れていること
純粋な人が持つ5つの特徴
純粋な人は以下のような5つの特徴を持っています。
1.裏表がなく素直な性格をしている
2.疑うことなく相手を信じられる
3.駆け引きは苦手な傾向にある
4.安心して付き合える
5.人によっては好まれない場合もある
これらの特徴は基本的には周りの人たちにとっても好意的にとらえられやすいものですが、5つ目にあるように、人によっては好まれないケースがあります。純粋な人が持つそれぞれの特徴について、詳しくチェックしていきましょう。
1.裏表がなく素直な性格をしている
純粋な人が持つ1つ目の特徴は、裏表がなく素直な性格をしていることです。人によって態度を変えたり、対応に裏があったりする人は純粋な人とは言いません。頼みごとをされた場合には、損得勘定ではなく自分がどうしたいかを判断基準にします。
素直な性格をしているため、ひねくれたところはなくストレートな感情表現をします。人の意見をそのまま受け止め、なにかあったら感謝や謝罪をきちんと相手に伝えるのも特徴です。
2.疑うことなく相手を信じられる
純粋な人が持つ2つ目の特徴は、疑うことなく相手を信じられることです。純粋な人は自分が他人を騙そうとは考えないため、人のことも信じています。万が一騙されてしまっても仕返しをしようとは考えない傾向にあり、様子を見ていた周りの人たちにフォローしてもらうこともあるようです。
恋愛においてもその特徴があり、一途で相手を信じ続けます。浮気を疑うこともないため、穏やかに愛し合えるときを過ごせるでしょう。
3.駆け引きは苦手な傾向にある
純粋な人が持つ3つ目の特徴は、駆け引きは苦手な傾向にあることです。恋愛や仕事などの場面で計算高く駆け引きをする人がいますが、純粋な人にはこれができません。
相手を困らせるかもしれないことができず、また思っていることをストレートに表現したがる傾向があるため、純粋な人は駆け引きには向かないのです。相手にも打算ではないと伝わるので仕事の相手からは信頼されやすく、恋愛面ではピュアさが強みになるでしょう。
4.安心して付き合える
純粋な人が持つ4つ目の特徴は、安心して付き合えることです。純粋な人は嘘をついたり嫌味を言ったりすることはほとんどしないため、信頼できます。一緒にいて楽で安心できる相手だといえるでしょう。
純粋な人から出た言葉はその人の本心なので、純粋な人になにかを言われても嫌味っぽいと感じにくいことも特徴です。もし純粋な人から褒められた場合はストレートに受け取りましょう。