1日のもち時間は誰でも等しく24時間。けれど、時間の使い方や過ごし方にはその人のスタンスや個性が現れます。ひとりの女性の中の女・妻・母の3つの顔に迫る「女の時間割」。“女・妻・母としての自分を自己分析してください”という質問に藤本さんが出した答えとは…?
藤本美貴さんの「女の時間割。」
Vol.1「女」時間〜ひとりの女性として仕事に向き合う時間〜
Vol.2「妻」時間〜妻として夫に向き合う時間〜
Vol.3「母」時間〜母として子どもに向き合う時間〜
タレント・36歳
藤本美貴さん
仕事をしているときの自分は『責任感モードが発動する私』
「仕事のときは、オファーを受けた者の責任として、とにかく求められるニーズに応えたいと考えています。たとえば情報番組にコメンテーターとして呼ばれる場合は、自分がその日求められている役割や立ち位置をふまえながら、しっかりコメントするようにしています。状況をみて臨機応変に、失敗はしないように、どんなときにも、自分らしく最善を尽したいですね」
妻としての自分は『唯一甘えることができる私』
「妻としての自分は、唯一甘えることのできる部分なのかな。旦那さんには何をしても受け止めてもらえる自信があるので(笑)。“頼むよ!”って感じで、後ろを見ずに倒れ込んでも“きっと支えてくれる”という絶対的な信頼感があるんです。 “どうしよう” と困ったときでも“大丈夫!”と必ず助けてくれるはず、みたいな(笑)」
母としての自分は『日々正解を探している私』
「母としては、人として大切なことはきちんと伝えていかなければと思っているんです。迷いながらも一生懸命やっています。子どもたちの人生は自分の人生ではないので、果たして本当にこれが彼らに合っているのか?と、旦那さんとふたりで毎回ぐらぐら揺れながら、“これ(が正解)なのか? 違うのか?”と、日々よりよい答えを模索しながら、自分たちも前進しているような感じですね」(藤本さん)
働くママの中にある「3つの顔」をキャッチアップする『Web Domani』の連載「女の時間割」。今回は藤本美貴さんに登場してもらいました。打てば響くような回答をしてきた藤本さんが、唯一考えこんだのがこの3つの質問。場面ごとに異なる顔はもっているものの、軸にある自分はいつも同じで大きくは変わらない。ぶれないスタンスが素敵な藤本さんでした。
Profile
藤本美貴
ふじもと・みき/1985年、北海道生まれ。16歳で芸能活動を始め、2003年にモーニング娘。に加入。6期メンバーとして活躍する。24歳でお笑い芸人「品川庄司」の庄司智春さんと結婚。27歳で長男、30歳で長女、34歳で次女を出産。2016年に『第9回ベストマザー賞2016』の芸能部門を受賞。2018年には庄司さんとともに『いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2018』を受賞。今年7月に11回めの結婚記念日を祝う動画を公開して話題に。現在はバラエティ番組やCM出演、ファッションブランドとのコラボレーションなどを精力的に展開しつつ、3児のママとして子育てにも奮闘中。産後ダイエットでヨガと出会い、「グラヴィティヨガ」のインストラクターの資格も取得。YouTube『ハロー!ミキティチャンネル』も好評。来年、2022年に芸能生活20周年のメモリアルイヤーを迎える。インスタグラム:@mikittyfujimoto
写真・取材・文
谷畑まゆみ
働く女性のインタビュー企画がライフワーク。カウンセラーやキャリアコンサルタントとしての“聴く”スキルを活かして「YeLL」のクラウドサポーターとしても活動中。Domaniオンラインサロンでは、これまで「女の時間割」にからめた配信に4回登場。執筆協力した書籍、『わかる!伝える!視線の心理術』(造事務所編・メディアパル刊)が10月7日に発売されたばかり。マスク着用やオンラインでの画面越しという、新たな状況の中でのコミュニケーションにおける“人の気持ちを察するための手掛かりの不足によって生じる悩みや不安”の対処法について紹介している。