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2024.08.31

「薔薇」の花言葉とは? 色別の意味や開花時期、プロポーズに贈る本数を紹介

「薔薇」の花言葉といえば、”愛情”にまつわるものが多いイメージがありますが、実は色ごとに違う意味をもっているんですよ。本記事では花言葉に加え、開花時期、人に贈る際の本数の意味まで紹介していきます!

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大切な人に花束を贈りたいと考えたときに、薔薇を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? ロマンティックで華やかな薔薇は、ギフトとして定番の花でもありますよね。実は、薔薇は色によって異なる花言葉があったり、本数によってさまざまなメッセージが込められていたりもします。

本記事では、薔薇の基本的な特徴から、色別の花言葉、プレゼントに薔薇を贈るのがおすすめな理由などを解説します。あなたの気持ちを薔薇の花束に込めて大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか?

「薔薇」の基本的な特徴

薔薇は、地球上で最も美しい花といわれ、世界中で圧倒的な人気があります。まずは「薔薇」の基本的な情報や開花時期について紹介しますね。

ピンク色のばら

(c) Adobe Stock

意味

「薔薇」は通常「ばら」と読みますが、音読みで「そうび」「しょうび」とも読みます。もともと「薔薇(しょうび)」と読まれていたこの漢字を、「ばら」の花の当て字にしたことが由来であるとされています。

日本には古くから、ノイバラやハマナスなどの原種の薔薇が自生しており、最古の和歌集『万葉集』や『常陸国風土記』にも記述が見られます。園芸が盛んになった、江戸時代頃に広く栽培されるようになったとされています。現在、公園やバラ園で見られるような「西洋バラ」は、明治時代に文明開化で西洋文化とともに輸入されてきたそうです。

薔薇と人との歴史は古く、2000年以上にも及ぶとされています。ギリシア神話の中には、女神アフロディーテが誕生したときに、神々が薔薇を作って祝福したという物語があり、その様子はイタリアの画家、サンドロ・ボッティチェッリの名画『ヴィーナスの誕生』にも描かれています。

開花時期

薔薇は、バラ科バラ属の落葉低木。原産地はヨーロッパ、北アメリカ、アジアなどがあります。開花時期は、5月〜11月と期間が長く、見頃は5月〜6月の春、9月〜10月の秋です。

一般的に、春に咲く薔薇は、大輪で華やかな色合いが特徴です。この時期のバラ園に足を運べば、見事な薔薇を堪能できるでしょう。

また、2度目の見頃である秋に咲く薔薇は「秋バラ」と呼ばれます。こちらは花色が濃く、豊かな香りが特徴です。一方で、春の薔薇に比べるとやや花数が少なく、落ち着いた印象をもつ人もいるようです。

薔薇は観賞用以外にも、アロマや食用として親しまれています。例えば、甘い芳香がするダマスクローズは、香水の原料やアロマオイルに。薔薇の実であるローズヒップはビタミンCを豊富に含み、美容にいい飲み物として愛用されています。

「薔薇」の花言葉とは?

古くから、特別な日に贈るプレゼントとして選ばれてきた薔薇。薔薇全体の花言葉には、「」や「」など恋愛に関するものが多くありますが、花の色によって異なる意味があるのです。色別の花言葉を知って、大切な人へ贈る際の参考にしてはいかがですか?

カラフルなばら

(c) Adobe Stock

赤の花言葉

薔薇といえば、やはり王道の赤。赤い薔薇の花言葉は、まさに「愛情」です。他にも「あなたを愛しています」「情熱」「熱烈な恋」など、燃えるような真紅の薔薇になぞらえた熱い思いが込められています。恋人へのプロポーズや、結婚記念日のプレゼントとして贈るときの定番カラーです。

ピンクの花言葉

可憐なピンクの薔薇には、「上品」「気品」「しとやか」などの花言葉があります。主張しすぎない柔らかな色合いのピンクの薔薇は、どのようなシーンでも活躍することでしょう。母の日のプレゼントで、カーネーションの代わりにピンクの薔薇を贈ってみてはいかがでしょうか?

黄色・オレンジの花言葉

黄色の薔薇には、「友情」「献身」「平和」「励まし」などの意味があります。そのため、家族や仲のいい友人へのプレゼントとして最適です。最近では、黄色の薔薇を父の日に贈る習慣もあるそうですよ。また、黄色は米寿祝いにも適した色でもありますね。両親や祖父母に“いつまでも元気でいてほしい”という気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか?

また、仲のいい友人には「黄色い薔薇には、“友情”という花言葉が込められています。私たちの友情もずっと続きますように」などのメッセージを添えてみるといいでしょう。

ただし、黄色の薔薇には、恋愛関連のネガティブな花言葉「嫉妬」「恋に飽きた」があります。そのため、パートナーには贈らない方が無難です。

オレンジ色の薔薇には、「」「信頼」「健やか」「無邪気」といったポジティブな意味合いが込められています。両親や兄弟、友達に贈るのにぴったりのカラーですね。

黒の花言葉

黒色の薔薇には、「あなたは私のもの」「永遠の愛」という意味があります。

ただし、赤みがかった黒色の薔薇には、「恨み」「憎悪」「死ぬまであなたを恨みます」などのネガティブで怖い意味をもつものが多いため、相手に贈る際は注意が必要です。

青・紫の花言葉

青い薔薇には、「奇跡」「夢が叶う」「神からの祝福」などの意味が込められています。もともと、青い薔薇は自然界には存在しない色です。しかし、「青い薔薇」が見たいという人々の強い思いから近年日本でも開発に成功しました。

このことから青い薔薇には、「奇跡」などの前向きな花言葉が付けられています。青い薔薇は、プロポーズはもちろん、欧米の伝統的な習慣である「サムシング・ブルー」として、結婚祝いにも人気のあるカラーです。

続いて、高貴な印象をもつ紫の薔薇には、「気品」「上品」「尊敬」などの花言葉があります。シックで落ち着いた色合いの紫色は、尊敬している年上の方への贈り物として選ぶと喜ばれるかもしれません。

白の花言葉

白い薔薇の花言葉は、「純潔」「純粋」「尊敬」「私はあなたにふさわしい」。真っ赤な薔薇が、恋人に熱烈な愛情を伝える花だとしたら、純白の薔薇は、両親に日頃の感謝の気持ちを伝える花といえるかもしれません。

緑の花言葉

緑の薔薇は、その独特な色合いから「希望」や「新しい始まり」といった意味が込められています。この花言葉は、人生の新たな章を迎える人や、新しい目標に向かって頑張っている人への贈り物にぴったりです。例えば、転職や引っ越し、入学や卒業など、新しいスタートを切る際に贈ると喜ばれるでしょう。

クリーム色の花言葉

クリーム色の薔薇は、柔らかく落ち着いた色合いから「控えめで深い愛情」や「魅力」を象徴しています。相手に対して、穏やかな愛情を示すときに使われることが多いですね。例えば、長年連れ添ったパートナーへの感謝の気持ちや、家族や友人への愛情を表現する際に贈ってみてはいかがでしょうか?

本数で変わる? 「薔薇」を贈るときの意味

愛する女性へのプロポーズや誕生日に、赤い薔薇を贈る男性もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、薔薇は贈る本数によって異なる意味を持っています。相手に伝えたい思いにぴったりの本数を選んでみてはいかがでしょうか? 本数の意味は以下の通りです。

薔薇の花束

(c) Adobe Stock

・1本:「一目惚れ」「あなたしかいない」
・2本:「この世界は二人だけのもの」
・3本:「告白」「あなたを愛しています」
・5本:「あなたに出会えてよかった」
・10本:「あなたはすべてが完璧です」「かわいい人」
・99本:「永遠の愛」「ずっと好きだった」「ずっと一緒にいてください」
・100本:「100%の愛」

心に刺さるメッセージはありましたか? ちなみに108本には、「結婚してください」という意味365本には、「1年365日ずっとあなたを思う」という意味が込められています。花束にしたらとても抱えきれそうもないように感じますが、相手へのサプライズにはなりそうですね。

また、欧米では、12月12日はダーズンローズデーといって、愛する人に12本(1ダース)の薔薇の花を贈る習慣があります

12本の薔薇には、それぞれ「永遠、真実、栄光、感謝、努力、情熱、希望、尊敬、幸福、信頼、誠実、愛情」という意味が込められており、「これら全てを誓います」という意味を込めて花束を贈るのだそう。日本でも、プロポーズや結婚記念日などパートナーに感謝の気持ちを伝えたいときに行われています。

贈る相手別のおすすめの「薔薇」

結婚記念日にパートナーに薔薇を贈ったり、友人の誕生日プレゼントに薔薇の花束を添えると素敵ですよね。プレゼントをする相手をイメージした薔薇を贈ることで、二人の関係がより深まることでしょう。贈る相手別のおすすめの薔薇を紹介します。

恋人への薔薇

赤い薔薇は、情熱的な愛や深い愛情を象徴し、恋人への愛を伝えるのに最適です。特にプロポーズや記念日には、赤い薔薇の花束が人気ですね。愛の告白や永遠の愛を誓う場面で使われることが多く、特別な日のロマンチックな雰囲気を一層引き立ててくれます。赤い薔薇の本数やアレンジにもこだわることで、さらに心に響く贈り物となるでしょう。

母親への薔薇

ピンクの薔薇は、優しさや感謝の気持ちを表現するのにぴったりです。母の日や誕生日にピンクの薔薇を贈ることで、日頃の感謝の気持ちや深い愛情を伝えることができますよ。お母さんの好みに合わせた花束にすると、さらに喜ばれるでしょう。

父親への薔薇

黄色の薔薇は、友情や敬意、感謝の気持ちを示す花です。父の日には黄色の薔薇を贈って、感謝や尊敬の念を伝えてみてはいかがでしょうか? 明るく陽気な色合いの黄色の薔薇は、ポジティブなエネルギーを与えてくれるはずです。また、黄色は信頼や誠実さも象徴しているため、お父さんとの絆を深める素敵な贈り物になりますよ。

友人への薔薇

オレンジの薔薇は、友情や信頼、喜びを表す色です。仲のいい友人の誕生日やお祝いにオレンジの薔薇を贈ることで、友情や信頼関係を一層深めることができます。また、オレンジの薔薇は、励ましや祝福の意味ももっているため、友人の成功を祝うシーンにもぴったりです。

「薔薇」がプレゼントにおすすめなわけとは

たくさんの種類の花がある中でも、プレゼントに薔薇を選びたくなる理由とはなんなのでしょう?

美しさと華やかさ

薔薇は見た目の美しさと華やかさから、贈り物としてとても人気があります。鮮やかな色彩や豊かな香りが、特別な日の雰囲気を一層引き立ててくれるでしょう。記念日や誕生日、プロポーズなど、大切な瞬間をより感動的に演出するのにぴったりな花です。

豊かな花言葉

先述した通り、薔薇は色や本数によって異なる花言葉を持ち、相手に伝えたいメッセージを込めることができます。例えば、赤は情熱的な愛、白は純潔、黄色は友情を象徴します。特定の本数にはそれぞれ意味があり、1本で「一目惚れ」、3本で「あなたを愛しています」と伝えることができます。自分の気持ちを花束に託すことができるのも魅力の一つです。

多様なアレンジメント

薔薇は、ブーケ、アレンジメント、ボックスフラワーなど、さまざまなスタイルで贈ることができます。受け取る人の好みや贈るシーンに合わせて、最適な形でプレゼントできるのは嬉しいですよね。

最後に

はるか昔から世界中の人に愛されてきた「薔薇」。その花言葉は花の色によって異なり、「熱烈な恋」や「友情」「情熱」などの定番のものから、「嫉妬」「あなたは私のもの」など、さまざまな愛のかたちが込められたものでした。

恋人や異性に贈るイメージが強い薔薇ですが、オレンジや白い薔薇なら、家族や友人に気軽に贈ることができそうですね。ぜひ大切な人の姿を思い浮かべながら、素敵な薔薇を選んでみてはいかがでしょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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