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【目次】
くっつかない・使いやすいフライパンの選び方
食材がこびりつかないフライパンを使うとスムーズに調理できますが、さまざまな種類があるので選び方に迷うことが多いでしょう。使いやすいフライパンを入手するために押さえておきたい、選び方のポイントを紹介します。
コーティングの種類
調理中に食材がくっつかないタイプのフライパンの多くは、金属の表面にコーティング・加工が施されています。以下が代表的なコーティングの種類です。
・テフロン‥‥フッ素を含んだ合成樹脂をコーティングして滑りを良くしたもの
・ダイヤモンド‥‥フッ素樹脂加工をする際に粉末状の人工ダイヤモンドを加えて耐久性を高めたもの
・マーブル‥‥フッ素樹脂に大理石の粉を加えているもの
・セラミック‥‥金属の表面をセラミックで覆い耐熱性や耐久性を向上させたもの
・チタン‥‥フッ素樹脂にチタンを混ぜたもので軽量でさびに強い
なお、テフロン加工とフッ素樹脂加工は呼び名が異なるものの、実際は同じものとなります。
重さとサイズ
使いやすいフライパンを見極めるには、重さとサイズも考慮して選びましょう。使われている金属によって重さが異なり、鉄やステンレスよりもアルミやチタンが使われたフライパンの方が軽量です。女性がフライパンを振るう場合、「1kg以上」の重さがあると負担を感じやすいでしょう。重量は大きさによっても違ってきます。
小型の方が軽量ですが、大人数の料理を一度に作りたい場合には向いていないため、目的に合ったサイズを使いましょう。一度に4人分の料理を作りたいときには、28cm前後の大型のフライパンがおすすめです。
2人前の料理をすることが多いなら、24cm前後が使いやすいといえます。1人分のおかずを調理する目的なら、14~20cmを選ぶと使い勝手がよいでしょう。
自宅の熱源に対応しているか
自宅のキッチンがガスコンロかIHかによっても、フライパンの選び方が変わってきます。ガス火とIHの両方に対応したタイプもあれば、どちらか一方にしか対応していないタイプもあるので、自宅の熱源に対応しているかを必ず確認しましょう。
兼用できるタイプは便利なようですが、商品によってはガス火を使用すると鍋が温まるのに時間がかかるものや、重量があって使いづらいなどのデメリットを感じるものもあります。
ガスコンロしか使用しない場合は、使いやすく安価で入手できるガス火専用のフライパンがおすすめです。
食材が滑りやすくコスパの良い「テフロン加工」
テフロン加工は、多くのくっつかないタイプのフライパンに使われています。テフロン加工がされていると食材の滑りが良くなり、調理中のストレスが軽減します。比較的安価で入手でき、買い替えやすいところも魅力です。
コーティングの厚みによっても違いますが、ほかの種類に比べるとコーティングがはがれやすく、耐久性に劣るなどのデメリットがあることも頭に入れておきましょう。
永久に効果が持続するコーティングは存在しないので、割り切って買い替えやすいものを購入することも一つの方法です。コスパが良く使いやすい、テフロン加工のフライパンを見ていきましょう。
北陸アルミ「センレンキャストテフロン加工」
ベースのアルミ素材に特殊硬質下地処理を施し、「3層」のフッ素樹脂をコーティングしたフライパンです。通常のテフロン加工のフライパンよりも傷に強く、優れた耐久性を持ちます。
24cmサイズの重量は約550gと、女性でも手軽に使いやすい重さです。底から側面にかけて徐々に金属を薄くすることで、軽量化を実現しています。
頑丈で厚みがあるアルミキャスト製で、底面の「リップルウェーブ加工」により、熱伝導性を高めて食材に素早く均一に熱を伝えてくれるところも魅力です。
商品名:北陸アルミ センレンキャストテフロン加工
遠藤商事「テフロンセレクトフライパン」
熱伝導率に優れたアルミ素材に、テフロン加工を施したフライパンです。遠藤商事は料理のプロ向けにホテルやレストラン向けキッチン用品を製造しているブランドで、使いやすくシンプルなデザインを追求しています。
22cmサイズの重量は約550gと非常に軽量。こびりつかずに使えるだけでなく、軽くて扱いやすいフライパンを求めている人にもおすすめです。
22cmの中型サイズ以外にも、19cmの小型サイズから37cmの大型サイズまで豊富に展開しており、さまざまなシーンに合うものが見つかります。
商品名:遠藤商事 テフロンセレクトフライパン
和平フレイズ「テフロンプラチナ加工 オネット」
テフロン加工の中でもグレードが高く、耐久性に優れた「テフロンプラチナ加工」がされたフライパンです。一般的なテフロン加工の鍋に比べ、購入したての使い心地が長持ちするとされています。
底に3mmの厚みを持たせて蓄熱性をアップし、食材にムラなく火を通せるところも魅力です。
通常のテフロン加工の鍋は、金属ヘラを使うとコーティングがはがれやすくなるので使用できませんが、こちらの商品であれば角が丸くなっているタイプの金属ヘラであれば使えます。ガスコンロとIHの両方に対応し、引越しの予定が多い家庭でも安心です。
商品名:和平フレイズ テフロンプラチナ加工 オネット
ベストコ「デリシャスサイン フライパン」
アルミニウム合金に、フッ素樹脂加工を施したフライパンです。調理に適した約180~200℃にフライパンが温まると、調理面に「模様」が浮き出ます。食材を入れるタイミングが分かりやすいので、料理が苦手な人でもベストな焼き上がりを目指せるでしょう。鋳造プレス加工で作られ、変形に強く頑丈なところも魅力です。
レッドとブラックのカラーがスタイリッシュなのもポイント。ガス火やIHなどの熱源に対応し、環境が変わっても長く使えます。
商品名:ベストコ デリシャスサイン フライパン
摩擦に強く耐久力の高い「ダイヤモンドコート加工」
ダイヤモンドコート加工は、コーティング剤に使用するフッ素樹脂の中に非常に硬いダイヤモンドの粒子が混ぜ込まれています。一般的なテフロン加工よりも耐久性に優れ、摩耗に強いことが特徴です。
食材がくっつかない効果を長持ちさせたい人におすすめの、ダイヤモンドコートのフライパンをチェックしましょう。
アイリスオーヤマ「ダイヤモンドコートフライパン」
調理面の耐摩耗性実験を50万回クリアし、耐摩耗性に優れたフライパンです。ガス火とIHの両方に対応しています。
少ない油でも食材がこびりつかず、ヘルシーな仕上がりを目指せるでしょう。調味料や油による汚れがこびりつきにくく、お手入れに時間がかかりません。
側面は薄く、底を厚くすることで軽量化しています。深型26cmサイズの重量は約710gと、女性でも手首に負担がかかりにくい設計です。
約7cmの高さがある深型タイプなので、焼いたり炒めたりするほかにもパスタをゆでる用途などに使えます。
商品名:アイリスオーヤマ ダイヤモンドコートフライパン
パール金属「ブルーダイヤモンドコートフライパン26cm」
アルミ基材に、プライマーコート・プリントコート・トップコートの「3層構造のコーティング」が施されています。トップコートにダイヤモンド粒子が配合され、強力にコーティングされているので、角が丸い金属ヘラの使用も可能です。
重量は約481gと軽量で、女性や高齢者も簡単に扱えます。鍋と取っ手の継ぎ目に部品の凹凸がなく、隅々まで洗いやすいところも魅力です。
商品名:パール金属 ブルーダイヤモンドコートフライパン26cm
ベルーナ「IH対応 ダイヤモンドコートフライパンセット」
フライパン20cm・フライパン26cm・深型フライパン26cm・片手鍋18cm・片手鍋用のふた・26cmのフライパン用ふた、の6種類がセットになった商品です。こちらのセットがあれば焼いたり炒めたり以外にも、蒸したりゆでたりなどのさまざまな調理法に対応できます。三つのフライパンは重ねて収納でき、場所を取りません。
フライパンは10万回の耐摩耗性試験をクリアし、食材がくっつきにくいだけでなく調理時に付いてしまいがちな傷にも強い仕様となっています。
片手鍋やフライパンのふたはガラス製で、中身が見えるので便利です。食材の焼き加減や、煮え具合などを確認でき、料理の失敗が減るでしょう。
商品名:ベルーナ IH対応 ダイヤモンドコートフライパンセット
傷つきにくく高級感のある「マーブルコート加工」
マーブルコート加工はフッ素樹脂に大理石の粉を加え、汚れや傷を付きにくくしていることが特徴です。見た目に高級感があるだけでなく優れた耐摩耗性を持っています。
テフロン加工よりも、食材のこびりつきにくさが長持ちするように作られているものが少なくありません。何層ものコーティングがされ、より耐久性を高めている商品を紹介します。
カラフルボックス「ダイヤモンドマーブルコート」
「アルミダイキャスト」の本体の外側・内側の両方に、マーブルコーティングやダイヤモンドコーティングなどを施したフライパンです。
内側は5層、外側は3層構造になっており、食材のこびりつきにくさだけでなく、外側に汚れが付いたときも落としやすく清潔に使えるように工夫されています。あえてコンパクトにデザインし、握りやすくしている持ち手にも注目です。
商品名:カラフルボックス ダイヤモンドマーブルコート
タフコ「軽量ダイヤモンドマーブルキャスト」
熱伝導率に優れるアルミダイキャストの本体に、「マーブルコーティング」と「ダイヤモンドコーティング」の両方を施したフライパンです。食材がこびりつきにくく、耐久性に優れています。
内側だけでなく外側にもコーティングがされ、調味料の汚れなどが付いても落としやすいところも便利です。内側に本体と持ち手をつなぐ部品がなく、細かい部分に食材や調味料の汚れがたまらず洗いやすくなっています。
高さが約9.6cmと深型で、さまざまな料理に対応できる点もポイントです。
商品名:タフコ 軽量ダイヤモンドマーブルキャスト
BIO「マーブルコーティングフライパン」
アルミニウムダイキャストの内側と外側に、それぞれ「4層」のコーティングを施し耐久性を高めたフライパンです。内側も外側も汚れや焦げつきがなく、スムーズな調理をかなえてくれます。
汚れがこびりつきにくいので、調理後の洗浄もスムーズです。こちらの商品は幅広い料理をカバーしてくれる、20cm・26cm・深型24cmのフライパンが3点セットになっています。
一番小さな20cmサイズの重量は約420g、24cm深型は約600g、最も大きな26cmでも約610gと軽量で調理中に疲れにくいでしょう。
商品名:BIO マーブルコーティングフライパン
熱伝導率が高く美しい見た目が続く「セラミック加工」
セラミック加工は、陶磁器などに使われる素材を使用し加工しています。耐熱性に優れ400℃程度の高温でも劣化しにくく、調理器具による傷などにも強いことが特徴です。
熱伝導率も良くスムーズな調理をかなえてくれる、セラミック加工のフライパンをチェックしましょう。
京セラ「セラブリッド フライパン」
熱伝導率に優れたアルミニウム合金に、セラミック加工をしたフライパンです。「遠赤外線効果」で肉や魚の芯までスムーズに火が通りやすく、食材の旨味を逃がしません。
非常に熱回りが良いため、焦げつき防止のためにも必ず「中火以下で使用する」ようにしましょう。中火でもカリッとした仕上がりにでき、省エネ効果が期待できます。
調理面が白色となっていて、食材やソースの色が分かりやすく調理がしやすいところも魅力です。表面が硬く丈夫なので、メラミンスポンジを使ったお手入れもできます。
商品名:京セラ セラブリッド フライパン
アイリスオーヤマ「グリーンシェフ フライパン」
ダイヤモンド粒子を配合し耐久性を高めた、特殊なセラミックコーティングがされたフライパンです。有害物質を含む原材料を使用しておらず、熱しすぎても有毒ガスが発生する心配がありません。人間工学に基づき持ちやすさにこだわったハンドルも、調理のしやすさをサポートしてくれます。
「MAGNETO™加工」により熱伝導性に優れ、従来品よりも弱い火力かつ短い時間で調理が可能に。また、熱変形に強いため安定性も抜群です。
商品名:アイリスオーヤマ グリーンシェフ フライパン
軽くて耐食性のある「チタンコート加工」
チタンは軽くて耐食性に優れた素材です。腐食に強く調味料に含まれる酸や塩分に負けません。使いやすさが長持ちするフライパンを探している人におすすめな、チタンコートが使われた商品を紹介します。
菊屋「IH対応チタンコート フライパン」
フッ素樹脂塗膜加工とチタンコーティングの3層構造になった、丈夫で焦げつきにくいフライパンです。75万回もの耐摩耗性試験をクリアし、調理器具による傷が付きにくく作られています。
フライパンの持ち手の付け根を縁よりも上部に配置した「アップハンドルタイプ」で、熱くならずつかみやすい工夫がされているところも、使いやすいポイントです。
表面はミラー仕上げで光沢があり、高級感を演出します。20cmと使いやすい小ぶりなサイズで、頻繁に出番があるでしょう。
商品名:菊屋 IH対応チタンコート フライパン
中尾アルミ「IH対応 業務用 キングフロン スノーホワイト」
チタンコートフッ素樹脂加工がされたフライパンです。保温性が高くさびに強い「ステンレス素材」に、3層のハードコートが施されています。家庭でも、プロ仕様の本格的な道具を使用したい人におすすめです。
鍋全体の厚みを均一にすることで、食材にムラなく熱を伝えられます。コーティングの色が真っ白で、調理中の食材の変化が分かりやすくなっています。
金属製の「耐熱ハンドル」を使用し、熱くなりにくいので調理しやすいでしょう。ガス火とIHの両方に対応しています。
商品名:中尾アルミ IH対応 業務用 キングフロン スノーホワイト
ティファール「フライパン マリーゴールドイエロー」
アルミ素材に5層のコーティングをした、ガス火用のフライパンです。トップコートにチタン粒子を配合したコーティングを使用しています。外側にもフッ素樹脂加工を施し、はねた調味料や油汚れなどがこびりつきにくい仕様です。時間をかけずにお手入れしやすく、ストレスを感じさせません。
適温になると「お知らせマーク」の模様が消えるので、食材を入れるタイミングが分かりやすくなっています。21cmサイズの重量は約369gと非常に軽量で、握力が弱い女性におすすめです。
商品名:ティファール フライパン マリーゴールドイエロー
自分で育て上げる「鉄製フライパン」
鉄製のフライパンは使用後に油を薄く塗って油膜を作り、こびりつきを防ぎましょう。使い続けて油がなじんでいくほどに、スムーズに使えるようになるのです。
洗剤を使用して洗うと育てた油膜が失われてしまうので、汚れを紙で拭き取った後はしっかりと水洗いしましょう。汚れがひどいときは、お湯を使って洗えばきれいに落とせます。
保管時に水分が残っているとさびの原因になるので、洗浄後は乾煎りして水分を飛ばす作業が必要です。上手にお手入れすれば、食材がくっつかないように使用できます。
大事に育てながら使いたい、鉄製のフライパンを見ていきましょう。
RIVERLIGHT「極」
ベーシックな形で使いやすい、鉄製フライパンです。特殊熱処理で鉄板の表面に「窒化鉄層」と「酸化鉄層」を作り、さびにくく強度の高いフライパンに仕上げています。
コーティングとは異なり素材の表面の性質を変化させているので、焦げつかせてしまった場合でも焦げを落とせば最初と同じ状態に戻せるところが魅力です。
木製のハンドルが付いており、調理中に取っ手が熱くなりすぎずスムーズに調理できます。蓄熱性が高く熱をしっかりと食材に伝えられ、野菜はシャキッと、肉はジューシーな仕上がりを目指せるでしょう。
商品名:RIVERLIGHT 極
FDSTYLE「鉄のフライパン」
鉄製フライパンのさびやすさをカバーするために「OXYNIT加工」が施されています。鉄板を加熱する窒化処理とスチーム処理によって酸化皮膜を発生させ、食材のこびりつきを軽減し、さびを発生しにくくしていることが特徴です。
熱源に接する部分が広くデザインされているので、熱効率に優れスムーズな調理をかなえます。持ち手に「竹素材」を使用したおしゃれなデザインにも注目です。四角い形状で握りやすく、鍋を傾けやすい工夫がされています。
鉄を伸ばしながら丸くする「スピニング加工」で、高度と薄さをあわせ持つフライパンに仕上げているところもポイントです。
商品名:FDSTYLE 鉄のフライパン
柳宗理「マグマプレート」
鉄の裏表両面に、細かい凹凸を付けた「マグマプレート材」を使用したフライパンです。ガス火とIHの両方に対応しています。一般的な鉄製のフライパンとは違い凹凸があるので油なじみが良く、出っ張っている部分が食材に接触することで、焦げつきにくくしています。コーティングをしているわけではないので、耐久性もあるほか、高温調理も可能です。
専用のふたが付属し、焼く以外にも煮たり蒸したりしやすくなっています。ふたを回転させると本体との間に隙間が生まれ、蒸気抜きやふきこぼれの対策ができます。
商品名:柳宗理 マグマプレート
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