あなたの回答は? 『家のトイレ』に関する4つのアンケート
家の方角、間取り、法学などから吉凶を判断する「家相」。そんな家相において、金運を表す要所であるトイレ。普段から家相を気にかけている人なら、やっぱり毎日ピカピカに磨いているのではないだろうか…と思ったら、どうやらそうでもない模様です。
これからご紹介するのは、家相に興味があるまたは家相を気にしている30歳以上の男女・全国470人を対象に行われた「金持ちトイレ・貧乏トイレ」についてのインターネット調査の結果。この記事をご覧の皆さまも、ぜひ質問に対しての答えを考えながら読んでみてくださいね。
調査期間:2021年11月5日~6日(※株式会社 G proportion アーキテクツ調べ)
Q.1【自宅のトイレを、どのくらいの頻度で掃除していますか?】
図の通り、半数以上の人が「毎日はしない」と回答しています。回答者の皆さんは、きっとトイレの重要性を理解している方が殆どだと思いますが、わかっていても、なかなか手が回らないものなんですね…。
Q.2【自宅・勤務先・外出先問わず、トイレに長居しますか?】
《調査対象者の回答》
「長居する」 … 8.5%
「長居しない」 … 91.5%
言うまでもない圧倒的な差が付きました。長居すると答えた人のうち、75%は「スマホや携帯を見ている」と回答。ほかには「頭を冷やしたり、心を落ち着かせたりしている」などの答えも多かったようです。筆者は、スマホはもちろん、漫画や文庫本を持ち込んで長居しがち。特に推理小説はトイレだと、どこよりも集中して読めるんです…なぜでしょう。
Q.3 【トイレの床に物を直置きしていますか?】
《調査対象者の回答》
「置いている」… 60.4%
「置いていない」… 39.6%
約6割の人が置いているとのこと。つづいて、該当者に「トイレの床に直置きしているもの」を聞いた結果がこちら。
掃除用具とスリッパが70%超えと突出しています。定番のゴミ箱・汚物入れ、トイレマットなども半数に届きそうな勢いです。『塩(13%)』という答えに、回答者が家相に関心を持っている点が伺えますね。また、42.3%の人がトイレ専用のスリッパを使用していることも判明しています。
Q.4 【自宅のトイレのニオイは?】
《調査対象者の回答》
「ほぼ無臭」53.8%
「いい香りがする」34.5%
「ちょっと臭いかも」11.7%
最後の質問となる4問目。最も多かったのは「ほぼ無臭」でした。「うちのトイレはちょっと臭いかも」と感じている人は12%近くいたものの、ハッキリ『臭い』と回答した人は一人もいなかったそう。「いい香りがする」という回答が多いことには、昨今、芳香剤がどんどん進化していることもあって納得の一言です。筆者も、芳香剤を買い替える時には「どれにしようかな~」と毎回テンションが上がります(柑橘系推し)。皆さまはどんな香りを愛用されているでしょうか。
さて、全ての質問が終わりました…。これまでの回答で、あなたの家のトイレについて、ズバリ「金運を下げているおそれ」があるかorないかが判明します!
金運をダダ下げするトイレの特徴6つ
今回『金運をダダ下げするトイレの特徴6つ』を教えてくれるのは、一級建築士であり、家相を取り入れた家づくりを行う建築のプロ・株式会社G proportion アーキテクツ代表の八納啓創(やのう けいぞう)さん。
「トイレを綺麗にすると金運がアップすると言われていますが、実際どうでしょうか? 綺麗にしただけでは金運は上がりませんが、汚いと金運はもろにダウンします。なぜなら、トイレは家相的に金運を高めてくれる要所だからです。6つのなかに該当するものがあったら、まずは1つでもいいので改善していきましょう。」
“まずは1つでも”という八納さんの心強い言葉が身に染みたところで、さっそく解説していただきましょう!
1.暗すぎるトイレ
照明が暗すぎるトイレは完全にNGです。店舗に見られる暗いトイレは“雰囲気作り”のためです。自宅のトイレを暗くしすぎると、トイレの汚れが見えなくなってしまい、汚れた状態でも平気になってしまいます。この状態が凶なのです。
2.トイレ掃除の頻度が少ない
本当に金運を上げたいのなら毎日掃除してください。掃除は誰がやっても構いません。とにかくトイレを常に清潔に綺麗に保つことが重要です。
3.長居をする
トイレで読書やスマホなどを持ち込んで長居をする人も多いかと思います。家相や風水では、トイレは陰の気がとても強い部屋とされているので、長居するとやる気がダウンしやすくなったり、テンションを下げてしまうような行動を取りやすくなったりします。一方、1人で籠りたい時などにトイレを使うことは良いでしょう。怒り心頭で家族や周囲に怒りをまき散らしそうな時は、トイレに行って頭を冷やしたり、心を落ち着かせたりすることをおすすめします。ただし、長居が習慣化すると行動力が下がり、どんどん運気が下がってしまうので注意してください。
4.トイレの床に物を置く
トイレの床に置いていい物は、掃除用のトイレブラシとゴミ箱、スリッパ、焼塩くらいです。トイレマットは、置いても良いですが頻繁に取り替えることが条件。汚れや陰の気を吸いやすいので、最低でも1週間に1回は取り替えましょう。また、トイレットペーパーや雑誌などの紙類は、家相的に陰の気をとても吸いやすいので、トイレの床に置いたり並べたりすることはやめましょう。
5.ニオイのするトイレ
ニオイは、脳にダイレクトに「不快」な感情を抱かせる傾向があります。そのためトイレが臭いと、入る度にテンションが下がったり、ネガティブな感情が出たりする可能性が。それを防ぐためにも、できるだけトイレはいい香りがするようにしましょう。芳香剤はあまり使わず、天然由来のアロマのディフューザーがおすすめです。2021年の香りのテーマはフルーツ系、2022年は『浄化』です。とても腐敗しやすい年回りなので、ローズマリーのアロマや百草やホワイトセージを定期的に焚くことで浄化しましょう。
6.便器のフタが開いている
トイレを流す時は必ずフタを閉めてから流しましょう。水を流す際にトイレの陰の気を拡散させてしまうので、便器にフタがない場合は、購入して付けてください。
以上、6つの特徴に当てはまる項目はありましたか? 毎日掃除はつらい、と感じている方へ…筆者は毎日寝る前にスプレー洗剤をかけてトイレブラシでフチの裏まで掃除していますが、ルーティーンに出来てしまえば、5分もかからず面倒とも思わなくなるので「寝る前のちょこっと掃除」おすすめです。“多く該当してしまった”と落ち込み気味の方もご心配なく。むしろ、伸びしろはほかの人よりずっと大きいということですから、『まずは1つ』の心持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
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おしえてくれた人
八納 啓創
一級建築士。株式会社G proportion アーキテクツ代表取締役。「孫の代に誇れる建築環境をつくり続ける」を100年ビジョンに、一般建築ではデザイン性と省エネ性能、快適性を追究。住宅設計では、「笑顔があふれる住環境の提供」をコンセプトに、年齢層は20代から80代、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。これらの経験から、建築環境が使う人を幸せにも不幸にもする事実を知り、デザイン性+省エネ建築に家相を取り入れた家づくりを行っており、実績は120軒以上。また、これまで携わってきた公共・商業建築設計の経験と住環境ノウハウを活かして、商業建築プロジェクトや建物環境再生による商業施設の活性化プロジェクト等にも関わっている。著書に『年間20棟以下の工務店が武器にしたい「風水」 アフターコロナを生き抜く経営戦略』(Kindle)、『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』(KADOKAWA)『「住んでいる部屋」で運命は決まる! 心も空間も、スッキリさせる方法』(三笠書房)、『住む人が幸せになる家のつくり方』(サンマーク出版)、『わが子を天才に育てる家』(PHP研究所)がある。自身が運営するYouTubeチャンネル「幸運すまいチャンネル」では、住む人が幸せになるコンテンツを毎日配信している。