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2022.02.09

食育につながる「魚の絵本」おすすめ8選|年齢ごとの選ぶポイントもチェック

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魚の絵本を子どもにプレゼントしたいと考えているのであれば、子どもの年齢に合わせて、興味を引くようなものを選ぶことが重要です。イラストがかわいいものや魚の生態について詳しく書かれているものなど、さまざまな魚の絵本から、子どもにおすすめのものを紹介します。

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魚の絵本を選ぶポイントは?

同じ「魚の絵本」でも、イラストがかわいいものやリアルな魚が描かれているものなど、さまざまな種類があります。どのような絵本なら子どもが興味を持ってくれるのか、ポイントを押さえながら選びましょう。

魚 絵本  おすすめ 人気 選び方

年齢に合わせて選ぶ

ほとんどの絵本には、対象年齢が記されています。子どもに合わせた対象年齢の絵本の中から、好みのものを絞り込めば、成長過程に合った1冊を選びやすくなるでしょう。

例えば、1歳や2歳は、物語の内容を理解するのはまだ難しい年齢です。目で見て楽しめるよう、カラフルに描かれた魚やかわいらしい魚が描かれている絵本を選ぶと子どもが十分に楽しめます。また、「スイスイ」や「パクパク」などの、擬音語や擬態語が言葉が繰り返されている絵本は、想像力を刺激するため読み聞かせにもぴったりです。

対象年齢は1〜2歳、3〜4歳、5〜6歳と2年単位で区切られていることがほとんどです。年齢が高くなるにつれ、物語性の強い絵本や、図鑑のようにイラストがリアルなものを選ぶと、子どもの好奇心を刺激できます。

魚について学べる絵本を選ぶ

絵本の中には、魚について学べるものもあります。水の中での生活や食卓に並ぶまでの過程が描かれた絵本は、魚のリアルなところを知ることができます。中には、魚が主人公となっている絵本もあり、魚目線で物語を楽しめるでしょう。

特に、魚嫌いの子どもには、魚の気持ちが描かれている絵本がおすすめです。食育につながり、魚嫌いを克服するきっかけになるかもしれません。

また、5~6歳になると、理解力が深まるので、魚の生態や特徴を学べる図鑑がおすすめです。スーパーや鮮魚店でよく見かける魚だけでなく、日本では見られない魚など、さまざまな種類の魚を知ってもらえます。

イラストが魅力的な魚の名作絵本

かわいらしいイラストが魅力的な絵本を紹介します。いずれも名作絵本として有名なので、知っている人もいるかもしれません。心温まる物語は、子どもから大人まで楽しめます。

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「スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし」レオ・レオニ

小さな黒い魚“スイミー”が、海の中を冒険する物語です。スイミーにはたくさんの兄弟がいましたが、ある日突然大きな魚に兄弟を飲み込まれたのをきっかけに、ひとりぼっちになります。

海を旅する中で、クラゲやウナギなど、さまざまなものとの出会いが。そして、兄弟にそっくりの小さな魚たちと出会い、大きな魚に立ち向かいます。

スイミーは、絵本作家として有名なレオ=レオニ氏の代表作。日本はもちろん、世界中で翻訳されています。イラストは優しいタッチで描かれており、スイミーのかしこさと勇気ある行動にワクワクすることでしょう。

スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし

商品名:「スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし」
作:レオ・レオニ 訳:谷川俊太郎 /好学社

「にじいろのさかな」マーカス・フィスター

にじいろに輝くうろこを持った、世界一美しい魚「にじうお」が主人公の物語です。美しい見た目をしているのに、友だちも家族もいないにじうおは、ひとりぼっちで寂しい日々を過ごしています。

「こんなにきれいなのに、どうして誰にも好きになってもらえないんだろう?」と、かしこいタコに相談し、物語は進んでいきます。分かち合うことや勇気を持って戦うことなどを学べる絵本です。

「にじいろのさかな」はシリーズ化されており、全8作品あります。世界中の人々に愛されている名作絵本の一つです。

にじいろのさかな

商品名:「にじいろのさかな」
作:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎 /講談社

物語に夢中になれる魚の絵本

物語に夢中になれる絵本は、最後まで飽きることなく読み進められるでしょう。「次はどうなるのだろう」とページをめくるたびに、ワクワクが止まらないはずです。

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「きんぎょがにげた」五味 太郎

金魚鉢から逃げた金魚を追いかける絵本です。カーテンの水玉模様の中にまぎれたり、赤い花のふりをしたりする金魚を「どこに逃げた?」「今度はどこかな?」と、子どもに問いかけながら読み聞かせができます。

2歳〜の子どもにおすすめの絵本で、「金魚はどこかな?」と聞くと、指をさしながら探してくれるでしょう。追いかけっこをしているような気分で読めるところがポイントです。

絵探しの要素が入っているので、物語を理解するのが難しい低年齢の子どもに適しています。初めての絵本としてプレゼントするのもおすすめです。

きんぎょがにげた

商品名:「きんぎょがにげた」
作:五味 太郎 /福音館書店

「しりたがりやのちいさな魚のお話」 エルサ・ベスコフ

「しりたがりやのちいさな魚のお話」は、1933年に初版が発行され、現在も多くの人に長く愛されている、北欧の古典絵本です。物語の内容だけでなく、絵のタッチが優しく、心温まる絵本として定評があります。

知りたがりの小さな魚「スイスイ」は、ある日、人間の男の子「トーマス」に釣りあげられます。トーマスはスイスイを家につれて帰り、部屋で飼うことにしました。その晩、スイスイのもとに、不思議なお客さまが訪れるところから話が展開していきます。

対象年齢は5歳からなので、物語の内容を理解できるようになった頃にプレゼントすると喜んでもらえるでしょう。

しりたがりやのちいさな魚のお話

商品名:「しりたがりやのちいさな魚のお話」
作・絵:エルサ・ベスコフ 訳:石井登志子 /徳間書店

「やきざかなののろい」塚本やすし

焼き魚が嫌いな男の子が、焼き魚に付きまとわれる、ちょっぴり怖いお話です。表紙は背景が黒く塗られ、怒った表情の魚が描かれており、強いインパクトを受けるでしょう。

ある日、焼き魚が嫌いな男の子は、夕食に出た焼き魚をわざと食べ散らかして食べたふりをします。すると、焼き魚が「きらわないでくれ〜」と言いながら、お風呂や寝床にも、付きまとうようになるのです。楽しいだけではなく、ちょっぴり怖い要素もあり、子どもの想像力を刺激する内容になっています。

主な対象年齢は3〜5歳です。食べてもらえない魚の気持ちを理解してほしいときに、おすすめの絵本です。

やきざかなののろい

商品名:「やきざかなののろい」
作:塚本やすし /ポプラ社

魚の知識が増えるおすすめ絵本・図鑑

魚について詳しく知れる絵本・図鑑を紹介します。魚の特徴や生態について学べるので、物語を楽しむよりは、知識を増やしてあげたいときに贈るのがおすすめです。

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「ほんとのおおきさ水族館」小宮輝之、松橋利光、柏原晃夫、高岡昌江

イルカやラッコなど、水族館で人気の動物たちのことをよく知ることができる絵本です。魚や水の動物たちの顔や体が、実物大の写真で掲載されているので、どのくらい大きいのか、皮膚やうろこなど細かい部分まで見られます。

対象年齢は3〜5歳となっており、魚に興味を示し始めた子どもにおすすめです。魚でも哺乳類でもない、クラゲやクリオネなども載っているので、海の生き物に関するさまざまな知識を幅広く身に付けられます。

ほんとのおおきさ水族館

商品名:「ほんとのおおきさ水族館」
監修:小宮輝之 写真:松橋利光 絵:柏原晃夫 文:高岡昌江 /

「さかなのかお」ともなが たろ、なかの ひろみ、まつざわ せいじ

103種類の魚たちのことを詳しく描いた絵本です。「魚には舌はあるの?」「においを嗅げるの?」など、普段は気付きもしなかった疑問に触れられます。子どもだけでなく、大人にとっても新しい発見がたくさんあるでしょう。

また、魚自身が生徒となり、魚目線でいろいろと説明してくれているところもポイントです。イラストもかわいいので、堅苦しい図鑑とは違い、絵本を読む感覚で魚の勉強ができます。

さかなのかお

商品名:「さかなのかお」
絵:ともなが たろ 文:なかの ひろみ まつざわ せいじ /アリス館

「海のさかな」渡辺 可久

250種類の海の魚について、詳しく書かれている絵本です。体の仕組みやエサの食べ方などが紹介されており、初めて知ることも多くあるでしょう。

「海のさかな」に掲載されている魚は、鮮魚店やスーパー、水族館で見られる魚が中心です。「見たことはあるけれど、名前が分からない」という魚を知るきっかけにもなります。

魚の絵はリアルに描かれており、どれもきれいです。知識を身に付けられるだけでなく、目でも楽しめます。

商品名:「海のさかな」
作・絵:渡辺 可久 監修:広崎芳次 /岩崎書店

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