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LIFESTYLE インタビュー

2022.02.24

初コンサート『CUORE』で新しい世界の扉を開ける【元月組トップスター・珠城りょうさん インタビューvol.1】

元宝塚歌劇団月組トップスター、珠城りょうさんのファーストコンサートが決定。意気込みをうかがってきました。

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ファーストコンサート『CUORE』の意気込み、そして今後のこと

2021年8月に宝塚歌劇団を退団し、同年11月に行われた宝塚歌劇 花組・月組100周年記念公演『Greatest Moment』にて活動を開始した珠城りょうさん。そして今年4〜5月にはファーストコンサート『CUORE(クオーレ)』が決定。個人としてステージに立つ日を心待ちにしていたファンも多かったと思います。

コンサートのお稽古はまだ始まっていないそうですが、2月半ばに行なわれた取材にて、意気込みや今後のことなどをうかがうことができました。

「私自身、初めてのコンサートなので実はまだピンときていなくて不思議な気持ちです。でも新しいことに挑戦して、楽しみにしてくださっているファンのみなさまに“新生・珠城りょう”の姿をお見せできたらいいなと思っています」と珠城さん。

まずは『CUORE(クオーレ)』というタイトルについて。これは珠城さんご自身の提案だったそう。

「なぜか昔からイタリア語の響きが好きなんです。在団中の『Eternità』(ディナーショー)もイタリア語で、ファーストコンサートも関連づけたいなと思って探しました。『CUORE(クオーレ)』は『心』という意味なんです。お芝居をするにしても歌うにしても踊るにしても、すべての表現のベースには心がある。在団中から一番大切にしてきたものを、このコンサートを通してみなさまにお伝えしたいと思いこのタイトルにしました」

このコンサートは、“新たな挑戦”がコンセプト。ポスターもそれを感じさせるようなビジュアルでした! 青いカラコンをした珠城さん、タカラヅカ時代のイメージとは違いますよね。

「(演出の)悦子先生と、“この先がどうなっているのか予測できない感じにしよう”というお話になり。それで近未来的なイメージで表現しました。新しい世界に飛び出す感じ、伝わっていますか? 同じ日にプログラムの撮影も行いましたので、そちらも楽しみにしていてください」

演出は、振付師としても名高い川崎悦子さん。珠城さんとは初めてのお仕事になるのだとか。どんなステージ構成になるのでしょうか。

「(川崎さんが振付されることもあった)『劇団☆新感線』の公演がとても好きだったんです。宝塚歌劇で振付されていたことも知っていましたが在団中はご縁がなく、退団後に新しいことに挑戦するのにチャンスだと思いファーストコンサートの演出をお願いしました。悦子先生に初めてお会いした時、『ダイナミックに見える』とおっしゃっていただいたんです。その雰囲気を生かしながら、メッセージ性のあるダンスなどストーリーを感じさせるステージが作れたらと相談しています」

どんな内容なのかは観てのお楽しみなのかな?、と思いつつうかがってみると、少し決まっているものもあるとのこと。

「在団中にOfficial髭男dismさんの『Amazing』をカバーさせていただいたのですが、映像と楽曲しか披露していなかったので、コンサートで初生パフォーマンスを。宝塚歌劇の楽曲もいくつかチョイスして歌わせていただく予定です。下級生だった頃に、ファンの方が『珠城さんでこの役が見てみたかった』と言ってくださったもので考えていますので、心待ちにしていただけるとうれしいです。こんなご時世なのでお客さまも声を出せないと思いますが、でも一緒に盛り上がっていただけたらいいな」

元タカラジェンヌの方々との共演も気になるところ。大阪のゲストが元雪組92期の彩凪 翔さん、東京のゲストは元宙組&星組93期の愛月ひかるさん。元月組94期の珠城さんとは接点がなかったように思えるのですが…?

「意外と、組が違っても交流はあるんですよ(笑)。私もだんだんと学年が上がるにつれいただく役が大きくなってきたり、新人公演でも大きな役をいただいたりすると、意識しつつ刺激を受けました。そして例えば(各組の主要メンバーが出演する)タカラヅカスペシャルでご一緒した時にいろいろなお話をしたり。愛月さんは1期上なのでお話する機会も多く、下級生時代には食事に行き、男役や芝居について熱く語り合ったこともありました。おふたりとも常にプライドを持って舞台に立たれていて、その姿がカッコよくて素敵で、学ばせていただくことが多かったんです。劇団の廊下で会った時、お互いの公演を観に行った時などコミュニケーションをとる中で、いつか一緒に何かできたらいいなとお話しながらもできないまま卒業してしまったので、退団してぜひ同じステージに立てたら…と、ご相談させていただいたんです」

思い出に色濃く残っているのは、『宝塚グラフ』2013年2月号の表紙だそう。珠城さん、彩凪さん、愛月さんのほか、宙組トップスターの真風涼帆さん、宙組2番手スターの芹香斗亜さんが写っているもの。

「これからの宝塚歌劇を盛り上げるために頑張っていこう、という思いがみんなの心の中にあったように思います。あのメンバーに選ばれて光栄でしたし、より意識するようになりましたね」

出演者には、同期の風馬 翔さんのお名前も。

「(元雪組トップスターの)望海風斗さんのファーストコンサートに同期の大月さゆさんがご出演されていて、同期がいるととても心強かったそうなんです。そこで、在団中から縁の深い風馬にお願いしました」

さらに、ミュージカルなどで人気を集める上口耕平さんも出演予定です。

「たくさんの舞台でご活躍されているので、一緒にパフォーマンスをしていく中で新しい発見があるだろうと今からワクワクしています。歌もダンスもとても実力のある方なので、頼らせていただきつつ、私も頑張りたいです」

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