“女・妻・母としての自分を自己分析してください”という共通質問に答えていただくこのコーナー。近藤千尋さんがセルフモニタリングする3つの顔とは…?
近藤さんの「女の時間割。」
Vol.1「女」時間〜ひとりの女性として仕事に向き合う時間〜
Vol.2「妻」時間〜妻として夫に向き合う時間〜
Vol.3「母」時間〜母として子どもに向き合う時間〜
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近藤千尋さん
モデル、タレント・34歳
仕事のときの私は“太陽”
「ファンの方から“なんか、ちぴちゃん見てると元気が出てくる!”とか“パワー送って!”というコメントをよくいただくんです。どうやら仕事のときの私は太陽のイメージがあるようなので、ぜひこれからもそうありたいなと思って答えてみました。どのお仕事もそうですが、本当にいつも楽しくてありがたくて、仕事をしていると心の底からハッピーだと思えてくるのです。これってすごく幸せなことですよね」
妻のときの私は“猫”
「妻のときは猫。甘えるし、まったりするし、頑張らないでのんびりしてる。母のときは走ってばかりなんですけど(笑)、ひーぼぉくん(夫)とふたりでいるときはゆっくり歩きたいので決して走りません。ちなみに私が猫ならひーぼぉくんは犬。たとえるならゴールデンレトリバーとかバーニーズマウンテンドッグみたいな感じで、めっちゃ優しくて癒されてます」
母のときの私は“チーター”
「母のときの私はめちゃくちゃ動きが速くて、敏捷な動物みたいなんですよ。1分でも早く用事をすませて子どもたちと一緒にいたいから。動きが速くて強くてキリっとしているので、たぶんチーターのイメージかなと。気づけば“早く早く〜”が口ぐせです(苦笑)。でも子どもたちはめっちゃのんびりやさんで精神的に大人な部分もあるので、“はいはい〜”とか言いながら自分たちのペースで動いてくれています」
人をちゃんと見極めて自分の行動にも責任をもつ
「このお仕事を始めてから、無意識のうちに直感力を鍛えてきたところがあります。たとえばAとBのふたつのお仕事があったとして、Aを選んだらどうなるか。Bをとった場合はどうなるかなどのシミュレーションが常に欠かせないんですよ。やっぱり先を見なくちゃいけない職業なので、その点は鍛えられてきたのかなと思っています。人を見る目も自ずと養われてくるので、その人の人柄や考えてることがわかるときもあります。人間性の判断ってすごく大事です。風の時代だから人をちゃんと見極めて、自分の行動にもちゃんと自分で責任をもたなきゃいけないと日々思っているんですよ。
その人の人となりを知る具体的なポイントはいろいろあると思いますが、私は“その人が周囲の人のことをちゃんと見ているかどうか”に現れてくると思っています。ごく基本的なことでごめんなさい。あとはこちらもものすごく初歩的なことなのですが、挨拶がきちんとできるかどうか。大人になっても挨拶ができない人って意外にたくさんいらっしゃるんです。「ありがとうございます」「ごめんなさい」「いただきます」が言えなかったり。大人になってから直すのは難しいものなので、子どもたちには挨拶に関して今からめちゃめちゃ厳しく教えています。思えば仕事もお受験の準備も大切なことは“基本”にあります。ぜんぶひとつながりかもしれませんね」(近藤さん)
<取材現場より>
仕事をもつ女性の中にある「3つの顔」をフォーカスする『Web Domani』の連載「女の時間割。」。近藤千尋さんの言葉ひとつひとつが金言集のようで、お話を聞きながら我が身を振り返って心のメモ帳にメモをすることしきりな取材班でした。今回も撮影のバックスステージはWeb Domani公式インスタグラムにて公開されます。お楽しみに!
Profile
近藤千尋
こんどう・ちひろ/1989年、岡山県生まれ。モデル・タレントとして、Domaniをはじめとする多数の雑誌・メディアで活躍。SNS総フォロワー数は360万人超。大学時代にスカウトを受け、モデルになる。雑誌『S Cawaii!』の専属モデル時代にカリスマモデルとして注目を集め、テレビや映画にも出演して活躍の場を広げる。25歳でお笑い芸人ジャングルポケット太田博久さんと結婚。27歳で長女、29歳で次女を出産。2020年に東京都の結婚支援ポータルサイトにて夫婦で「TOKYOふたりサポーター」に就任する。2021年からはライフアイデア発見バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)の金曜レギュラーとして夫婦で出演中。現在はファッション誌からママ雑誌まで幅広く活躍し、商品の企画開発プロデュースなども手がける。“ちぴ”の愛称で親しまれている。
Instagram: @chipichan.1215
YouTube:近藤千尋のちぴちゅーぶ
写真/WEB Domani編集部
取材・文
谷畑まゆみ
フリーランスエディター・ライター・キャリアアドバイザー
働く女性のインタビュー企画がライフワーク。2016年よりDomaniで「働くいい女」「女の時間割。」連載を担当。共著『わかる!伝える!視線の心理術』(造事務所編・メディアパル刊)。
私の生き方