「子どもにつきあう」から「私が楽しむ」へ
18年ぶりのボード。ヘルメットがあってよかった…
▲子どもたちは元気でも、私はすでに「ヘト…」な状態。この後2時間くらい滑り続け、完全に「ヘトヘト」になりました。
この冬からスノーボードを再開しました。ボードに行く前に、「危ないからヘルメットは絶対必要」と知人たちから念押しされたので、しっかり準備。ゴーグルとヘルメットのブランドを合わせると統一感が出るとも聞き、Smith×The North Faceのヘルメットにしました。ちなみにウエアはThe North Faceなので、全身うまく統一できました。
ゲレンデに行くまではワクワク半分、心配半分で、何度かYouTubeを見てイメトレを。ゲレンデに着いて、「とりあえず滑ってみよう」と上に上がったけれど、18年前の記憶が古すぎて感覚が蘇らず…。転んで何度か後頭部を強打しました。やっぱり、ヘルメットがあってよかった！
それでも、滑り終えた達成感はひとしおで、すぐにまた滑りたくなるものです。その後、長男長女を連れて再びゲレンデに行ったときは、中級コースをビュンビュンスキーで滑る子どもたちの後ろを、5時間ボードで追いかける羽目に。おかげで足が棒になりました。
▲フリスビーを投げるのが上手い次男。最近は愛犬アニーもリードを持つ人と速度を合わせて歩けるようになって、お散歩も楽になってきました。
「自分」ファーストでとことん遊ぶ！
自分がやりたいことを、自分の意思で、とことん楽しむ。時間を忘れて、体力ギリギリまで夢中になる。長い間忘れていた感覚で、子どもが成長したからできることだし、とても大切な気分転換です。
通っているお料理教室やネイル教室、テニスもそうですが、やりたいのは「私」であり、誰のためでもなく「自分のため」。かつては、子どもたちの遊びに自分がつきあっていたけれど、自分の趣味に家族みんなを巻き込むくらいでも、いいんですよね。
公園では子どもの遊具にはつきあうけれど、犬のアニーを交えてフリスビーを投げ合うのも好き。お菓子作りだって、子どもの好きなパンケーキも一緒に作るけど、「私が」食べたい甘さ控えめのタルトも遠慮なく作ります。子どもたちいわく、「どうせママの食べたいやつを作るんでしょ」。そうです、もう開き直ってます。
寒くても冬の海釣りはやめられない
▲大きい太刀魚を釣り上げました！ 釣り上げたとき、海の中から顔を出す瞬間の喜びはひとしおです。
最近楽しんでいる「釣り」は、子どもよりも私がハマってまいました。中でも太刀魚釣り。身がふわふわして和らかい太刀魚は魚の中でいちばんおいしいと言われています。釣り上げるときも、何度も海の中で餌を攻撃してくるので、まさに駆け引きの連続。大変だけれどそれが楽しくて、釣った後のおいしさもひとしお。これがあるから、どんなに寒くても冬の海釣りに出かけたくなっちゃうんです。
かつては、「子育てがひと段落してから趣味を楽しむ」という考え方に縛られていました。けれど今は、「子育てと並行して趣味も楽しむ」。そして、誰よりも自分が積極的に楽しむ。これからの長い人生を自分主体で設計するためにも、大事なポイントだと感じています。
▶これまでの連載：モデル牧野紗弥の夫婦生活ホントのところバックナンバー
モデル
牧野紗弥
愛知県出身。小学館『Domani』を始め、数々のファッション誌で人気モデルとして抜群のセンスを発揮しながら、多方面で活躍中。キャンプやスキー、シュノーケリングなど、季節に合わせたイベントを企画し、3人の子どもとアクティブに楽しむ一面も。今年は登山に挑戦する予定。自身の育児の経験や周囲の女性との交流の中で、どうしても女性の負担が大きくなってしまう状況について考えを深めつつ、家庭におけるジェンダー意識の改革のため、身を持って夫婦の在り方を模索中。
