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FASHION おしゃれプロ

2022.06.11

vol.22:夏のスカートは「守る黒」と「攻める黒」!

今シーズン買った、黒いロングスカートについて書きました。仕事のことを忘れてお買い物したのは久しぶり。楽しかったー! 

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こんにちはeditor_kaoです。

春夏のお買い物、進んでますか? 日常生活がだんだん戻ってきて、街に出ると、心からおしゃれを楽しんでいる人が目に入り、うれしくなります。

ちなみに私は最近、黒のロングスカートを買いました! それも2枚!「似ているけど違うもの」を、いくつも買ってしまうのは昔からのクセ(詳しくは過去記事を!)。私にとっては、どちらも代えのきかないものなのです。

「守りの黒」は、超シンプルなタイトスカート

一枚は、体にほどよくフィットするタイトシルエット。しっかりストレッチが効いているので足さばきもよく、ロング丈でも快適です。いちばんのお気に入りポイントは、装飾的なものがまったくないところ。ポケットどころかボタンもジップもない、ほんっとうにただの「筒」。ウエストはゴム仕様ですが、表からはわからないデザインになっていて、これだけ何もない「シンプルの極み」みたいなデザインって、探してもなかなか見つからないんです。

「攻めの黒」は、ロマンティックなフリルスカート

もう一枚は、すそにたっぷりフリル(正確にはラッフルです)があしらわれた、リネン素材のロングワンピースです。普段、あまりフリル付きのデザインを着ることってないのですが、女ですもの、憧れはあって。顔まわりのフリルは選びにくいけど、スカートのすそならひょっとして……と、試着してみたところ、大正解! ウエストから太ももにかけてのシルエットがタイトなので、思った以上に甘すぎず、抵抗なく着ることができました。

色が黒なのも、より辛口な雰囲気。そして偶然にも、こちらもゴムウエスト。もう私は、ボトムのボタンすら、留めるのが面倒になってしまったのでしょうか……。しかし、これから来るであろう猛暑は、洋服を着る行動そのものが、とてもおっくうになる季節。いかに簡単に着こなしを完成させるかが、大きなテーマとなってきます。だから、パッと着られるデザインって、すごく大事。

流行とは関係ないけど、なぜか惹かれるのです

シンプルなものとデザイン性の高いもの。この「守り」と「攻め」の、二極のロングスカートで、この夏は乗り切ろうかと思います。ちなみにこれ、世の中の流行とはまったく別の路線を走る、私が勝手に決めた自己流トレンド。色もどちらかというと、ベージュ系のほうが今っぽい気がしますが、なんだか久しぶりに黒に惹かれて、選んでしまいました。組み合わせでラクをしたい分、見た目はキリッと引き締めたかったのかしら……。

ただ私的には、こういう「個人の気分」を大事にしたくて。今っぽさや時代性に取り残されるのはもちろんイヤだけど、「トレンドだから」「誰々が着てるから」での服選びは、いいかげん恥ずかしい。この連載で何度も書いているとおり、大人は自分の価値観をもって、着たい服を着ることを優先したいよねって思います。だって好きな服を着るのが、その人にとっていちばんの幸せですから。

【今日のひと手間】
コラムに登場する、黒いロングスカートはこちらです! タイトスカートは“ルージュ ヴィフ ラクレ”、フリルスカートは“エディット&コー”のもの。最近は仕事で服を選ぶことが多く、完全にプライベートなお買い物は久しぶりだったのですが、どちらもとても満足。たくさん着るぞー!

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エディター

editor_kao

大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。

イラスト/柿崎こうこ

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