そもそも「月謝」とは?
「月謝」は習い事をしていれば必ずといっていいほど聞く言葉です。日常に溶け込んでいる「月謝」という言葉ですが、そもそも「月謝」とはどういうもので、なぜ毎月発生するものなのでしょうか?
「月謝」の意味
まず言葉の意味を見てみましょう。
【月謝(げっしゃ)】
指導を受ける謝礼として月ごとに支払う金。特に、授業料。
(<小学館 デジタル大辞泉>より)
ここで注目したいのは、辞書にある「謝礼」という言葉です。つまり専門知識のある先生に「指導をしてくれてありがとう」という感謝の気持ちとその対価が「月謝」といえそうです。専門知識を身につけたり、誰かに教えるということは簡単なことではありません。
特に教えるというのは、生徒以上の知識や経験がないとできないので、先生という役割を担ってからも陰ながら常に知識やスキルの向上に励んでいます。「どうしたらもっと個性を伸ばせるだろう」「どうしたらもっとわかりやすく伝えられるだろう」など、あげたらキリがありません。そして、その努力の成果を惜しみなく生徒に伝えます。
少し突飛な発想かもしれませんが、そういう意味では「月謝」は先生への感謝の気持ちと共に、「この月謝でもっと先生の知見を伸ばして、生徒に還元してください」という好循環をもたらすものかもしれません。
「月謝」の類語は?
「指導を受ける謝礼」という意味からすると、講演料や学費のような似た言葉が該当しますが、「月ごとに」となると、類義語としては授業料や謝礼金の方が近い印象です。
休んだ場合の「月謝」はどうなる?
重要なのは、入会前に必ず確認をすることです。「月謝」は習い事や先生によって金額も授業回数も異なります。習い事を選ぶときには金額や授業回数、内容などを吟味すると思いますが、その時「休んだらどうなるの?」ということも頭をよぎるでしょう。
例えば、月4回のピアノのレッスンで「月謝」が1万円の場合、1回あたり2,500円です。体調が悪くなってレッスンを受けられない、となると、1回2,500円が無駄になってしまう、なんてことも気になります。
休んだ分の授業料の取り扱いは、習い事によっても教室の規模によっても対応は様々ですが、大きくこの3つの方法が多いのではないでしょうか。
・ お休み分の返金対応をしてくれる
・ 返金はしないけど振替授業をしてくれる
・ 返金も振替授業もしない
大切なのは入会前や手続き時にお休み時の対応方法を必ず確認をすることです。特に個人でやっている習い事では、入会手続きの際に書面での取り交わしがないことも多いので、先生に欠席時の対応について確認しておくと安心です。
大手企業が運営している場合でも、振替授業に条件があったりします。 事前に確認をしっかりしておけば、のちのちトラブルや「こんなはずじゃなかった」ということを回避できます。 大事なお金に関することなので、必ず確認すべき項目です。