ベージュをさりげなく仕込めば赤が浮かず、カジュアル感もある今っぽ顔にアップデート!
BEFORE
Domanist 鈴木まきさん
アイシャドウはまぶた全体を明るくする白ベースにグレーで締めるのがここ数年の定番。アイラインやマスカラはほとんど使わず、チークやリップもそんなに色をつけないのでノーメイクっぽく見えることも。
AFTER
鈴木さんのような、もともと彫り深い顔立ちの人は「メイクが濃く見える」という悩みを抱えている人も多いですよね。 また「赤メイクって派手になりそう」という苦手意識が多い40代もいると思いますが、解決策としてヘア&メイク 佐伯エミーさんが提案したのがベージュを仕込むこと。「赤メイクにもいろいろありますが、ベージュカラーをベースにすること、ベージュ味のある赤シャドウをポイントで入れるとハードルがグッと下がります。さらに囲み目にして丸みをもたせたり、目の下にキラキララインを入れると柔らかな雰囲気になり、“赤=派手、キツイ”という印象を緩和できるんです。リップやチークもベージュかベージュ味のある色にすると、目元ともバランスがとれますし、デイリー向きメイクになるのでおすすめです」
秋コスメを使ったメイク方法を解説!
【EYE:上まぶた】
ベージュをアイホールに入れ、赤は伏し目でチラッと見える範囲にセーブ
使ったアイシャドウはこちら
▲ディオール サンク クルール クチュール 889(限定色) ¥8,690
くすまず透明感のある発色と、大人の目元をつややかに彩るパールの輝きが秀逸な秋新色。今回は左上の光沢のあるベージュ、右上のオレンジ味のあるブロンズ レッド、左下のローズウッドを使用。
HOW TO MAKE UP
上で紹介したアイシャドウパレット左上のベージュをブラシにとり、アイホール全体にふわっとのせて目元に明るさを出します(A)。次に、右上のブロンズ レッドを小さめのブラシかチップでとり、二重幅にいれます(B)。
【EYE:下まぶた】
赤みの強いローズウッドとキラキララインで目の下にアクセントをつける
使ったアイライナーはこちら
▲オペラ アイカラーペンシル 11 ¥1,650(8月24日数量限定発売)
ややくすみ感のあるゴールドパール。ほどよいつやめきで目元にイキイキとした輝きや抜け感をもたらす優秀カラー。ピタッとした密着感とウォータープルーフ処方で崩れにくいのも魅力。
HOW TO MAKE UP
上で紹介したゴールドのカラーアイライナーを下まぶたの目頭から目尻までキワにそって細く入れます。アイシャドウパレット左下のローズウッドをチップにとり、目頭5mm程度を空けて目尻まで細く入れます。目とのバランスを見て、目尻をやや太めにしてもOK。
「赤メイクに深みを出すと膨張して見える心配がないので、アイラインやマスカラも使って。アイシャドウの色とキレイに調和させたいのでボルドーがおすすめです」(佐伯さん)
使ったアイライナーとマスカラはこちら
▲RMK アイディファイニング ペンシル 04 ¥3,300
濃密かつマットな発色で肌なじみがいいのに、目の輪郭をナチュラルに際立たせてくれる絶妙なカラー。付属のチップでラインをぼかせば、アイシャドウの締め色のように見せることもできます。
▲ディオール マスカラ ディオールショウ アイコニック オーバーカール 664(限定色)¥4,950
上向きカールとボリューム感を長時間キープできるうえ、まつげケア成分が配合された人気マスカラの秋新色。ブラウン味を帯びたレッドカラーでしっとり女らしく目元を彩ります。
【CHEEK】
ヌーディピンクの練りタイプでやさしい血色感とツヤをひとさじ
▲MiMC ミネラルスティックチーク 04 ¥4,180
繊細なゴールドパールを含む透明感のあるヌードピンク。肌に溶け込むような自然さで赤メイクとケンカせず、やさしい血色感とツヤをプラスできます。アイシャドウやリップ、ハイライトにも使えるマルチ仕様タイプ。
HOW TO MAKE UP
赤メイクで目元に色を効かせているので、チークはコンパクトかつナチュラルなくらいがバランスよく仕上がります。笑ったときにふっくら高くなる部分にチークをクルクルしながら丸くつけます。頰につけたチークの縁を指でぼかすように伸ばし、上は目の下ギリギリまで、下は小鼻の高さまで広げます。
【LIP】
まろやかな血色ベージュの品格で赤メイクが大人ムードにシフト
▲シャネル ルージュ アリュール 206 ¥5,500
ミルキーなまろやかさを感じながらも血色感のあるベージュカラー。軽やかでありながら深みのある発色でナチュラルさときちんと感を両立できるリップは40代の頼もしい味方。
HOW TO MAKE UP
鈴木さんは唇の赤みがしっかりあるタイプなので、リップを塗る前にコンシーラーで唇の色味を軽く抑えてベージュリップの発色が引き立つようにします。リップは直塗りで、尖った部分を使って口角から山部分のラインを丸みをつけます。こうすると口元がふっくらし、赤メイクの強さをやわらげる効果が。下唇は唇の形に沿って塗布します。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー 構成/片山幸代