髪質改善を目指すために自宅で心がけたいヘアケアとは
今回お話を伺ったのは、大阪の心斎橋で髪質改善一筋の美容室「Ciseru」を営む日野順平さん。知人の紹介で通い始めました。
日野さんのモットーは「髪の毛をすっぴんにする」ということ。髪の表面に残留物が残っていると酸化状態になり髪が傷んでしまうので、すべて取り除き、傷みにくい髪にすることを第一に考えられたヘアケアだそう。私自身も「腸から身体を整える」という内側からのケアや本来あるべき姿を取り戻そうという理念でサロンを経営しているので、日野さんのモットーにとても共感しました。
シャンプーはしっかり泡立てて「置き洗い」
まずは髪に残った皮脂や汚れ、整髪剤などをしっかり落とすことが大切。スキンケアでいうと「メイク落とし」の工程です。美髪にはトリートメントで時間を置くのが常識だと思ってきましたが、実はすっぴん髪のためにはシャンプーのときに泡立てて帽子のようにして置いておくといいのだとか。この方法であれば、子どもの身体を洗う間に置き洗いがしっかりできそうです。
ちなみにトリートメントは毛先を中心につけたらすぐ流してもOK（時間を置くタイプのものもあるので、お使いのトリートメント使用方法を要チェック！）。すぐに流しても必要な成分は浸透しているので、流し残しのないようにしっかり流してくださいね。しっかり流さないと、必要な成分以上のものが髪の表面に残ってしまい、濡れているときの手触りがいいだけ。乾いたときにゴワついてしまうのは余分に溢れているトリートメント剤のせいだそう。
ドライヤーでしっかり乾かし切る
これまであまりできていなかったなと思ったのが「乾かし切る」という工程。暑い夏などは特に、中途半端に乾かしてしまうこともしばしば。濡れた髪の毛は、キューティクルが整っていなくて開いている状態。それを乾かすことで、完全にキューティクルを閉じている状態にします。「引っ張らずに乾かし、キューティクルを閉じることを意識するのが大切だそうです。ドライヤーの熱ダメージは少ないと言われているので、朝、ドライヤーやアイロンで整える人はすっぴん艶髪のために、寝る前はオイル系のものをつけるのは特に避けるのが◎。基本は何もつけなくても良いそうです。
ちなみに私は低温で乾かすプロ仕様のドライヤーとして人気の復元ドライヤー Proを使っています。
朝は熱を入れて、整髪剤はごく少量に
これも意外だったのですが、朝は乱れてしまったキューティクルのためにも髪に熱を入れる方が良いんですって！ てっきりコテやアイロンを使えば使うほど髪に負担をかけると思い込んでいたので目から鱗（※過度な熱入れには注意を）。ちなみにヘアアイロンはヘアビューロンのを愛用。滑りがよく気に入っています。
ヘアオイルやミルクなどの整髪剤は、ミディアムヘアでも米粒4粒分くらいの微量に。つけすぎはかえって逆効果。どんどんすっぴん髪から遠ざかってしまいます。
どんなに体に良いものでも食べ過ぎはNGですよね。髪質も体質も、結局は一緒のこと。諦めがちな部分ですが、きちんとケアしてあげたら、髪も体も応えてくれるということを知りました。簡単ケアを習慣にしてツヤっとしたすっぴん髪を取り戻したいです。
※記事中の内容は、個人の感想です。
Domanist
塔筋真弓
ハワイを愛する3児の母。腸トリートメント専門サロン「B.Q.Bくびれ研究所」経営、ヨガスタジオ「Lei Yoga」主宰、インスタマガジン「ALOHA JOURNAL」の編集長。アクセサリーのディレクションや漢方茶ブレンダー、ドリカムボードの講師も務めるマルチワーカー。
IG：https://www.instagram.com/mayumi_tosuji/
