Contents
【目次】
入浴が楽しくなる「お風呂クレヨン」の魅力
子どものバスタイムを楽しい時間にしてくれるアイテムには、さまざまな種類があります。その中でも、お風呂で使えるクレヨンにはどのような魅力があるのでしょうか。
壁や専用シートに大きな絵が描ける
お風呂で使えるクレヨンは、浴室の壁や付属のシートをキャンバスにして自由に絵が描けるのが魅力です。画用紙よりも広々としたスペースを使えるので、のびのびとダイナミックな絵を描くのを楽しめます。
専用のシートが付属しているタイプは、シートを浴室の壁に貼り付けて絵を描くのが特徴。入浴後はシートをはがすだけで片付けが完了するため、浴室に汚れが残るのを気にする必要がありません。
お風呂に入るのがあまり好きではない子どもでも、お風呂用クレヨンを使うことで、毎日の入浴が楽しみになるはずです。親子でゆっくり湯船につかりながら、チャレンジしてみましょう。
きれいに落とせるのが特徴
お風呂用クレヨンは、水に溶けやすい素材で作られているため、お風呂やシャワーの湯水をかけて落とせます。簡単に絵を消せるので、ママ・パパも掃除の手間を気にしなくてよいのが大きなメリットです。
簡単に絵を消せるということは、失敗しても、絵を消して描き直せるということでもあります。絵を描くだけでなく、字を書く練習をするのもおすすめです。
湯水で落としやすいとはいえ、時間が経過すると色が落ちにくくなる場合もあります。絵を描き終わったらそのまま放置せず、お風呂を上がる際に消しておくことが大切です。
お風呂クレヨンの選び方
子どもが使うものだからこそ、安全性の高さにもこだわりたいところ。お風呂用クレヨンを選ぶときに気を付けたいポイントを紹介します。
使い勝手のよさで選ぶ
お風呂用のクレヨンには、通常のクレヨンと同様にワックスやセテアリルアルコールなどの素材が使われています。せっけんのベースとなる石ケン素地で作られたものもあり、お風呂にも置きやすく、描いた絵を落としやすいのが特徴です。
ただし、クレヨンをお風呂に置いたままにしていると、シャワーの湯水がかかって溶けてしまうことも珍しくありません。長く利用したいなら、本体が水に溶け出しにくいものを選ぶのもおすすめです。
クレヨンにカバーが付いているものや、水に強い紙でカバーされているクレヨンも数多く展開されています。カバー付きのクレヨンは、長く持っていても手に色が移りにくいのがポイントです。
安全性に配慮した製品を選ぶ
小さな子どもが使う際に、クレヨンを口に入れたり、なめたりする可能性も考えられます。毎日の入浴時に安心して絵を描けるよう、安全面にこだわって選ぶのもよい方法です。
国内のおもちゃには、一般社団法人 日本玩具協会により「玩具安全基準（ST基準）」が設けられており、基準をクリアしたものには「Safety Toy」を意味するSTマークが付いています。事前にパッケージを見て、マークが記載されているかどうかを確認しましょう。
輸入品の場合、ヨーロッパの安全基準をクリアしたおもちゃにはCEマークが付いています。クレヨンの安全性が気になるなら、厳しい安全基準を満たしたものを選びましょう。
付属品があるかもチェック
クレヨン以外に、シートや収納ケースなどの付属品がセットになったアイテムも。シートが付いたものは、壁に直接絵を描かなくてよいため、浴室が汚れにくいのが特徴です。
クレヨンを入れる収納ケースが付属したものは、ケースごとお風呂に置けるので、クレヨンを紛失する心配が少ないといえるでしょう。フックや吸盤が付いたケースなら、浴室の壁や棚に固定できるので、水切りも容易です。
異なる色のクレヨンがセットになったアイテムなら、カラフルな色使いで絵を描くのを楽しめます。本数や色の組み合わせはさまざまですが、3～6色程度そろったセットを選ぶのがおすすめです。
描きやすさにこだわったお風呂クレヨン3選
お風呂用クレヨンで絵を描くときは、書き味のよさも大切です。しっかり描けて使いやすいお風呂用クレヨンを三つ紹介します。
日本理化学工業「キットパスフォーバス 10色」
さかな柄の耐水紙が巻かれた、見た目もかわいらしい10色セットのクレヨン。浴槽の中に入れるとクレヨンが浮かぶ仕様で、水に溶け出しにくいため長く利用できます。
手にフィットしやすい六角形のフォルムで、クレヨンを床に落としても転がりにくいのが特徴です。ぬれた壁にもなめらかに線を引けるほか、くっきりとした美しい発色が楽しめます。
ST基準第3部をクリアしているのも魅力。ウレタンフォーム製のスポンジが付属しているため、使い終わった後も手軽に手入れしやすいのもうれしいポイントです。
商品名：日本理化学工業「キットパスフォーバス 10色」
デビカ「バスタイムクレヨン」
天然ワックスや、ヒマシ油などの素材を使用し、安全性にもこだわったお風呂用クレヨンです。STマーク付きなので、小さな子ども用のおもちゃとしても利用できます。
赤・青・黄色・緑のカラーがそろった4色セットで、カラフルな絵を描きたいときにもぴったりです。絵を描いた後は、浴槽の湯やシャワーをかけるだけでさっと消せます。
収納用のトレーが付属しているため、クレヨンを固定してきれいに保管できるところも機能的で便利なポイント。安全性と使いやすさを兼ね備えたクレヨンがほしい人に適しています。
商品名：デビカ「バスタイムクレヨン」
バンダイ「サクラクレパスせっけん」
画材メーカーとして知られる、サクラクレパスのお風呂で使えるクレヨンです。本物のクレヨンを思わせるおなじみのパッケージや巻紙など、デザイン性にもこだわっています。
グリセリンせっけんで作られたクレヨンなので、泡立ちにくく、するすると絵が描けるのが魅力。浴室の壁に絵を描いた後は、一度泡立ててからシャワーで流せばきれいに落とせます。
せっけんならではの透明感のある見た目が美しい、青・赤・緑の3色セットです。パッケージを収納トレーとしても利用できるため、クレヨンをお風呂場に置いておいても衛生的に保管できます。
商品名：バンダイ「サクラクレパスせっけん」
見た目もかわいいお風呂クレヨン3選
お風呂用クレヨンには、子どもが喜ぶキュートなアイテムもたくさんあります。デザイン性を重視したお風呂用クレヨンを三つ紹介します。
バンダイ「おふろクレヨンソープ アンパンマン」
アンパンマンとばいきんまんの顔をかたどった、せっけん製のクレヨンです。泡立ちの少ないグリセリンせっけんを使用しているため、使っている最中も泡が出にくく、ストレスなく絵を描けます。
色の違いが分かりやすい赤と青の2色セットで、パッケージをトレーとしても使えるのが便利です。クレヨンにはキャラクターがプリントされたラベルが巻かれており、お風呂場に置いておいても水に溶けにくい仕様となっています。
対象年齢は3歳からで、絵を描くのが好きな子どもはもちろん、アンパンマンが好きな子どもにもおすすめです。
商品名：バンダイ「おふろクレヨンソープ アンパンマン」
パパジーノ「おふろでおえかき 4色フィンガージェル」
ころんとしたしずく形のフォルムが目を引く、キュートな4色セットのクレヨンです。ボトルの中に色付きのジェルが入っており、ジェル状のクレヨンを手に取って、指でのお絵かきを楽しめます。
指を使って浴室の壁に色が塗れるため、感覚的に絵が描ける点も小さな子どもにぴったり。ジェルは水で落とせるので、シャワーをかけるだけで掃除が済みます。
クレヨンがフタ付きのボトルに入っているため、水にぬれても中のジェルが薄まらないのが特徴です。浴室ならではの特別感のあるお絵かきを楽しめるので、お風呂が嫌いな子どもにもぴったりです。
商品名：パパジーノ「おふろでおえかき 4色フィンガージェル」
クレヨラ「お風呂のクレヨン 12色入り」
全12色と豊富なカラー展開で、柔らかい描き心地が楽しめるクレヨンです。クレヨンにカバーが付いているため、手が汚れにくく、短くなったら繰り出して使える仕様になっています。
さまざまな色で絵を描けるのはもちろん、発色が鮮やかなので子どもの色彩感覚が養えるのもポイント。湯水をかけてこすっても落ちにくい場合は、洗剤を付けたスポンジでこするときれいに落とせます。
12本のクレヨンをすっきり収納できるトレーが付いており、片付けにも便利です。トレーは吸盤付きなので、浴室の壁などに取り付ければ、水切りしやすく衛生的に使用できます。
商品名：クレヨラ「お風呂のクレヨン 12色入り」
シート付属のお風呂クレヨン3選
シートが付属したお風呂クレヨンは、浴室の壁を直接汚さず、掃除の負担が少ないのが魅力です。絵を描くのはもちろん、ぬりえとしても遊べるシート付きお風呂クレヨンを三つ紹介します。
「おふろクレヨン付 えがじょうずになる おふろでおえかき」あきやま かぜさぶろう
子どもの絵画教育で知られる、あきやま かぜさぶろう氏が監修したお絵かき練習ポスター。シートの周りにぐるりと絵の見本がプリントされており、カブトムシやクジラなどのイラストを練習できます。
それぞれの見本に線を引く順番や、絵を描くコツも付いているため、まねしているうちに自然と絵が上達していくでしょう。動物の名前と、その英単語を覚えられる知育玩具としても活躍します。
水に強く、防水加工を施した合成紙を使用しているため、シートを何度ぬらしても長く使えるのがメリットです。
商品名：「おふろクレヨン付 えがじょうずになる おふろでおえかき」
監修・絵・画：あきやま かぜさぶろう 出版社： JTBパブリッシング
日本理化学工業「キットパスフォーバスシート」
黒板風シートや、国旗で囲んだシートが付属したアイテムです。シートを水にぬらしてから空気を抜くようにして壁に貼り付け、付属のキットパスで文字や絵を描いて遊べます。
コンパクトな吸盤付きのケースが付いており、3本のキットパスとスポンジをまとめて収納できるのも実用的。スポンジや指でこすれば、すぐに線が消えるため、間違えても何度でも描き直して遊べます。
浴室の壁はもちろん、テープなどを使えば部屋の壁にも固定できるので、遊び場所が限定されません。黒板風シートの周りにはアルファベットがプリントされており、初めて文字を覚えるときにも役立ちます。
商品名：日本理化学工業「キットパスフォーバスシート」
ポケモンセンター「じゃぶじゃぶおえかき2」
子どもに人気の「ポケットモンスター」のキャラクターたちが描かれた、4枚のぬりえシートがセットになっています。ピカチュウやイーブイなどのポケモンに色をぬり、水で色を落として繰り返し遊べるのが特徴です。
黄色や茶色など4色のクレヨンに加えて、こすって消せるスポンジが付属しています。4種類のかわいいイラストがそろっているので、飽きずにぬりえを楽しめるでしょう。
片付け用のネットが付属しており、ぬりえシート・クレヨン・スポンジをまとめて収納できます。ネットをフックに掛けて、つり下げておけば、水を切って衛生的に保管できるのも便利なポイントです。
商品名：ポケモンセンター「じゃぶじゃぶおえかき2」
お風呂クレヨンで遊ぶときの注意点
お風呂用クレヨンは簡単に消せるのが特徴ですが、何度も使うと跡が残ってしまう恐れがあります。お風呂用クレヨンをきれいに落とす方法をチェックしましょう。
遊んだ後は素早く落とす
お風呂用クレヨンで絵を描いた後は、お風呂の壁が温まった状態であれば、スムーズに落とせます。放っておくと色が落ちにくくなってしまうため、風呂上がりに落とすのが基本です。
時間が経過し、クレヨンが落ちにくいときは、再び浴室を温かくする方法も効果的です。湯船に湯をためたり、シャワーの湯を出したりして、浴室全体の空気を温めてみましょう。
シートタイプの場合も同様に、風呂から上がったら早めに絵を消すことを心がけます。また、浴室の壁に直接絵を描くときは、タイルの目地など、手入れしにくい部分を避けて描くことも大切です。使用前に、壁に試し書きをしてみるのもおすすめです。
跡が残っていたらスポンジでこする
お風呂クレヨンを長く利用していると、壁に色が移ったり、うっすらと跡が残ったりしてしまう可能性も。描いては消してを何度も繰り返すことで、次第に色が落ちにくくなってくることも考えられるのです。
なかなかクレヨンが落ちないと感じたら、洗剤を使って手入れする方法もあります。柔らかいスポンジに洗剤を含ませ、跡が残った部分を軽くこすります。
メラミンスポンジで壁をこする方法もありますが、壁の素材によってはダメージを与える危険性があるため、注意が必要です。メーカーが推奨するクレヨンの落とし方が記載されていることも多いため、掃除をする前に説明書やパッケージを確認しておきましょう。
▼あわせて読みたい
