子連れ旅にベストな国といえば、オーストラリア!
春休みに海外へ行ってきました。
パリにハワイ、プーケット、ドバイとどこの国も好きですが、子連れ旅に最適だなと改めて思ったのは、今回訪れたオーストラリア。なかでも、大自然を感じることができる西オーストラリア州、パースです。
Perth(パース)とは?
“世界でもっとも美しい街”と称され、世界でもっとも住みやすいランキングで常に上位にランクインする「パース」。治安が良く、都市としてしっかりと発展していながら、自然豊かでのんびりとした雰囲気を兼ね備えているのも大きな魅力。
西オーストラリアの “5つのおすすめポイント”
今回は、そんな西オーストラリアがなぜ子連れにおすすめなのか。5つのポイントにまとめてみました。
おすすめポイント1:時差がほとんどなく、体の負担が少ない
海外旅行でもっとも気になるのが時差。
というのも、子どもたちが0歳~2歳の時、ハワイを訪れたことがあるんですが、帰国してもなかなか時差ボケが戻らず、疲れきってしまった経験が。その点、日本と西オーストラリアの時差はわずか1時間。
小さなお子さん連れでもママの気疲れが少なく、体がとにかくラクなんです。旅行前後も快適に過ごせるというだけでも、心配事がひとつ減りますよね。
おすすめポイント2:自然豊かな公園がたくさんある
市内には広大な公園(Hyde ParkやBotanic Garden)がたくさんあって、1日いても飽きないほど。四方八方に広がる雄大な景色は何とも言えない素晴らしさです。日陰もちゃんとあって、見守る母さんたちにも嬉しい限り(笑)。
世界最大の都市部の公園「KINGS PARK」
なかでも、『KINGS PARK』はパースの町並みを見渡すことができる高台の公園。広さは東京ドーム約80個分!!(凄すぎて、もはやイメージ湧きませんが)、市内からは無料バスで訪れることができます。
ランニングをしたり、寝そべって本を読んだり、ランチを食べたり。いろんなところから笑い声が聞こえてきて、本当に平和。特に何かをするわけではなく、落ち葉を拾ったり、芝生に寝転がってまわりを見渡しているだけでも幸せでした。
9~10月はワイルドフラワー(自生する野生の花)が見頃になるらしいので、花好きな方はこの時期に合わせて訪れるのもいいかもしれませんね!
昼だけでなく、夜も遊べる!
こちらは、パース駅から徒歩10分ほどの場所にオープンした「エリザベスキー」。日中はもちろんですが、ライトアップされた夜のメリーゴーランドも幻想的。子連れファミリーにもぴったりの観光スポットです。
おすすめポイント3:コアラやカンガルーなど、珍しい動物と出会える
多種多様な動物が生息しているオーストラリア。コアラやカンガルーをはじめ、ウォンバットやエミューなど、国内に住む動物の約80%がここにしか生息しない固有種なんだとか。
動物園でもカンガルーにいたっては檻で囲わず、自然に近い環境でのびのびと飼育されているので、近い距離で触れ合えるのも、うれしいポイント。まるで森の中を冒険しているかのようなワクワク感が得られるはずですよ。
おすすめポイント4:インド洋を眺めながらのサンセット
大陸の西側なので、夕日がとにかく美しいんです!
西オーストラリア州では、どこのビーチで見てもきれいだよ、とは聞いていたのですが……本当にその通りでした。夕日に沈んでいく瞬間の空の色、染まっていく海、空のグラデーション。好きだなぁ。ビーチから見るインド洋に沈む夕日は、東海岸とまた違う魅力を持っています。カップルがたくさんいたけれど、そんなことは気にしない、気にしない(笑)。
太陽が沈んだ後のマジックアワーも日によって変化を見せるので、滞在中は毎日食事の前にサンセットを眺めるのがルーティーンになっていました。とにかく、西オーストラリアを訪れたら一日の締めくくりに夕日を眺めて欲しいです!
おすすめポイント5:食事が美味しい
旅において重要なポイントのひとつが「食」ですよね。
オーストラリアの食料自給率はカロリーベースで230%超。国内で流通している野菜、果物、乳製品、肉などのほとんどは、国内の農家で生産されたもの。地産地消、だからこそ、新鮮で美味しい!
日本食に中華、中東にイタリアンと多様なレストランが集まっており、食事に困ることはほとんどありませんでした。しかも、レストランでチップは不要。これってありがたいですよね。
子連れで楽しめるおすすめカフェ・レストラン 3選
なかでも、子連れにおすすめの3軒をピックアップしてご紹介します。
1:「KINGS PARK」に隣接しているカフェ『KOORAK』
オープンテラスの席で、公園を眺めながら食事。しかも、それがおしゃれで美味しいんだから、子どもだけでなく大人も大満足。至福としかいいようがありません。キッズメニューも充実しており、子連れには天国でした。
なかでも、名物の「フィッシュ&チップス」は1皿でこのボリューム。家族でシェアするのがベストかと。玄米入りのポケ丼も美味しくって、次回も必ず訪れたいと強く誓ったほど。
2:ビール好きなママも大満足!『Shelter Brewing Co.』
続いてご紹介するのは、パースから南に235キロ、足をのばして行ける港町、バッセルトンにあるビール醸造所『Shelter Brewing Co.』。バーとレストランが併設されており、できたての新鮮なビールが堪能できる! まさにビール好き必見ポイントです。
吹き抜けになった開放感たっぷりの店内は、カップルやローカルファミリーで大盛況! スタッフもとってもフレンドリーで雰囲気よし。人気店なので事前予約することを強くおすすめします。
ここのおすすめは、パースの郷土料理「チリマッスル」。ムール貝のピリ辛トマト煮です。
どのテーブルの人たちも山盛りのチリマッスルを頼んでいて、内心「あんなに食べれないでしょうよ」と思っていましたが、1つ食べて納得。こりゃ、バケツいっぱいイケる! 余ったソースはフランスパンにつけて食べると美味。これまたビールや白ワインがすすむのなんのって。こちらで地元のクラフトビールを飲み比べするのも良し。ぜひ、バッセルトンを訪れたらお試しを♡
3:子どもを遊ばせながら休憩できる!『THE Crooked Carrot CAFE』
最後にご紹介するのは、オーストラリアの国民食「ミートパイ」が食べれる『THE Crooked Carrot CAFE』。
日本ではパイといえば、アップルパイのような甘いものを想像しますが、オーストラリアの「ミートパイ」は、パイ生地の中にいろいろなお肉や野菜をソースで煮込んだ具が入ったものが一般的なんだそう。
ランチやおやつとして、手軽に買って食べられるソウルフード。日本人にとっての「コンビニのおにぎり」みたいな存在なのかも。
この日はカンガルーのミートパイをいただきました。最初は少し躊躇しましたが、オーストラリアで食べられているカンガルーミートは高タンパクで臭みが一切なく、食べやすい!
大人が休憩している間に子どもたちは『THE Crooked Carrot CAFE』に併設されている公園へ。なんとも微笑ましい光景が広がっていました。サクッと軽食が食べれて、子どももストレスフリーなおすすめスポットです。
この他にも、西オーストラリアには訪れてみたいレストランがたくさん~。でも、この3軒は子連れ旅にマストで!
子どもたちが多感な時期にたくさんの経験をさせたい!
西オーストラリア州の州都だけど、都会すぎない。少し離れたら自然とも触れ合えて都市と自然が共存している街「パース」。訪れて感じたことは、そこにいる人たちにも気持ちに余裕があるように見えて、肩の力をふっと抜くことができるとてもリラックスできる街だなぁということ。
時差も少なく、自然も食も楽しめるので、のんびり過ごしたい赤ちゃん連れファミリーも、アクティブに過ごしたいファミリーもきっと楽しめるはずですよ。今年の夏休みはどこに行こうかなんて悩んでいるなら、候補のひとつにぜひ♡
*掲載情報は渡航時(2023年3月)の情報です。最新の渡航情報は、「オーストラリア政府観光局」「西オーストラリア州政府観光局」をご確認下さい。日本語閲覧出来るのでおすすめですよ!
エディター
川口ゆかり
女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。2016年夏より、東京・青山で料理教室『おもてなしごはん東京』をスタート。不定期に飾り巻き寿司レッスンを開催しながら、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行う。プライベートでは2児の母。おしゃれ業界人がたびたび登場する本人のインスタグラム(yucarikawaguchi)も話題♡
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