ファンサとは?
好きなアイドルや俳優、いわゆる「推し」がいる人ならば、ファンサという言葉を聞いたことがあるかもしれません。ファンサービスの略であるファンサとは、具体的にどのような行為を表す言葉なのでしょうか。
本章では「ファンサとは」をテーマに、言葉の意味や使用シーンなどを解説します。あまり聞いたことがないという人は、本章を参考にしてください。
ファンサの意味とは?
ファンサとは、「ファンサービス」の略です。和製英語であり、主に若者の間で用いられている言葉です。舞台やライブ会場のステージ上から、ファンへサービスする行為を指します。
ファンサの行為には、明確な決まりはありません。例としては、うちわに書かれたアクションをしてくれる、手を振ってくれるなどがファンサです。ほかにも、推しがファンに向けて起こすアクションのすべてがファンサと考えられます。
ファンサを使うシーン
ファンサという言葉を使うシーンとしては、以下の4つが考えられます。
・今日のライブでは、〇〇がファンサしてくれなかった
・「ピースして」って書いたうちわを持参したら、推しがファンサしてくれた
・次の全国ツアーは、ファンサリクエストのうちわを持って行こう
・推しからファンサをもらえた
基本的にファンサは若者言葉にあたるため、カジュアルな会話の中で用いられます。
マナー違反はNG
ファンサしてもらう際は「ファンサリクエスト」を書いたうちわを掲げ、推しに気づいてもらうというのが一般的です。ほかの方法であっても、まずは推しに気づいてもらわなくては、リクエストに応えてもらえません。
しかし、いくら推しから発見されやすくするためであっても、マナー違反はやめましょう。たとえば、派手すぎる帽子をかぶる、大きすぎるうちわを振る、後ろの人の視界を遮るほど高くうちわなどを上げるなどの行為は、周囲の人に迷惑がかかります。また、アイドルやアーティストによっては公式グッズ以外の自作のうちわやボードなどの持ち込みを禁止している場合があるので、事前に公式の案内をチェックすることが大切です。
ファンサからの派生語5つ
「ファンサ」から派生してできた言葉は、いくつかの種類があります。たとえば、「神ファンサ」「確定ファンサ」「固定ファンサ」「ファンサうちわ」「ファンサ基準」などです。
本章では、5つそれぞれの意味を解説します。いずれも推し活をするならば、ぜひとも知っておきたいワードであるため、この機会に覚えておきましょう。
神ファンサ
「神ファンサ」とは、アイドルや俳優などの「推し」から送られるファンサが、非常によかった場合に用いられる言葉です。神ファンサ以外でも「神対応」や「神アニメ」など、“神”がつく言葉は複数あります。
いずれも、「これ以上ない」「最高に」といった意味で“神”が使われています。つまり神ファンサとは、これまでで一番よかったファンサという意味です。
確定ファンサ
「確定ファンサ」とは、特定の人物へ向けて送られるファンサのことです。自分のリクエストに応えてくれたことに、「確定」した「ファンサ」という意味で使われます。たとえば、ただ手を振るだけでは、誰に向けて振っているのかわかりません。しかし、「ピースして」「指差して」などと書かれたうちわを持っている人へ、そのリクエストに応えたアクションをすることで、その人へ向けた「確定ファンサ」とわかります。
固定ファンサ
「固定ファンサ」とは、特定のファンにのみ行うファンサのことです。多くの場合「手を振る」「ピースをする」といったありがちなファンサではなく、犬のポーズやお花のポーズなど、通常ではあまり行わないポーズが「固定ファンサ」となります。ただし1人のファンだけを特別に扱う行為でもあるため、固定ファンサはファンの間でトラブルの原因になっていることも。
ファンサうちわ
ファンサうちわとは、なんらかのアクションをリクエストするために用いるうちわのことです。ファンサうちわに書かれるリクエスト内容はさまざまあり、「こっち向いて」「ハート作って」「バーンして」などがあります。
ファンサ基準
ファンサ基準とは、アイドルや俳優(推し)がファンサを行う基準のことです。どうファンサをするのかは、推しの判断に委ねられるので明確な基準を定義するのは難しいところです。
推し本人が意識していなくとも、なんとなく「基準」が設けられている場合もあります。具体的には、「うちわの内容がシンプル」や「メンバーカラーの服を着ている」などです。
ファンサをもらうためのコツって?
ファンサをもらいやすくするためには、いくつかのコツがあります。より高確率でファンサをもらうためには、推しの傾向やうちわのデザインなどを工夫するとよいでしょう。それぞれの方法について、本章で解説します。