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甜麺醤とは?

甜麺醤(テンメンジャン)は「中華甘みそ」とも呼ばれる調味料です。小麦粉に塩とこうじを加えて発酵させてから、砂糖や香辛料を加えて作ります。色は濃い茶色で、濃厚かつ粘り気があり、コクと甘みのある味わいが特徴です。
麻婆豆腐・回鍋肉・ジャージャー麺などの味付けに用いられるほか、北京ダックの付けダレや、棒棒鶏のタレなどにも使われることがあります。
甜麺醤の代用に使える調味料

家に甜麺醤がないときには、みそ・オイスターソース・豆板醤・コチュジャン・焼肉のタレで代用できます。ただしそのままでは味わいが異なるため、ほかの調味料と混ぜて近づけましょう。
ここでは、調味料の特徴と甜麺醤を再現するための代用レシピを紹介します。
みそ
みそは大豆を発酵・熟成させて作る調味料です。甜麺醤と比べると塩味が強く甘みが弱いため、砂糖を加えて調整すると味が近づきます。みその種類ごとに代用レシピが異なりますので、それぞれチェックしましょう。
赤みそ+砂糖+しょうゆ+ごま油
日本で販売されている甜麺醤の中には、赤みそをベースに作られているものもあります。そのため、赤みそを使った代用レシピなら味を再現しやすいでしょう。以下の材料をすべて混ぜ合わせれば完成です。
・赤みそ:大さじ1
・砂糖:大さじ1/2
・しょうゆ:小さじ1/2
・ごま油:小さじ1/2
八丁みそ+砂糖+しょうゆ+ごま油
赤みその一種である八丁みそも、甜麺醬の代用に向いています。以下の分量通りに混ぜ合わせてみてください。
・八丁みそ:大さじ1
・砂糖:小さじ1/4
・しょうゆ:小さじ1/4
・ごま油:小さじ1/2
白みそ+砂糖+しょうゆ+ごま油
白みそは赤みそよりも甘みがあるのが特徴です。甜麺醤の代用レシピに用いる場合は、赤みそを使うときよりも砂糖を控えめにすると再現性が高まります。なお、すべての調味料を混ぜ合わせたときの味わいは、ほかのみそを使ったときよりもまろやかな印象です。
・白みそ:大さじ1
・砂糖:小さじ1/4
・しょうゆ:小さじ1/2
・ごま油:小さじ1/2
オイスターソース
牡蠣(かき)を使って作るオイスターソースは、濃厚なコクや甘みに加えて、磯の香りがあるのが特徴です。甜麺醤と比べると塩味が強く感じられますので、味を近づけるには甘みをプラスするとよいでしょう。
ここでは、オイスターソースにみそやしょうゆなどを加えて混ぜ合わせる、甜麺醬の代用レシピを紹介します。
オイスターソース+みそ+砂糖
オイスターソースとみそを混ぜて作る代用レシピでは、以下の材料を同量ずつ混ぜ合わせましょう。砂糖を加えることで甘みがプラスされ、甜麺醤に似た味わいになります。
・オイスターソース:大さじ1
・みそ:大さじ1
・砂糖:大さじ1
オイスターソース+しょうゆ+砂糖
オイスターソースとしょうゆを混ぜる代用レシピの場合、みそを使うときよりも砂糖の分量を少なめにします。
・オイスターソース:大さじ1
・しょうゆ:大さじ1
・砂糖:小さじ1/2
豆板醤
ソラマメに唐辛子などを加えて作る豆板醤(トウバンジャン)は、辛みを付ける目的で使われることの多い調味料です。料理に入れると、中華風でピリ辛の味付けになります。甜麺醤の代用品として使えますが、辛くなりやすい点には注意が必要です。
以下の調味料を加えると、甜麺醤の味わいに近づけられます。
・豆板醤:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
・砂糖:小さじ1/2
・ごま油:小さじ1/4
コチュジャン
コチュジャンは米こうじや唐辛子などを混ぜ合わせて作る、韓国の調味料です。ビビンバやナムルのほか、ソースやドレッシング作りにも使われています。
甜麺醤よりも辛みが強いため、味わいを再現するときには以下のように甘みを加えるとよいでしょう。
・コチュジャン:大さじ1
・砂糖:小さじ1
焼肉のタレ
焼肉のタレも甜麺醤の代用に使えます。商品によって異なりますが、焼肉のタレは主に砂糖・しょうゆ・みりん・酒などをベースに、ニンニクやショウガなどを加えて作られています。甜麺醤を再現するには、以下の分量で調味料を混ぜ合わせてください。
・焼肉のタレ:大さじ1
・豆板醤:小さじ1/2
・ニンニク:すりおろし小さじ1/2
・ショウガ:すりおろし小さじ1/2
・ごま油:小さじ1/2
まとめ
甜麺醤が家にないときには、みそ・オイスターソース・豆板醤・コチュジャン・焼肉のタレで代用できます。ただしそのまま使うと、甘みとコクが特徴の甜麺醤とは異なる味わいです。砂糖やごま油などを加えて甜麺醤の味を再現しましょう。
紹介した代用レシピを参考にすれば、甜麺醤がなくても本格的な味付けが可能です。
メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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